草虫こよみ xusa musi coyomi

:::::::::::::::くさ むし そら うみ つち ひかり

玉虫と洗濯

玉虫1

玉虫2

雑草園で草引きをしていたら、ブーンと大きな羽音。
それがメタリックにひかってる。
わあ、玉虫だあ、と思ったら、こっちに体当たりしそうに迫ってくる。
思わず体を反らしたのに、その子、わたしの麦わら帽子に着地。
はや!! 家の中にいる人にみせようと、そっと水平移動してそのまま部屋に入り、
帽子をテーブルの上に。
ああ、玉虫色〜

昔、木幡に住んでいたおばあちゃんの北側の部屋の箪笥に、この羽が和紙につつまれて入っていたのを思い出した。
こうやっておくと、着物が増える、っていってた。
(どくとくの匂いの暗い部屋でみて、かなりぞくっとしたっけ)

でもいま、着物が増え過ぎて、みんな捨ててるから、玉虫の羽を入れる人はいないだろうな。

私も、玉虫のお世話にならなくてもいいくらいの服があって、
それで洗濯がたいへん。
汚れたら洗う、から、着たら洗う、が常識だから、わたしもついつい洗ってしまう。
水を通すと気持ちいいものね。
縁あって、センタッキなし暮らしなので、さすが洗剤を使うと、すすぎがたいへんなので、水洗いが中心。
すすぎを減らしても、脱水問題が。。。

そこで、今日は玉虫のご縁もあって、これまで棚上げしていた、手動遠心力脱水に挑戦。
タマネギのネットにシャツをいれて、お庭で腕を思いっきりぐるぐるしたけど、
予想よりも水が切れない。。。
八の字回しとかいろいろやってみたけどさあ。

まあ、いい運動にはなるし、絞るより生地を傷めないからいいのかな。
けっきょく汗をかいて、また水洗い。。。とほほ。
冬はいいかな。

洗うことのスタディとして手洗い生活はまだまだ続く。
洗う、きれいにすること。
それは汚れを他にうつすこと。汚れが汚れでなくなること。
大きな目で、洗うということをみつめる。

玉虫さんの羽音ときらきらを思いながら。

musi
  1. 2016/09/03(土) 15:57:09|
  2. 季節の草虫

蛍時空

このところ連夜、蛍に逢いに

車で走って10分圏内に、何ヶ所か蛍の名所があります。

海のすぐそばですが、山があり、川がある、
ほんとうにありがたいことです。
とはいっても、ようやく生き長らえている川ではあり、下流は洗剤や下水が一緒になって海へ流れています。

それでもちょっと奥に入ると蛍も居てくれます。

ほんとうにうれしい。

蛍としばらく一緒に居させてもらう時間

その静かな飛びを見ていると
私の魂もいっしょに浮遊するよう
時空の枠がはずれるよう

こんなにも軽ろやかに、平和に、音もなく移動するものが他にいるだろうか、、

そして光

しばらく蛍との空間を共有し、蛍時空に浸っていると、
頭はぼわんぼわんになり、
身体も心も緩み、
なんだか気功をしたあとのような心地になります。

わずか1時間くらいの出来事ですが、
深く満ち足りて
なにかが着地する

なんて豊かな時だろう

小さな虫である蛍が、
それを見る人類に与えてくれる、静けさと至福の心地

思い返すだけで、
きょうもそこにたゆたうような
雨の宵

梅雨生まれだからかしらん
だいすきな季節

雨音を
たのしみます

xusa
  1. 2016/06/24(金) 19:10:21|
  2. 季節の草虫

だれもいなくても咲いてる梅の花

あたたかな雨のなか、雑草園からの帰り、
ゆきさんちの脇道。
もしかしたら、と期待しないで期待してのぞくけど、縁側のカーテンはしまってる。
奥の庭には梅が満開。
灰色の空気の中にまぶしく浮かんでる。

月曜だけど、今年からは寒いときは家族が心配するから老人ホーム暮らし。
息子さんがやってくる土日だけ、この家にいるから、わたしは前みたいに会えない。

この縁側で聞いた話に、遠い昔の風景を見せてもらった。
雨の日にはこの道がぬかるんで
椿の生け垣が3メートルもあって、
タボコを干して、今とはずいぶん違う風景。

今の風景もかわっていく。
ここにあるのは、
大地震のような激しい変化ではなく
人の手の入れようが穏やかに変わっていくさま、
この家の主たちが生涯働き続けてきたからこその、穏やかな衰退、
まったくもっておだやかで、問題なんてひとつもないのに、
私の目にはさびれて映る。

そんなことおかまいなく梅は咲くのに。

今年の春は去年とは違うけど、やっぱり春だと、
わたしの時間は感じ取る、
去年とはちがっているわたしだけど、やっぱりわたし。
変わる私と変わる春。かわらずにあるなにか。

いつか私も、どんな人も消え、この季節も、宇宙の時間とまでいわなくても、いつか消える
それでもありつづけるなにか。

春の雨はしょっぱくない涙。
なまぬるい水から生まれる命はつぎつぎと。

  1. 2016/03/07(月) 22:04:38|
  2. 季節の草虫

晩秋のウグイスと草暦

このところ毎朝、遠慮がちなウグイスの声が庭でします。

一週間前ほどに初めて声を聴き、
え、聞き間違い?と思ったのですが、
日を追うにつれて、しだいにうまくなり、
なんとか、ホーホケキョ、と鳴けるようになってきて、
それが、でも、ほんとに遠慮がちでかわいいのです。

そのうち、今を盛りのヒヨドリ軍団に追われ、
一人うぐいすは、はじっこのほうに移動して、
また少し鳴いてみたり。

そんな声に毎朝癒されながら、
草暦、原稿がアップしました。
ふー、、
ようやく。。
今年はすっかり遅くなってしまいました。

これからmusiさんが印刷手配をしてくれます。

今年もまたよろしくお願いいたします。

xusa
  1. 2015/10/23(金) 21:35:01|
  2. 季節の草虫

クサギの実、縁の色

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松江でひとり反物を織る(座繰りで糸をつくり、染めて)女性の工房を訪ねました。
ちょうどクサギの実の時期で、今が採りどき、と、いっしょに採取。
クサギの時期はとっても短いし、保存もできない(冷凍であるていどできるが)ので、とりそこねると次は来年しかないのです。
ガクが蝋質なんですね。

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クサギの実をむしりながら、ひとまわりほど年上の美しい人から、その仕事に込める思いをつらつらとうかがう時間。
わたしは、クサギの実を見ながらも、まだ一度も染めたことはなかったのですが、いつか染めてみたいなあと思ってから、20年以上。そんな時を経て、今、こうやって、今年はじめて出会った人とクサギの実をとりわける。縁とは、なんというものか。まさか、クサギを松江の染織家の工房でとりわけるなんて思っていなかったけど、そう定められていたようにも感じる。

RIMG0876.jpg

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彼女は20代で石垣島にいって、9年間で100反を紡いで染めて、織った。それが今の精緻な仕事の土台になっている。わたしの100反はなんだろう、とめまいがする。もしかしたら、まだ100反がないのかも。。。
しかし、ないのなら、これから紡ぎ織るしかない。目にみえない布かもしれないけれど。

musi

  1. 2015/10/01(木) 20:15:08|
  2. 季節の草虫

みみずレスキュー

久々みみずのレスキュー。
暑さがぶり返した秋晴れの日。

このあたりでは、真夏はアスファルトの道に毎日たくさんのミミズがひからびて、カリカリになっています。

思うに
草むらから何気なく出てきて、アスファルトに乗ってしまったが最後、
炎天下の燃える鉄板のようなコンクリートで、粘膜が奪われ火傷して動けなくなってしまうのだろう、と。

なんてこった、そう思いながら弱っていくかと思うとたまらず、
夏の間はアスファルトで弱っているミミズに出くわすと、せっせとレスキュー。
間に合えば葉っぱで包み、しっとりとした草むらのなかに置きます。
手遅れのものは蟻たちがせっせと運んでいる、そうした循環もまたあり。

時折には、車に一部轢かれてしまったヘビもレスキュー。
動きのおそいカタツムリやなども、舗装道路に出てきた虫たちも、
車に轢かれないよう、つまんでできるだけ自然のあるところへ。

身体が条件反射してしまうので、もう考えもなくやってしまいます。
自分の気が済むだけのこと、
虫たちにはいいのか悪いのかはわかりません。

その光景を見ていたすれ違う人や犬など、なにをやってるのか、けげんそうなお顔をされます。

道路ではいろいろと起こります。
きのうも伊豆への車の往復の途中、
何匹もの動物たちの、車に轢かれた遺骸を見ました。
なかにはかわいい子猫も。

そうしたときにはいつも許しを乞う、それも習性、条件反射のようです。
わたしたち、人のつくってきたもののために犠牲になっていく他の生きものに、人類として許しを乞う、
今はそんなことしかできないのですが、
自分でも車を運転しながら、
このことはいつもいつも考えています。

道路だけではなく、海でも山でも町なかでも、あらゆるところに溢れている
人による、人以外の生きものへの配慮のない世界。

地球での共生の仕方は至難すぎますね。

そういう運命の星のなかで、いったいなにができるだろう、とおもいつつ
ひとまずはミミズたちも涼しくなり、ほっとしてるかな、と秋の深まりのなかの今日の一日。

xusa
  1. 2015/09/13(日) 16:50:27|
  2. 季節の草虫

雨降り三昧



ガクアジサイの中の玉々が大好きです。

なんてかわいいのかしら。

きゅっと口を結んでいるのに、今にも弾けそうな健やかさ。

IMGP8968_2.jpg クリックすると気持悪い方にはきもちわるいです。

と、パソコンの横の壁をしっとりと歩くクモ。

その足づかいの妙にすっかり心奪われます。

このように歩いてみたい!と、からだ派の私にはたまらない動き。

初めてクモになってみたい、と思ってしまいました。

はー、どの生きものもほんとうに完ぺきです。

IMGP8972_2.jpg

雨の庭にきれいな蝶がひらひら

なんていう名前かしら。

うちは蝶の道のルートらしく、さまざまなアゲハチョウがフラフラと翔び交うところ。

たくさんの蝶に出会えます。


下界の海を見てみると

台風のうねり狙いのサーファーがいっぱい。


雨の日もどうぞたのしく。

xusa
  1. 2015/07/09(木) 12:02:31|
  2. 季節の草虫

飛びたつとき

RIMG0523.jpg

乾いた日が続いていて、いつにましてさわやかな五月。
無防備にぽけーっとしていたら、たくさんの羽虫が一方向に飛んでいく。
ふわふわふわと、あっちのほうへ。

あっちのほうから来た切り株から、飛び立つ虫たち。

今日は飛翔の日なんだなあと、のぞきこむ。


RIMG0524.jpg

切り株にあいた穴から、やわらかなぴかぴかの羽のついた体がつぎつぎでてきて、
羽のない子たちと別れを惜しむように、体をこすりあってから、とびたつ。
何か、最後にかわすことがあるんだな。

ひとつの切り株からの出発が終わったら、捨て置かれた臼からも飛び立ちがはじまった。
とうとうこの臼も土に還る。

臼が木だったとき、臼として使われたとき、
そしてこの臼の形の木のなかでおこったこと!!

RIMG0525.jpg

musi
  1. 2015/05/11(月) 10:02:58|
  2. 季節の草虫

初夏の種蒔きシーズン到来

先日のミルツルさんのお話ライブで使ったかっこいい紙コップをいただいたので、
初夏の種蒔きポットにしました。

RIMG0506.jpg


この時期、夏野菜などあったかい地方の植物の発芽率は抜群ですね。
トゥルシーもよく出て、よく育ちます。

千成りヒョウタン、たくさんできるといいなあ。
小学三年か四年のときに、ほんとたくさんできて、うれしかった覚えがあります。
ヒョウタン型の七味入れにあこがれたごく平凡な小学生でした。。。

xusaとのnewロジェクトにヒョウタンが使えるかも、とちょっと真剣です!

musi
  1. 2015/05/02(土) 21:57:59|
  2. 季節の草虫

春蘭

ランにだけは手をつけない、となんとなく誓っていたのですが、去年の春によくいくお花屋さんで、白い小さなランの仲間の鉢をいただきました。
よく咲いているときから気になっていたのですが、誓いがあるので、じーっと眺めては、帰るということを数回繰り返していたら、「もう花も終わりだからさしあげますよ」と、なんといただいてしまったので、誓いがくずれてしまいました。
でも温室をつくるまではいかず、なんとなくいっしょに暮らしていたら、一年たって花を咲かせてくれました。

と、ランとのつきあいが小さくはじまったmusiは、ランづいたのか、この春にweedhouseのまわりではじめて春蘭に会ったのです。

思いがけず会えて、ほんとうれしかった〜
これを乾かしたて和紙につつんだものを、かつてあるおばあさんからいただいていらい、野生ではえているものにあいたいなあと思っていたのが、忘れたころに、かないました。

春蘭の群生地、なくなりませんように。

シュンラン

この花の生えていたところ、もしこのあたりでどこに住んでもいいっていわれたら、ここがいいなあとひそかに思っていたところでした。
お家をたてるなんてもってのほかだけど、でもなんか心がそこでくつろいだような気持ち、もう住んでいるような気持ちになりました。

musi
追伸:うちにきたのは、デンドロビウム エンジェル ベイビー グリーン アイという初心者にも育てやすい子です。

  1. 2015/04/13(月) 22:31:32|
  2. 季節の草虫
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