草虫こよみ xusa musi coyomi

:::::::::::::::くさ むし そら うみ つち ひかり

旧暦を学び、菊の手仕事をする会

おととい10/9日は、九日の月でした。
旧暦では9月9日の重陽の節供で、菊の花の日でした。
今朝、代々木上原の庭でも小菊が蕾をふくらませてきました。

小菊

菊に因んだ講座を、朝日カルチャーセンターで行います。
10月22日土曜日13時から15時 新宿にて
題して
「魔女に学ぶ旧暦と秋の手仕事」→

今回は、前回に要望のあった「旧暦の基本的なお話」と、
実際の手仕事をします。


短い時間でもきれいにできるように工夫した(!)アイピロー、ショルダーピローをつくります。
夏につくったので、チコリの花を添えていますが、当日は手に入る菊やハーブを使います。

前回は時間が足りなくバタバタしてしまったので、30分長くしていただきました。

旧暦の仕組みをわかりやすく理解するシートと
縫い物の準備をしていきます。
小菊も摘んでもっていけたら、と思って、じろっとみつめています。。。
香りよく輝いておくれ〜

菊を手がかりに、いにしえよりつづく、魔女的知恵をともに学び、今日と明日につなげましょう。

よろしくお願いいたします。

石田紀佳

追記
できた〜、だれでも旧暦が理解できる、「太陰太陽暦理解シート」
なれないエクセルでつくってみたのですが、きっとおもしろがっていただけるはずです。
まだお席あるようなので(10/17)、ご都合つく方はいらしてください、前日までのお申し込みができます。
小菊も咲いてきました!
  1. 2016/10/11(火) 10:49:31|
  2. 季節のしごと

障子のはりかえ

小さな障子のはりかえをした。
欄間のかわりにあるような障子のはりかえは、じつに十年以上ぶり。
上にあるのでやぶれないからだけど、さすがに紫外線やほこりでよわってきて、
先日はたきをかけたら、ほわっと破れたのでした。

手漉き紙のストックから、こぶりの大麻の紙をみつけたのでサイズをあわせて、継いで。
大麻の繊維をとったあとの「おぐそ」といわれる部分を漉いたもの。
繊維くずが入っているものとスムーズなものの二種類。
この紙をすいたときの大森さんご夫婦は20代半ばのまぶしいカップルだったな、と思い出す。

しょうじ2

しょうじ1

小さな障子戸はやりやすい。
乾いて、生涯のうちでいちばん上手に張れた と思って、指ではじいてみる。
いい音!

ごく普通に年中行事のように障子の張り替えをしていた時代があったんだなあ。
職人とかものづくりとかことさらにいわずに、つくる暮らし。

障子は桟が細かいので、そこにほこりがたまって、掃除がめんどうといえば面倒だけど、
薄い細い杉の細かい桟と、紙がつくる影。

軽い建具もやっぱりいいなあ。

この風土の人たちは、こんな風に軽くてぺらぺらな建具で暮らすことにした。
そして手放しつつある。

次、この障子をはりかえるのはいつだろう。

簡単に燃えて消える道具の潔さ。
はかないものは美しいって、いうけど。


musi
  1. 2016/02/23(火) 14:49:14|
  2. 季節のしごと

あの夏の前に

xusaとたんぼをはじめたとき、それは草暦のはじめたてでもありました。
xusaの母が、季節の物候をメモにしてくれたのはその前の年だったかな。

初夏に田んぼの代掻きをしたあとに
「ひとりはバイクで旅へ、ひとりは母の看護に、、、ってなんだかいいね」と xusaがいったこと、わたしは「いいね」っていうのがよくわからなかったのだけど、今はわかるような気がする。
シュレーゲルアオガエルの声がきこえてきたら、手を(足も!)休めて、あんまりいい音色なもんで、xusaは録音していました。
今、新刊本のために写真をいろいろ探していたら、10年ほどまえの写真がでてきました。
一眼レフのフィルムだわ。

田んぼ1

二児の父になった相馬さんは、いまでは自前の田んぼをしているそう。

すべては変わって進んでいく。生まれて消えて、もぐってか、とんでか、また生まれ。

あのときの泥の中の虫たちも。

musi
  1. 2015/08/05(水) 18:45:16|
  2. 季節のしごと

春をいただく旅のあと

春市えみおわすごはん組の旅が一段落しました。
写真はえみおわすの台所レポートと→
春草プレートはこちら→
そしてお楽しみ、つかぴぃのブログにも→

6年間、ごはんを食べて下さる方が少しずつ増えて、毎年楽しみにしてくださる方もいて、そのおかげでサーブするわたしたちが春の息吹をたっぶり味わえます。

お越しいただいたみなさま、ありがとうございます。

わたしたち(おこさまボーイズや娘たちと)がしているのは、ある季節との旅みたいなものをともにいただくという「イベント」です。
それを今回はつくづく感じて、だから、食をサービスしてそれを生業(なりわい)とするのは、そうとうな覚悟がいるんだなあ、と思い知りました。

なりわい??

そうそう、
「ビジネスをするためにおもしろいことをするのではなくて、
おもしろいことをするためにビジネスをする」
ということをいっている人の記事を最近読みました。

ビジネスはお金を稼ぐという意味でしょうか。
お金を稼ぐって? 生きるためのことをするって意味??
だから、ビジネス、という言葉を「生きる」におきかえてみると、

生きるためにおもしろいことをするのではなく、
おもしろいことをするために生きる。

食べるためにおもしろいことをする、
おもしろいことをするために食べる。

食べないで生きる人もいるらしい??

けっきょく、ただ、ただ、生きる、それにつきる、と、今朝は感じます。

春の旅はまだまだつづきますね。

musi
20150325_1048644.jpg
ちこうゆみこ作海苔絵ごはん
  1. 2015/03/25(水) 09:02:53|
  2. 季節のしごと

今年のお味噌

味噌のためのお部屋ができて、今年もお味噌を仕込むことができました。
南部桶正作の、四斗、三斗、二斗の桶が、並びます。
すべての桶の竹たがは、津波がおしよせた岩手県の宮古付近に育ったマダケ。
それぞれ、今年の2015年、2014年、2013年。
そして2012年の麦麹大豆味噌は別の琺瑯ポットに、
2011年の2月に仕込んだ米糀小豆味噌はプラスチックの2リットル入りのタッパに収まりました。
これは丸四年味噌になったのです。
この米糀小豆味噌は、TABIのささたくやくんと現おこさまボーイズの島田麻衣さんとの、三人で仕込んで、そのときは大きな地震が起こるなんて、まったく知らずおりました。
残り少なくなった震災前仕込みの小豆味噌はもうすぐなくなって、これからは震災後の味噌ばかりになっていくのです。
過去のときをつつんだひとつのものは、とくに食べものだから、消えていく。わたしたちのからだをつくって、通過して。

四年の時の堆積で極上の味噌になったけど、わたしたちに積もっていったもの、醸したものってなんだろう。
個人的には足りなさばかりで、震災にあった方たちには申し訳ないような日々を送っている。。。
もっともっと生きられるのに、くよくよしたり、ぶらぶらしたり。

今年は、ひよこ豆を大麦麹で仕込みました。
この味噌が熟成する日々にも悲しみ喜びいろいろあって、すべてをつつんで醸していく。
毎年、お味噌が仕込める幸い。

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撮影:石田千里

musi
  1. 2015/03/12(木) 22:22:08|
  2. 季節のしごと

マーマースクール 七草玄米粥の会

去年、六本木のフラットハウスでやらせていただいた「季節の魔法、七草玄米粥」を、
今年は世田谷ものづくり学校IIDでやらせていただくことになりました。
ここでは草摘みもできるし、人数も2/3くらいにして、じっくりとやりましょう、ということに。

都会ではなかなか草摘みができないのですが、
10年近くおつきあいしているIIDは、野草がたくさん残っている、都会では希有な場所。

七草にまつわる故事は、世の東西を問わず、人がいかに植物から力をいただいてきたか(薬効などそういう対処的なことだけでなく)を教えてくれます。
2015年という変化の年を、この東京での草摘みではじめられることに、なんだか身がひきしまる思いで、同時にわくわくもしています。

魔女入門一日講座 季節の魔法,玄米七草粥→

そしてこの七草の翌週は、てのひらワークスさんの「足元からの生態学」をはじめます。

去年の夏の終わりに草舟で白鞣しのサンダルをつくって、とってもよかったので、多くの人と共有したくて世田谷でも、小林智行さんにやっていただくことになりました。

植物も動物もこの世で生きる同じイノチなんですね。
でも境目があって、それをとびこえたり、はずしたりして生きている。

新しい年、この宇宙のささいで、いちどきりの、瞬間を、いまいまに、生きていきます。

musi
  1. 2015/01/06(火) 11:03:11|
  2. 季節のしごと

柿渋づくり

しぶ0

毎年、自家用(わたしはおもに雑草園のデッキ塗り)に落ちた青柿をしぼって、発酵させない柿渋をつくっています。ちょこちょこっとやるには、落ちたものをみつけたら、しぼって、その汁をデッキの板に塗る、という、なんとも何気ない季節のふるまいなのですが、今年は久しぶりに同胞数名で渋づくり。

というのも、以前お世話になった京都は山城の柿渋屋さんからおもしろいお話をきいたから。
そのとみやまさんの現社長さんが、パンフレットかwebか何かにmusiの書いた文をつかうということで問い合わせをいただいて、そのときに雑草園にある小さな、熟しても甘くならない豆柿のことをお話したら、
「それはとても貴重な渋とり用の豆柿です。わたしは今それを守る活動をしています、大切にしてください!!」と熱く語られたのです。わたしがお世話になった先代から代替わりして、今はその姪ごさんが現社長。

くだんの小粒柿、どんだけ干しても、あまくならないんだって! わたしは干したら、何個かはあまくなったけど、どうして??って、不思議に思っていました。やり方がまずいのかなあと。
そういう柿だったのです。

しかし、小さいので、集めるのが一苦労。
しかもしばらく採ってなかったので、木がのびて、手持ちの高枝伐りもとどかず、木登りもちょっとできそうになく。。。右往左往していたら、となりのみさちゃん登場。昭和16年生まれの男子。
「腰がいてえからよう、登れねえよ」とかいいつつ、長い竹竿をつくってくれたのです。
その華麗なる動きといったら!
「性のいい竹をえらべ」といわれ、もたもたしてたら、腰がいたいとかいいつつ、さっさとマダケの丘まで登ってきて、鉈でさくさく枝をおとして、あっというまに「えーーこんな長い竿を!」という竿をつくり、それをあやつって高所の柿をとったのです。
かっこよすぎ!
「地面にたてれば高いとこのもとれるべよ」
竿をもつんでなくて、地面をささえにしてあやつるのです。
子供のころからやっているんだって。
遠目もすごくきくみさじじい。

きっとこういうことの上手なじいさんがたくさんいるはずなんだけど、みさちゃんみたいに披露できないんだなあ。
しぶ1

しぶ2

しぶ3

しぶ4

しぶ5
青柿というだけあって、青く発光しています。
中くらいの半渋柿もまじってます。

musi
  1. 2014/08/26(火) 18:03:31|
  2. 季節のしごと

家事のリストラ

どんな女性解放運動家よりも女性を解放したのは松下幸之助だ、っていう話がある。
洗濯機や掃除機の普及が、女性を家事労働から解放したというのだね。ミシンもそうかな?? 冷蔵庫もかな。
ともあれ、そうともいえるし、そうでないともいえるなあ、と洗濯機無し暮らしをして実感している。
家事をラクにしたところもあるけれど、そのあいた時間で何をするのかが問題だし、
けっきょく当時は高かった洗濯機を買うために外で働かなきゃいけなかったり。
洗濯も必要以上にするようになったし。。。

わたしの場合は、洗濯機がないと、工夫するようになりました。
すごーく考えて洗濯計画をたてるし、服や布選びも変わってきている。
冷蔵庫もそうです。
この数日、musiは「冷蔵庫で保存しなくちゃいけないものは、保存食ではなーい」と叫んで、
今まで人から「石田さんは保存食をよくつくるね」とかいわれていたことが全部そらごとのような気になっています。保存食の悟りの境地?
味噌や梅干は正真正銘の保存食で、冷蔵庫につまっているものは「賞味期限延長食」なんですね。

焚き火ができなくなって、真剣に庭の植物のことを考えなくちゃ、と思ったり、
どうやら家事の再構築がはじまったみたい。
おばあさんになって、自分の手で身のまわりのことをすっきりできる人になるための、
はじまりにしたい、と蒸し暑い日に、決意しています。

時代とともに変わる家事の技術、年齢によっても変わるだろうし、
だから、それぞれがその暮らしに応じて工夫したらいいんだよね。
オートマティックに一般的な手法をとりいれるよりも、考えて工夫して探していくのはおもしろい。

画像はインドでの叩き洗いの様子。
脱水は、筒棒に布を巻いておしつけて水を切ります。
うちではこれはできないけど。。。

叩き洗い

musi
  1. 2014/07/11(金) 21:26:51|
  2. 季節のしごと

えみおわす春市 よもぎうえはら hakoギャラリー

なんだか年中行事となってきた春市。何回目なんでしょうか。
震災の年は、5月に延期になりましたが、
今年も3月の春分のあたりにみなさんと会えるんですね。
この空気感。
代々木上原の街が、よもぎうえはらになる6日間!
ぜひ遊びにいらしてください。

えみおわすの服は新作も多いみたいです。

musiは野良娘たちとラーメンをつくりますよ、なづけて野良ーめん!!
じゅんちゃんがつくってくれた切り絵です。

野ラーメン

竹の灰汁をかんすい(アルカリ)のかわりにつかうので、マイルドですが、
ラーメン精神はございます。
どうしてラーメンなのかは、おあいしたときにでもお話しますが、
じつはねえ、musiはこれまでの人生で、ラーメンには興味がなかったのです。
(だから、ちまたにあるラーメン道については無知なので、できるのかも。こわいものしらず?)

どうしてラーメンって、湯切りをするのか、ってみなさんご存知でしたか?
たぶん、秘密はやっぱり苦い水、かんすい=アルカリにありますね。わたしたちは灰汁をかんすいとして使います。

おもしろいのはねえ、
灰汁をいれてこねた麺は、茹で水がほとんどにごらないの。
麺がくっつかないようにふりかけた粉ですこしにごるけど、小麦が溶け出さないのです。

秦野雑草園あたりの春の野草とラーメンの出会い。
いたずら心満載です。

musi
  1. 2014/03/12(水) 10:14:31|
  2. 季節のしごと

ビロードの肌、ルビーの輝き

遅れていた梅の干し仕事、夏休み前に終えました。
場所や用具の関係で、まずは白梅を干して、赤紫蘇の梅へ。

梅バアの梅干しのワークショップでは、「干せなければ干さなくてもいいですよ」といっていますが、
せっかく晴れたらやっぱり干したいですね。
そのほうが保存性は高まるし、持ち運びもしやすくなります。
お部屋の中でも干してみてくださいね。
ただ、干せないからと、梅仕事をあきらめないで、ということなのです。
カリカリ梅はわたしも干してないし。

完熟梅をたっぷりの赤紫蘇でつけて、干し上がりのタイミングがあえば、
ビロードの肌触りで、果肉はルビーの輝き。これぞ梅星、きらきら。
塩が析出せずに、やわらかく干せたら、ということですね。

うめぼし1

「完熟梅赤紫蘇たっぷり」の高級梅干しは毎年少しだけつくります。
完熟梅はたくさんはとれないし(拾えないてこと)、うちの赤紫蘇も限られているからなんですけど。
上手にできたものはよくよく見ると、まだウブ毛があるのです。

うめぼしアップ

そういえば、梅を干せる暮らしがしたい、というのが会社勤めをやめた理由だったなあ。
月暦七夕の願いが、ひとつはたしかに、かなっていたのだと、
ないものねだりをしがちな自分に、お伝えしました。

現実は、一歩一歩。

今日も端っこからやっていこう。

まるで一足飛びに別世界にいくように、夏休みの昨日はずいぶん遊んだから!
(なんとお盆の首都圏、渋滞無しに三浦海岸まで連れていってくれた友達がいたのです。彼らも、きっと毎日毎とき、ひとつひとつやっている。ちょっとした奇跡に感謝)

musi
  1. 2013/08/15(木) 13:05:28|
  2. 季節のしごと
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