「うぐいす鳴く」 ケキョケキョ、、
まだ覚めやらぬ寝床の中で、覚束ない鳥の声、、
えっと何だっけ、この声は、、
寝ぼけた頭で夢見心地に自問
と、ウグイスだったことに気づき、いきなり目が覚めました。
今年初、ウグイスの初鳴き。
いつもの年は、ホーー、、という小さな囀りからの練習が始まるのに
今年はいきなり「鶯の谷渡り」と謂われる少しけたたましい声の幕開け。
それにしても春まだ浅き日のウグイスの透明な鳴き声は、なんというしあわせな音源でしょうか。
うっとりします。
朝、ウグイスの声で目が覚めるこれからの季節、至福のシーズンです。
そして今日、七十二候では
「うぐいす鳴く」
神奈川の海辺ではどんぴしゃでした。
xusa
矢谷左知子

- 2021/02/08(月) 22:31:31|
- 草暦
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2021年1月23日土曜日 11:00〜、葉の園さんにて講座、4回目のオンライン講座をいたします。
録画送付もしていただけます。

2月3日は立春。旧暦では一年のはじまりです。
その立春にむかう今回は、「そもそも旧暦、二十四節気七十二候って何? 今の暮らしにどう関わってくるの?」 ということからやさしくお話いたします。
そして、冬のあいだにためこんだあれこれを、すっきりと出していくための智慧を、この旧暦の年末に用意しましょう。
新春の心身にリセットするために!
ヨモギとビワは、自然療法の基本の基本。
どこにでもある植物だからこそ、奥の深い、ずっとつきあっていく賢者の植物。
ヨモギは夏至に摘んだもの、ビワ葉はとりたてをお送りいたします。
詳細はこちらをご覧下さい→佳いお年をお迎えくださいませ。
石田紀佳
- 2020/12/30(水) 17:55:22|
- musiの仕事
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冬至まえ
最後の世界の陽を受けて
庭で火を焚いている
あしたからは新しい世界
xusa
矢谷左知子
- 2020/12/20(日) 17:02:56|
- xusa草暮らし
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【草暦 エピソード 1】草の紐草暦は最後に’草の紐’で束ねてようやく息が吹き込まれます。
草の紐は、夏の間に採取して繊維としておいた、すぐそばに生えていてくれる野生の草たちからつくります。
糸としてはまるで不ぞろいな草の繊維を裂いて、2.3本撚り合わせて紐をつくり、それで綴じる、なんとまあ、効率の悪いこと。。
暦、というお届けに期限がありすぎな商品なのに、紐つけにたくさんの時間がかかってしまい、お待たせをしてしまいます。
でも既製の買ってきた紐ではどうしてもだめなのです。
自らの手で採取し、繊維にした野生の草、
私の長年の大事な同志たちが最後の仕上げをしてくれて、ようやく草暦に命が宿るような気がします。
xusa、musiともに、それぞれがこの夏に採取した草の紐たちが、今せっせとそれぞれの家で結ばれて旅立ちます。
xusa

- 2020/11/23(月) 16:27:28|
- 草暦
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草暦2021によせて xusa(
矢谷左知子)
草暦2021は狼が静かに降りてきました。
進む行き先はますます、生命潮流の源流に向かっていくようです。
この数年は馬が降りてきて、大きな道標として行き先を照してくれています。
その道標をたがわないように、歩みを進めてきました。
そして、2020年、そこに狼が加わりました。
気がついたら横に控えて居てくれた、という感じです。
やっと気がついた?ずっといたんだけどね、と。
今回の草暦の制作期間、ずっと横に着いて守護してくれていたような心地でした。
この数年、宮古島の在来馬、宮古馬の保護育成のサポートの動き
をなぜか先頭に立ってつくっていく流れの中にいます。
未だ模索ばかりですが。
人の営みにより、絶滅を危惧されるまでに至った「宮古馬」と、
同じく人の思惑によって殲滅させられた「狼」。
捕食するものとされるもの、ではありますが、対、人、で同じ運命をたどっています。
そうした彼らからの、それでも人に対しての力強いサポートを、
目には見えずとも、どこかで感じながら、人とそれ以外の命たち
のほんとうの共生とは、ではどういうことなのか、
想いを深めながらの月日を過ごしつつ
彼らに向けて年に一度、この暦のなかで、訊 (たず)ね、訊(き)く。
一年を生きものたちとの呼応のなかで過ごしていきながら、
馬や狼、山のもの、海のものたちが伝えてくれてるものを、ひとつひとつ受け取り、
暦のなかに落としていく、草暦はいつのまにか、そのようなものとなりました。
使ってくださる人も、そこにまた書き込み、おひとりおひとりが、
その先を進めていってくださるといいなあと、
こころより想います。

- 2020/11/11(水) 11:17:48|
- 草暦
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印刷、断裁ができてきました。
これから紐付けや折りなどをして、
11月中旬から、ご注文順にお送りできます。
狼の銀色、薄墨色です。
2021年1月〜2022年の2月(いわゆる旧暦元旦)までのカレンダーサイズ 96mm X 210mm
色 水色
紙質 マニラ麻とパルプと楮様繊維(比率は企業秘密とのこと)
吊り下げ仕様 定価1500円
まとめ割引
5部以上 1300円
10部以上 8掛け 1200円
30部以上 7掛け 1000円
折り本仕様 定価 1700円
まとめ割引
5部以上 9掛け 1500円
※折りについては10部以上割り引きはありません。
ご注文承ります。
矢谷左知子 xusa93hinaアット驚くgmail.com
石田紀佳 lamudaアット驚くya2.so-net.ne.jp 電話03-3485-2464 ファックス03-3468-4014
いずれも、アット驚く、を@に変えてくださいね。
◉メールのタイトルに「2021草暦注文」としてください。
◉「草木と手仕事」「魔女入門 暮らしを楽しくする七十二候の手仕事」「藍から青へ 自然の産物と手工芸」は、暦といっしょにお送りすることができます。(石田からのご送付となります)
◉矢谷や石田の出るイベントなどにも持っていきますね〜
- 2020/11/06(金) 14:35:30|
- 草暦
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お待たせしております。11月初旬にはできあがる予定です。
私たちの手元に届いてから、カラムシのひもつけをするので、お送りできるのは、そのあと少しずつになります。
前の紙が廃盤になり、紙がかわり、製本屋さんの機械が壊れたりして、いろいろありますが、
なんとかできそうです。わがみ堂さんが、奔走してくださって、草暦にふさわしい風合いの紙をみつけてくださいました。はじめての印刷です!
2021年1月〜2022年の2月(いわゆる旧暦元旦)までのカレンダー
サイズ 96mm X 210mm
色 水色
紙質 マニラ麻とパルプと楮様繊維(比率は企業秘密とのこと)
吊り下げ仕様 定価1500円
まとめ割引
5部以上 1300円
10部以上 8掛け 1200円
30部以上 7掛け 1000円
折り本仕様 定価 1700円
まとめ割引
5部以上 9掛け 1500円
※折りについては10部以上割り引きはありません。
ご注文承ります。
矢谷左知子 xusa93hinaアット驚くgmail.com
石田紀佳 lamudaアット驚くya2.so-net.ne.jp 電話03-3485-2464 ファックス03-3468-4014
いずれも、アット驚く、を@に変えてくださいね。
◉メールのタイトルに「2021草暦注文」としていただけると助かります。
◉「草木と手仕事」「魔女入門 暮らしを楽しくする七十二候の手仕事」「藍から青へ 自然の産物と手工芸」は、暦といっしょにお送りすることができます。(石田からのご送付となります)
- 2020/10/15(木) 18:49:13|
- 草暦
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お久しぶりです。xusaです。
musiも訂正記事を記載させていただきましたが、9月の暦が一日多くなっています。
お、一日もうかった、と思った皆さま、ご迷惑をおかけし、本当に申し訳ございません。
どうしたわけか、校正をすり抜けてこんなことになってしまいました。
暦に間違いなどあるはずがない、という、そもそもの概念を覆してしまいました。驚かれたと思います。
枠の線も手描きで全て描いていますので、手が滑ったとしか、、
重ねて重ねてお詫び申し上げます。
今、まさに2021の草暦の原稿の締め切り前、日夜奮闘中です。
来年こそ間違いのないよう、気をつけさせていただきます。
みなさまが草暦を信用して、9/31にご予定をされていませんよう、祈るばかりです。
作者として、お詫びと訂正をさせていただきます。
矢谷左知子
- 2020/09/28(月) 12:47:22|
- 草暦
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草暦の下書きを今年こそは誤りがないように、校正もしていただいて、
ただいま、矢谷左知子が「狼色」で絵を描いているところです。
その表紙を少しご紹介。

わたくしmusiはものすごくしびれているというか、涙がでそうな風景ですが、どうですか。
他の絵も、どきどきして、待っております。
○
今年はこれまでの紙がまたもや廃盤で、
紙の値段が上がるかもしれないので、なんといえないのですが、
去年と同じ価格で販売する予定です。
いましばらくお待ちください。
- 2020/09/26(土) 17:47:49|
- 草暦
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草暦をお使いいただいているみなさま
誤記のお知らせとお詫びです。
毎度間違いがあるのですが、今年はいつにまして大きな間違いがありました。
9月は31日を書いていますが、ありません。
そして来年のおまけのページの日名に誤りがあります。近くなったら、訂正を載せます。
ご迷惑をおかけして、たいへん申しわけありません。
2021年は校正の方も、わたしたちも、いっそう気を配ります。
- 2020/09/23(水) 20:48:57|
- 草暦
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世田谷ものづくり学校巡る庭では、
10月から
アロマ&ハーバルセラピストの鷺島広子さん→をお迎えして、植物療法の講座をいたします。
広子さんは代替療法に長く携わる、明るくて聡明な方。世田谷区の二子多摩川でサロンをお持ちです。
いっしょに学んでいくのがとっても楽しみです。5回出会ったに広がる世界はどんなでしょう?
以下ご案内です。
◎
詳細はこちら
ボタニカルヒーリング Botanical Healing →「植物からの癒しを毎日の暮らしに」 5回連続講座
一輪の花、一枚の葉、一本の樹に、身も心も助けられるときがあります。
この足元に育つ草木を、そのままに感じることが、
自分や大切な人を守ってくれる‥…
でも都市部に住んでいると難しい?
いいえ、大丈夫です。
「巡る庭」で育つ、ハーブをはじめとする植物たちに生で触れることができます。
西洋のハーブから伝統的な日本の薬草、道端の草木と出会い、
五感を開き、感じながら自分自身を満たしていく方法、
季節毎の心身のケアについて、学んでいきましょう。
科学・歴史的な背景もふまえて、植物との時間を深く共有して、
この地球の上、街でも田舎でも!
たくましくしなやかに生きていける智慧を身につける講座です。
※植物療法の知識と技術を一通りを見渡せるよる構成としています。ご参加のみなさまのご要望やキャリア、植物の生育状況に応じて講座詳細の変更をいたします。
◎講座予定
10月 ヤロウやヨモギなどキク科植物
実技 目の疲れケア:アイジェルづくり マッサージ モグサ灸
座学 ヤロウの薬効 菊にまつわる伝承と易経
11月 油脂の恵み
実技 ローズマリーとビワの葉のスキンケアローションづくり? 椿油とオリーブオイル ピクルスづくり?
座学 オイルの歴史、皮脂について
12月 針葉樹の緑にたくす
実技 ヘッドケアまたは呼吸器系(モミノキ、マツ) 入浴剤 ハーブボウルづくり
座学 フラワーレメディについて
2月 常緑広葉樹の強さ
実技 生殖器系 防虫サシェ(月桂樹) 蒸留(マグノリア)
座学 2月は女性の月:女性の心身と植物
3月 芽吹くイノチ
実技 アレルギー対策(ヨモギ他) 杉の葉などでお香づくり スマッジスティック
座学 植物療法とは
○日時
10/3日、11/7日、12/5日、2/6日、3/6日
全日第一土曜日 午後13:00~17:00
(途中お茶休憩:Botenical Healing tea time)
○場所
世田谷ものづくり学校 スタジオ
○受講費
一回9,000円
5回受講:40,000円
(内容によって材料費を別途いただく場合があります:1000円程度)
*1月の特別講座とあわせて5回も可
*連続での受講をおすすめしますが、単発参加も受付ます
*感染症対策によりオンラインや里山での開催もいたします
*1月9日土曜日は神奈川県の里山で「火と植物」の特別講座予定(石田アトリエ雑草苑)
講師 鷺島広子 石田紀佳
◎お申し込み lamuda*****ya2.so-net.ne.jp(石田) *****を@に変えてください。
タイトルにボタニカルヒーリングとして、本文には電話番号をお願いいたします。
石田からの返事が3日以上ないときは、03-3485-2464までご連絡ください。
◎プロフィール:
さぎしま ひろこ(H【a∫】(アッシュ)・葉っぱのうらがわ)
アロマ&ハーバルセラピスト。植物の恵みを心身の美と健康に役立てるワークショップを開催。セラピスト養成や自然療法を組み合わせたセルフケアアドバイスを行う。「葉っぱのうらがわ」では、植物の恵みを活かした商品のコーディネートやイベント企画を行っている。
- 2020/08/04(火) 20:26:53|
- からだとこころ
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草暦 四月
「小さき虫の しごと賢き」
今日も家に続く山道の簡易舗装のアスファルトの上では、小さな二匹のアリが、死んでしまったミミズをえっさえっさと運んでいました。
自分たちの何十倍もあるミミズを、たった二匹で。
足並み揃えて、方向を違わず、
意思の疎通も完璧なアリの働き。
何気ない光景ですが、あらためて驚嘆です。
庭には髪切虫もよく現れます。
数種類はいるでしょうか。
あまりにも美しいので、写真を撮ろう、と構えても速い速い、
イソイソと、まるで日がくれる前に用事すませなきゃ、と焦ってるよう、でもどこか無駄な動きがご愛嬌な彼らです。
この庭は蝶の道にもなっていて、
必ず西の方角からヒラヒラ飛んできて、南に抜けていきます。
その逆はありません。
うちでたくさん花の蜜を吸ってしばらく遊んで。
花から花へのその飛翔の軌跡を追いかけるうちに、こちらも軽やかな心地になります。
植木鉢を退けると、その下には必ずムカデやヤスデやだんご虫がコンニチハ。
みんな暗いところでのんびりしてたのに、いきなりの日差しにアタフタ大慌て
ミツバチや熊ん蜂やアシナガバチ、ハチドリみたいなホシホウジャク。
みんな忙しそうです。
家の中にはさまざまな蜘蛛たちも・・
地球上で一番数の多い生物が虫たちといいます。
こんなに小さいのに、その仕事たるや、偉業といってもいいほどです。
虫たちがこの世界をせっせせっせと護ってくれているのだなあ、と、
そんな彼らの営みに敬意を込めて。
虫の季節が始まりましたね。
xusa
矢谷左知子
- 2020/04/30(木) 19:57:28|
- 草暦
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草暦 三月「草の神や木霊たち」この数年、沖縄の宮古島に呼ばれて、もう十数回通っています。
宮古馬と呼ばれる在来馬をお世話したり遊んだり、でほぼ終わるのですが、昨年は宮古島の植物にも深いご縁をいただくこととなりました。
クバという植物です。
クバはこの南島地域では、太古から、生活用具の素材として、人々の暮らしを支えてきたものでもあり、
また神の依り代ともなってきた大変重要な役割を担ったものです。
昨年のこと、ある方のお庭からクバの新芽を3本を拝受しました。
クバ自身の意思だそうです、
新芽はちょうど日本刀のような形と大きさ、
ずしりと重く、まさにそこにこれからこの世界にひらいていく命が折り畳まれています。


それを手で開く、その行為にすでに、生命の鍵をひらくような、密かであり壮大な感覚を受け取ります。
クバはすでに平安時代には朝廷内でもたいへん神聖視されていたといいます。
実際、その気配には、人の心の古層を揺さぶる微細な反響のようなものがあるように思います。


宮古島から飛行機に乗せて我が家にお迎えしたクバは、私の手の中でさまざまな形になり、身の回りで守護してくれているようです。
その姿に草の神、という言葉が浮かび、
またクバの木にはたくさんの木霊が息づいているように感じ、
クバがやってきた昨年の三月を記念して、この月に登場してもらいました。
馬や植物を通しての宮古島からの問いかけとは何なのか、
日常のなかで、それを毎日想う日々です。

我が家の壁で、宮古島のクバたちが息づいています。
- 2020/03/29(日) 12:28:27|
- 草暦
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草暦 二月
「山獣たちより授くもの」冬は山々で生きる山獣たちには大変困難な 季節。
春が来るまで乗り切れず命を落としていくものも多くいることでしょう。
この時節には、海のそばに住んでいながら、 心はどこか深い山の中の命たちのところにいます。
この絵は、野に棲む狐が、遠く山の方から 聴こえてくる幻のオオカミの遠吠えに耳をすましている、
そんな図として描いてみました。
私の暮らす湘南でも、狸やハクビシンは居ま すが、狐は見たことがありません。
今のこの国では生きていけない狐も、いつか ひっそりと姿を消してしまうのでしょうか。
オオカミも絶滅したと言われて久しく、野生の狼は居ないとされています。
でも私は、実は彼らはまだどこかで生きているのではないかしら、と感じています。
いつか、私たちに’共生’という意識がはっきりと立ち上った時に、
オオカミたちは姿を現す のではないか、そんな日が来るように思えて なりません。
山獣たちの存在は、何千年とこの国で暮らす人たちに精神的にも大きく影響しているよ うに思います。
山そのものへの、そしてそこに仕えるように 棲む獣たちへの畏敬の念は、実は日本文化の 根底に横たわっているような気もし、
私たち の無意識の領域の中で、オオカミの復活が切 望されている、
そんなふうにも想うこの頃です。
xusa
矢谷左知子
- 2020/03/29(日) 12:16:17|
- 草暦
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ちいさなお話会をいたします。
どうぞご参加ください。
心あたたかな春の午後になるとおもいます。
:::
EARTH BOOKの頁を綴る人々との対話 -vol,3-
【自足で暮らす】 ー発酵農園ジャー村の日々ー
おはなし
村上厚介さん
a.k.a
Jahmura Gautama________
二年前、鎌倉の友人の牧ちゃんの旦那さま、ジャー村くんの麹つくりワークショップに初めて参加しました。
春分の日にも関わらず、凍える寒さ、おまけに雪まで降ったその日、ギュウギュウの会場でのジャー村くんのお話、農園の写真から伝わる暮らしぶりは大変興味深いものでした。
熊本の彼の農園の稲や農作物の、尋常ではないほどの見事な成りよう、その姿の美しさ、整えられた風土、景観に息を呑み、
いちどきに作る沢庵や、梅干しの、その量に、度肝を抜かれます。
軽々として、どーん、とダイナミック。
彼からは音源もいただいて、セレクトもとても良く、その後、宮古馬のショートムービーにいくつか使わせてもらいました。
農の暮らしに至るまでのジャー村くんのセンス、それが総合的な創造型となり、今の自足の暮らしと結びついた背景も感じました。
これからの地球での人の暮らし方の、愉しい方法の一つ、をスケール大きく、でも地道に、丁寧に具現されている方です。
この度の来鎌倉に併せて、小さなお話会をお願いしてみました。
当日は奥さんの牧ちゃんも来てくださいます。
静かで温かい、染み透るひとときとなるでしょう。
発酵農園の農産物、加工品も並ぶかもしれませんよ。
矢谷左知子
【日 時】 3月24日(火)新月 13:30-16:00ころまで
【 処 】 草舟 on Earth https://www.facebook.com/kusabune/
【参加費】 3.500円 (お茶・発酵農園の甘酒・沢庵、味噌、試食付き) *草菓子もあるかも。。
【定 員】 小さな場所なので、十名様ほど
【参加お申し込み】
要予約
EARTH BOOKのHP、contactページ https://www.earth-book.com/contact よりお申し込みください。
人数も明記ください。
当日精算になります。
お申し込みの方にアクセスをご案内します。
(横須賀線逗子駅よりバス)
【話し手プロフィール】
ジャー村(発酵農園)from くまもと
1981年生まれ。30才まで、熊本市内でサウンドエンジニア、オーガナイザーとして、音楽活動に励む。
3.11の原発事故をきっかけに、玄米菜食の暮らしともに、自給自足を始めると、病弱な体が健康体になりました。
性格も明るくなり、食の大切さを実感し、里山に移住。阿蘇外輪山を源とする湧水棚田で、1町の田んぼに手植え、手刈り、天日干しで自然栽培のお米を育てています。
米麹、味噌、醤油、沢庵なども手作りしながら、販売、ワークショップもしています。
『現代農業』にお米づくりの記事を中心に連載中。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100009070609642
:::::::::::::::::::
主催:一般社団法人EARTH BOOK
web site
https://www.earth-book.com
- 2020/03/16(月) 20:17:51|
- イベント
-
-
草から
馬から
齎(もたら)される 大いなる共生意識のこと
______________________________
画:矢谷左知子草講座 2020
草リトリート -清明編- 半年以上おやすみしておりました,
草講座。
内側の変化が早過ぎて、
外側でおこっている事象も待ったなし、
宮古島との往復、
そんな日々におりました。
その間にもたらされた膨大なインストール事項は、
自分のこの先の指針となっていくことと想いますが、
いまはまだサナギ、
今年、いよいよ具体的になっていくのだろうなあ、など感じております。
この春より、不定期に、
より深々と、
そして、かるがると、
再開してみようと想います。
講座、ってなんなんでしょう。
その意味も考えながら、
草講座というものをとらえ直してみようと思います。
表面にまだ見えずとも、
新生、草講座、です。
とはいえ、こんな時ですので、
ライトに、
シェアトークを主に、
いろいろなお話を分かちあうことができましたら。
皆さまとの再会、
あらたな出逢いに、
しずかに胸を膨らませています。
もし心が動かれましたらお待ちしています。
どうぞ、ゆったりとお越しください。
■内容草と馬のおはなし
草暦のおはなし
季節の草からの気づき・草との時間
静かな時間
シェアトーク
etc.
おやつに 季節の草のお菓子や お茶を
■日時3月29日(日)
もしくは
4月5日(日)
お好きな日に
各回 13時より16時ころまで
■受講料5.000円
各回4名さままで
■場所ー草の隠れ家ー
草舟 on Earth
横須賀線逗子駅よりバス
海の目の前の森の中
お申し込みの方にお知らせいたします。
*お天気がよければ、庭での時間も取りたいと思います。
*時節柄、それぞれの裁量での衛生管理にご留意ください。
=お申し込み=
xusa93hina*gmail.com (*を@に代えてください)
まで、メールにて承ります。
・ご希望日
・お名前
・もしものときに連絡のとれるお電話番号
をご記載ください。
*
矢谷左知子
- 2020/03/11(水) 10:50:46|
- 草ワークショップ
-
-
先日開催したお話会の様子をシェアさせていただきます。
矢谷左知子::::
EARTH BOOK Talk Live
「EARTH BOOKの頁を綴る人々」vol.2 【狩猟・採集と大地の再生 身体の呼応】レポート
去る2/29、各所ではイベントも自粛というなか、お話会を予定通り開催させていただきました。
予想に反してキャンセルの方も少なく、当日は朝になってからのお申し込みも続々、と、
会場は定員の30名を上回る盛況となりました。
ご参加の方たちも、遠くは山形、栃木、千葉からもお訪ねくださり、
あらためまして、この時節にお集まりくださった方々に御礼申し上げます。
今回は、自然界での労働に於ける身体感覚という、表出させるのが大変むずかしいテーマでのお話会でした。
もとより、足りないファシリテーション能力も大きな原因でありますが、次々に話されていくその場のお話は、
とてもまとめあげることできず、むりにまとめるのも野暮、と、定めることなく漂流させることに。。;;
ただ、ゲストから発せられる確かな言葉、日々向き合う現場の中でそれぞれの身体に刻まれた唯一無二の実感、
そしてその先に立ち上がるものを共有したい、というこの度の目論みでした。
なぜ?、、なぜなら、
その感覚こそが、他の生命との共生の鍵となる、
他種との共通言語となり得る、人間としての大事な身体感覚ではないか、というこの数年の自分の確信からです。
それが見落とされている限り、共生という次元に行き着けないのではないだろうか、と。
掲げたテーマ自体、分類も曖昧で、また、これまで繋がってきていながった領域。
そこ、に足をかけたい、と、とにかく船出してみた、そんな茫洋としたひとときになったと思いますが、
やはり矢野智徳さん、赤田龍太郎さんのお話は、比類のない、この時代に大事な核の部分ではないか、と
あらためて確認させられる内容でした。

舞踏、武術、それらの身体アートは、身体そのものに焦点を当てて、その洗練性を高めていくものです。
大変興味深く思っているものですが、時としてそれらは、身体そのものへの意識が過剰になりすぎる分、
逆に本質から遠ざかっているように感じるシーンにも出逢います。
一方屋外での身体労働では、まず仕事の遂行ありきであり、結果的に動きの錬磨がついていくというものですが、
とくになぜかこの国の人々は、さまざまな仕事ごとに、そこで必要な動きを極めてしまう性向があるように思います、
その意味ではアートが目指している領域に、あっさり乗り上げてしまったりもします。
理にかなった動きをしているからこそ、現れるものですが、さらにその先の精微なところまで捉えられる感度がある人のもとには、
完璧な動きの美が出現します。
身体労働に於いて、そこに達している人は稀有だと思うのですが、まさにそこに連なる方々として、
大地の再生の矢野智徳さんと、猟師の赤田龍太郎さんを今回お招きしました。
そしてお二人とも、その仕事の相手は、自然界、
そして、’間に位置する人’
獣と人の間、
大地、空気、水と人の間、
このお二人とお会いした時に、ああ、やっとそこを共有できる人が現れてくださった、と思いました。


矢野智徳さんのお仕事は、現代土木が本来為すべき道筋とは違う方向性へ走り続けてきた結果、
ダメージを受けてしまった日本中の山、森、川、沿岸部の詰まり
を取り除き、命脈を蘇らせ、大地を息づかせる、大地の修復再生に労を惜しまず奔走していらっしゃる
環境再生士というお仕事です。


そして赤田龍太郎さんは、相棒のオオカミ犬と共に、野山を駆け巡り、時に這い、鹿や猪、穴熊猟をする猟師。
銃ではなく、自らの手で仕留め、いただいた命を余すところなく次の形へと送り出す仕事をされています。
それぞれの現場は当然ながら野外、
そして、どこも待ったなしの現場とでもいうべきところ。
人間界での知識で太刀打ちできるところではない。
そしてその時に、力づくではない、たいへん微細な対応でことを読み解き、遂行していくこの両氏の身体性、
極度に洗練された身体感覚を私は感じ取り、ぜひ、お二人に仕事に於ける、その感覚のお話を伺いたい、と、
この度のかなり説明しがたい領域のお話会でした。

私自身、栽培をしない、採集文化のなかでの草仕事の現場は、常にやぶの中、
雑草の代表格ともいえるものが自分の素材のため、未踏の現場で素早く動き、作業を納める繰り返し。
常に身体を研ぎ澄ませて労働してきたなかで、たくさんのことを感じ取らせてもらってきましたが、
そこを共有できる人がいなかった、分かっている人のお話を伺ってみたい、、という長年の夢がかなうのが、
うれしくてしかたありません。
当日は、龍太郎くんが、山の獣たちが里に降りてきて果たす大地再生の、動物たちの仕事の話、
家族として周囲に居る人や共に暮らす動物たちとの身体を通じたコミュニケーション、
互いに日々ケアしあう本当の意味、大切さ、山での猟の際のさまざまな出来事、身体感覚、、

矢野さんは、日々の大地の再生のこと、被災地での復興での気づき、
また、格言としての「百聞は一見に如かず」のその先の「百考は一行に如かず」が意味するところからの身体論、
「足るを知る」と言う格言の意味合い、足らない、というのが本来の生命を生み出す源、
足らず、不安定、というところにエネルギーの脈動がある、
車や重機なども日々一緒に仕事する仲間としてその能力を引き出していく感覚のお話、等々、

それぞれが話された内容、世界観を、ひとつの身体論に帰結することは到底できず、能力オーバーな試みでしたが、
懲りもせず引き続き、またこうした実感と実体験を伴った、大事な感覚の領域を拡げていく機会を持てたら、と思っています。
繰り返しになりますが、その身体感覚こそが、他の生命との共生の鍵となる、と確信するところがあり、
宮古馬との共生という課題に日々向かい合う昨今、
そこをもう少し探ってみたいと思うものでもあります。
当日、お集まりくださった皆さま、サポートいただいた方々、ありがとうございました。
動画の記録もしていただいたので、後日シェアの機会も持てたらと思っています。
2/29のレポート記事はこちらも
→EARTH BOOK hpご参加の方々のナイスな質問があって、この会の締めくくりを助けてくださいました。
いつもながら、皆さまありがとうございます。



やのさん / やたに / りゅうたろうくん
xusa 矢谷左知子
- 2020/03/10(火) 12:17:01|
- イベント
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xusaのいるあったかい葉山でも初氷。musiの暮らすヨモギ上原も初氷。
そんな中、春告げ花の梅が咲いています。例年より少し早めです。
梅の花には深い思い出があったのですが、去年の梅のときに人を見送って、また思いが重なりました。
さて、
2/15日は世田谷でこんにゃくづくりと梅仕事はじめをします。
ご予定あいましたらいらしてください。じつはこんにゃく栽培は東京は適地なんですよ。
こんにゃくで冬の体をリセットして、梅の花を少しいただいて、来る梅仕事を祈りましょう。
実りのときはもうはじまっています。
詳細はこちらを→また、一ヶ月後の3/15日には、椿の会。
和菓子のルーツとされるつばいもちをつくって、早春の花をそえます。
椿の呪術性についてお話します。
詳細はこちらを→:::::
2/29日、矢谷左知子らのとっても興味深いトークイベントですね。
xusaの身体性あっての、馬でもありますね。
今回はわたしはあいにくいけないので、また開催してほしいです。
- 2020/02/07(金) 10:43:28|
- 季節のしごと
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Talk Live【狩猟・採集と大地の再生 身体との呼応】猟師の赤田龍太郎さんと、
大地の再生、矢野智徳さんと三人のお話会を開催します。
ータイトル
「狩猟・採集と大地の再生 身体との呼応」
ーお話の内容
’自然の中に於ける、仕事をする際の人としての身体の処しかた’、
舞踏や武術などではない、ただ、労働、作務のなかに顕かになる身体性の摂理、
そのあたりの身体感覚のお話になります。
他ではなかなか聞けない、かなりのコア領域です。
ご参加受付中です。🌿
お申し込みは下記の記載をご覧ください。
*
ーEARTH BOOKの頁を綴る人々との対話 vol.2ー
Talk Live
【狩猟・採集と大地の再生 身体との呼応】 ー自然界での仕事に於ける 身体感覚ー
*
<その感覚は、他の命との共生に大切な鍵である>人の身体の動きというのは、人以外のものとの関わりに於いて、大変に重要なもので、一つ一つの動作というのは決して疎かに出来ないものだ、ということは、長年、野の草の現場に居て気付かされたことです。
今回は、野で、山で、その現場と深く繋がり、時に駆け廻りながら仕事をしてきた方々に、その仕事に於ける身体の動き、在り方についてのお話を伺い、自然界の中での労働に於ける人の身体感に特化して、その考察をしてみる、という試みです。
今回ご一緒してくださるのは、
昼夜、相棒の狼犬と共に、山を這い、駆け巡り、鹿や猪、穴熊などの猟を仕事とする、岡山の赤田龍太郎さん
日本中の現場を飛び廻り、人為的にほころんでしまった大地を、
天智に沿って修復していく環境再生土木の第一人者、矢野智徳さん
です。
お二人が身を置く現場と、その身体のつかいかたのあれこれを、
長年、野生の草の採集をしながらの、ものづくりのなかで刻まれた感覚を、生きる中核にしている私も交えての、よもやま話。
地球という重力の星に生まれ、一生お付き合いしていく、自分のからだ。
その身体という宇宙を拓く
さまざまな身体感覚が浮かび上がるひとときになるはずです。
そして、その感覚は、他の命との共生に大切な鍵である、と思い、このテーマの話会をしてみたかったのです。
ここから浮かび上がるものの行き先を決めずに、そこに揺蕩う生命感覚を識る時空となれば、と
輪になってのラフなお話会です。
ご一緒いたしましょう。
EARTH BOOK 矢谷左知子
<話し手>
矢野智徳 (大地の再生 結の杜 顧問)
赤田龍太郎 (猟師 シャーマニックドラムメーカー)
矢谷左知子 (草作家 いのちの翻訳業)
+
アドリブで他ジャンルの方も加わります。おたのしみに
---
*ご参加はメールにてご予約を受け付けます。
以下のお申し込み方法をご覧いただき、お申し込みください。

□日時
2020年2月29日(土)13:30-16:30

□場所
黒門カルチャーくらぶ(逗子海岸)
神奈川県逗子市新宿1-4-7
hoppou-bunka.com
https://goo.gl/maps/s2tKe3UC4NVZgKeW7
(逗子CINEMA AMIGO向い)
*パーキングは隣にあります(有料)

□参加費
3.000円(事前振り込み)
3.500円(当日精算)

□お申し込み方法
一般社団法人EARTH BOOKのHP
Contact(お問い合わせフォーム)よりお申し込みください。
https://www.earth-book.com/contact
Subject(件名)を「2/29トークライブ申し込み」として、
Messageに参加費のお支払い方法(事前お振り込み・当日精算)をご記入ください。
◉事前振り込みは2/26までのものが有効です。
<振込先>
湘南信用金庫の場合
一般社団法人EARTH BOOK 代表理事 矢谷左知子
シヤ)アースブック
湘南信用金庫 逗子支店 店番028
普通口座 0135443
ゆうちょ銀行の場合
<ゆうちょ口座間の振込の場合>
一般社団法人EARTH BOOK
シヤ)アースブック
ゆうちょ銀行 記号10910 番号33114191
<他銀行からの振込の場合>
シヤ)アースブック
ゆうちょ銀行 店名〇九八(ゼロキュウハチ)
店番098 普通口座 3311419
主催・お問い合わせ:
一般社団法人EARTH BOOK
https://www.earth-book.com
- 2020/02/03(月) 13:21:17|
- イベント
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この三年xusaが使っている手作りカバーです。
かつて「草の布」作家だったころに織った葛布
野の葛を繊維にして、山栗のイガで染めてから織った布です。
写真は、作り立ての2016年のものと、
今のものです。
だいぶヨレヨレしてきました。
布は葛布
紐も野生の苧麻から撚ってつくった草紐
*草暦吊り下げ版にはこの紐と同じものを、xusa musiともに、内職で一部一部を綴じているのです。
玉も手作り。田んぼの土を庭で焼いてビーズにしました。
草から布を織るまで。
やっていたころは、ごく普通の仕事だったのだけど、
いったん辞めてみると、よくまあやってたなあ、、と
はるか昔の自分を見ているような気分になります。
実際、遠くに来てしまいました。
今わたしは、宮古島のお馬さんからの連絡をうけて、なぜか馬のことが始まり、
それに端を発して、いよいよ動物たちの領域で動いています。
もちろんそれは、その前に、草からたくさんのことをおそわってきたからです。
その仕上げとして、次に動物たちのところへ行きなさい、との連絡が草からあった、
そんなところです。
毎日ものすごくたくさんのことが動いていて、
なかなかここでお知らせする時間もとれない、そんな数年ですが、
草と馬は自分のなかで、同一のものですので、
今年はこれまでおろそかにしていた、記事アップも精を出したいと思っております。
もうすぐまた宮古島に行ってきます。
xusa
矢谷左知子
- 2020/01/30(木) 11:47:16|
- 草暦
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