このカマキリさんは、文中の方ではありません*
うちでは破れた雨どいの下に大きなバケツを置いて雨水を溜め、
庭の水撒きや、染色には天水を使っています。
先日染色したあとの大きなステンレスのボウルをそのそばに置いて、
雨の日、それにも雨水を溜めていました。
ら、
次の朝、その大きなボウルのなかに、おなかの大きなカマキリ母さんが水死していたのです。
これから卵を産もうとしていたのに、すべって這い上がれなかったのですね、ステンレスのボウルが・・
あまりに悲しく、申し訳なく、しばらくショックでじっと見つめていました。
そうしたら、その眼の周りの水には虹が。。
頭を後光のように眼から染み出たような虹の輪が包んでいました。
美しく尊く、不思議な眺め。
そっと水からひき上げ、もしかして動いてくれたらと思いましたが、かなわず。
草の陰に横たえました。
そのうち蟻がきました。
今は土になっていることでしょう。
来年は草になって出てきてください。
待ってます。
虹をありがとう。
ほんとうにごめんなさい。
xusa
- 2015/11/11(水) 21:37:08|
- 草と虫
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草でも虫でもないキノコ。
先日、宮崎にいって手にいれた本はそのものずばり「宮崎のきのこ」。
素人向けのきのこ図鑑を数冊もっていますが、そのどれとも違うきのこの本です。
musiは宮崎からの帰りの飛行機と電車の中で、ずっと読んでおりました。
おもしろいです!!
椎葉村のきのこ活用にはおったまげます。
ムシメガネさんがこんなふうに紹介しています
→musi
- 2015/11/05(木) 21:17:41|
- 草と虫
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ふくらんだユリの蕾とバッタの子

なぜか太鼓の鋲をしきりに吸おうとしていたアゲハ。

ちがうよちがうよ、って何度か言ったら、飛んでいきました。

自家採取でつないでいるごぼうの花のつぼみ。
また会おうね。
出版記念会をつくってくださったみんな、来てくださった方々、本を手にとってくださって、感想をくださったみなさまありがとうございます。
ありのままをそのままに感じて、もっともっとそのままに。
musi
追記:友人からこの太鼓にきたのはオオムラサキではないか とメールいただきました。
「オオムラサキは長男の小さい頃の憧れの蝶。
図鑑をよく見ていたから模様をみてそうかなって。
タテハチョウの仲間は樹液によく来ているよ。
美しいからいればうっとり見てしまう・・
花だけでなく動物のおしっことか鳥のフンとかカニの死骸とか・・
そういったものにちょうが群がっている姿って
なかなかシュールで・・
違った意味で美しいと思います。」
太鼓の鋲のつやつやを樹液と思ったのか、あるいは。。。
追記2*7/10日
「草虫ブログのちょうちょ、アサギマダラです。
何千キロも旅する蝶。」
とのことです。
- 2015/06/26(金) 20:07:30|
- 草と虫
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最終(採集)草講座
「草文明のはじまりのおはなし」お話; 矢谷左知子 石田紀佳
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一連の連続草講座、最終の講座を5/29にすることになりました。
連続草講座、
ほんとうに連続で休むまもなく、次々と草たちと触れていく10日間でした。
参加くださったたくさんの方たちと、共に草の時間に浸ることができました。
毎回織りなされる、参加の皆さんの持ち味と、草のコラボレーションの妙が素敵でした。
草講座は回を重ねるごとに、見えてくるものがある、と感じています。
それはなに、とまだ具体的に表現できませんが、
私が思うところの次なる新しい潮流、「草文明」に連なっていく、なにものか、
それが立ち上がってくるように感じられるのです。
5/29はWSではなく、トーク+シェアの会です。
当日は、最近浮かんだ言葉である「草文明」についてのトークを少し。
人前でお話できるような内容とも思えませんが、今回の一連の草講座を終えて見えてきた、次なる文明の黎明のようなものが、感じとれるようになればといいなと思っています。
トークのお相手は
ご存じ、虫さんである、盟友、石田紀佳です。
こんなことは私たちにも初めての試みで、そのわりには何も用意できておらずのブッツケ本番。
どんな話になりますことやら。
私たちの話にあまりご期待されずに、よろしかったら、おつき合いください。
参加いただいた皆さまとのシェアリングの時間になりましたら、うれしく思っております。
それがどんなことになりますか、私たちにもわかりません。
当日紡がれていくかたちを、どうぞお楽しみに。
お知らせも遅くなり、ひっそりした集まりになると思いますが、
お時間のある方は、どなたでも(WS参加者以外の方も)どうぞご自由にご参加ください。
【日時】5月29日(木)new moonの日 13:00〜15:30くらい
【場所】草舟 on Earth
*お申し込みは草舟のブログのメールフォームよりお申し込みください。
http://kusabune.blog.fc2.com/
*参加費はドネーションです。
*草食の軽食やお茶、お菓子などご用意する予定です。
*最新の連載記事です。草舟周辺の景色を懐かしんでくださいませ♪
http://brisa.jp/brisagram/p783.html

草舟への入り口
xusa
- 2014/05/25(日) 12:37:54|
- 草と虫
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おばさんの玄関前の水場で。

ニンジンがなかなかタネになってくれません。
少数精鋭でいこうと、ほかはスパイスとしてスープやヨーグルトにふりかけ。
ディルといっしょにいれるとミックス香り。
画像のバックにある、つるむらさきは、じつはmusiは食べるのはどうも苦手です。
砂っぽい味がする。はこべもそうですが、この系統の香りは、なかなかすんなりからだにはいらない。
「うん?この匂いだなあ」と感じながらたべる。
数少ない苦手なもの。だが食べる。見た目はすてきな草たちです。
香りといえば、しいたけがきらいな人がたまにいる。その秘密がこのまえわかった。
たぶんカビっぽい匂いだからじゃないかしら。
weedhouseはしばらくいないとカビっぽくなります。
その匂いにしいたけに通じるものがあることに、今年の梅雨きづいたのです。
「これかあ」と思ったしだい。菌だからね。これはいやだろうね。
でもわたしは、そのカビの匂いに、いやだけど好きな感じもあるわ、と複雑な、ダブルマインドのような、ひきさかれるような気分になる自分に気づいたのです。
どうかな?
musi
- 2012/08/05(日) 10:23:59|
- 草と虫
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いつになったらタネになるのか。
真っ赤な京ニンジンは日本ではだいたい冬にしか売ってないみたいなんだけど、インドではふつうはそのニンジンだったし、おいしいので、今年は自家採取でたくさんつくってみようともくろんでいるのですが、つぼみの時間もやたらに長くてなかなかタネになってくれない。

途中で台風もきて倒れたり。。
そしたら
あのヒラタさんがやってきて、受粉のお手伝い。
大好きなニンジンと大好きなヒラタアブ。

きっと実を結ぶね。

アリもせっせと。

紫の君からいただいた「ムラサキ」も花が咲きました。もともと秦野からきたものらしく、里帰り。このお話はまたこんどに。
musi
- 2012/07/04(水) 10:12:00|
- 草と虫
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ここ1年ほど、宮崎の服部植物研究所の公開準備のお手伝いをしている関係上、小さな植物たちと知り合いはじめました。もともと植物好きと自負していたのですが、コケ類(蘚苔、地衣類)についてはまったく知らなかったことを知りました。肉眼で見る草木たちとはずいぶん違うヒトたちです。
それで楽しみがふえてしまいました。先日も、最初は野菊をみていたのですが、その下に。。。

ひやあ、こんな世界があったんだー。 musi
- 2010/12/03(金) 12:49:31|
- 草と虫
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xusaが週一回、草ランチをつくって出している、逗子の
CINEMA AMIGO(シネマ・アミーゴ)で今週おもしろい映像を上映しています。
夏休み子供企画 「草間の宇宙1」栗林慧さんの作品
*CINEMA AMIGOの仲間の栗林隆くんのお父さまです。自作の特殊なカメラで撮った昆虫たちの超ドアップの映像には、もうビックリ!オモシロイ!
興奮しました。
バッタも手を使って、うちの猫のように器用に顔を洗っています。ものすごくカワイイ。
両手で葉っぱを押さえてムシャムシャと食べる姿もなんだか人間の幼児のよう。
ああ、いっしょなんだな、あんまり境がないな、と素直に思え、ムシたちがとてもいとおしく、感銘を受けました。
今はもうゴキブリも逃がす私ですが、ますます虫にも心が向かいます。
なにしろその形が魅力的!ものすごく多彩で芸術的!命の進化の妙にも心打たれます。
そして、これらの虫たちが、土や草などの地球の地面付近の環境をカンペキに作り出す役割を担ってくれていると思いました。
彼らがいなくては私たちは生存できません。
それがよくわかりました。
にしても虫たちの外見の美しさは奇跡のよう、
それに比べると人間の身体はほんとにシンプルですね。
お近くの方はぜひ見にいらしてみてください。
http://cinema-amigo.jugem.jp/?eid=400xusa
- 2010/08/18(水) 08:39:33|
- 草と虫
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weedhouseの風呂場の窓にアシナガバチが巣をこさえて、行くたびに大きくなってる。
さすが風呂に入るときは巣のある側の窓はしめるけど、ときどきこっそり仕事ぶりをみせてもらう。
前も、ヨモギウエハラのベッドをおいていた窓辺にアシナガバチの巣ができて、そのときはじめてミドリの芋虫をだんごにしたものを彼らがいそいそ子どもたちにあげるのを見た。
ちょうど妹が泊まりにきたときで、巣があるので気をつけて見るように、といったら、大きなため息をつかれた。「お姉ちゃんって信じられなーい」と。
でも信じてほしい。アシナガバチはそんなに刺さないよ。
友だちからもらった小豆をまいたらサヤができた。お米が収穫できたら赤飯にしよう。
そのころにはアシナガバチたちはどうなってるか。小豆の虫、とっておくれ。 musi
- 2009/08/26(水) 08:18:35|
- 草と虫
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錯覚かとおもった
この2か月ちかく、天然の採れたてワカメにはまっているので
ついにワカメ中毒でおかしくなったのでは??と一瞬・・
ワカメの茎のきれはしが動いた、と見えた
生きてる
いったいこれはナンダ??
葛もそうだった
繊維をとるため葛のつるを採っているときも
節がうごいたっ
と思ったら、葛の精としか思えない、カメムシの赤ちゃん
緑で産毛がはえて葛の一部分と見分けがつかない
同じ色
同じ質感
草に似せてその陰に寄り添う虫
草と虫はやはりどこかで境がない
たがいにボーダーをはずして行き来できる通路をもっているんだ、きっと
あしたは海にかえしてあげよう xusa
[ワカメの精-植物と動物の境]の続きを読む
- 2009/03/24(火) 21:07:08|
- 草と虫
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