草虫こよみ xusa musi coyomi

:::::::::::::::くさ むし そら うみ つち ひかり

単なる間に合わせでうめつくすなら、ないほうがいい

あったかいけど、雨降りで、仕事をする気になかなかなれず、
だらだらと書斎の片付けにとりかかる。
数年開いていない「染織資料」と背に記したファイルを手にとったら、
結局整理できずに、読み込むはめに。。。
その中にあった、ウイリアムモリスの本の一節。
(本のタイトルを抜き書きするのを忘れていたのでわからず失礼)

デザインについて
「自然のなかのある美しい事物が自分の目に強烈に焼きついて頭から離れなくなり、それでその喜びを芸術の規則に従って他者に表現し、自身が感じた強烈な喜びをいくらかでも人に分ち与えることができるようにする、という風でなければならない」

(ちなみに彼は古い植物学の本をひもとくことから、草木染の方法を見直した。)

私は、物心ついたころからプリント柄は苦手だった。でも、リバティの一部の柄やインドのウッドプリントなどは好き、とくにインドネシアのバティックはずっと見ていたいと感じることがあったし、今もある。

文様に心がある。祈りなのか。

モリスは壁紙が、何でもいいから壁を覆うための、単なる間に合わせの手段になってしまうなら、
白壁のほうが光と影がその壁面で楽しげに戯れ、よっぽどいいといっている。

たしかに、ヘタに人がとりつくろう絵柄よりは、自然の光と影をうつしてくれる白は、
逃げでもあるけれど、
汚れ隠しのような、気をまぎらわすためにあって、気が散るガラは、騒音みたいだと思う。

これはプリント柄にかぎったことでなく、人がつくるものすべてにいえるのだと、
自分がいい加減につくったり書いたり、ためこんだものに、ため息をつく。

でも、ひとつひとつやっていくしかない、と思い直して、
モリスの言葉に青ラインをひく。

生まれてしまったものに罪はなく、それをただ捨てるのでは、解決しないし、
今の自分にできることは、出会ったものとどうつきあうか、だけ。
(これはわりとストイックかも)

好みをこえて。

コピーの後半の数枚はメモ紙にして、
少し薄くなった「染織資料」のファイルを棚にしまう。

薄暗くなってきた、、、けっきょく片付けはできなかったけど、
心の中にかたづいたことができたみたい。

心ある仕事だけをしたい。日常些事において。

個人の目先の好みはこえて、ひろい好みに身をゆだねるように。


musi
  1. 2017/02/23(木) 16:39:41|
  2. musiの仕事

土と暮らしのオープンカレッジに参加します

【3月4日、長野県でのワークショップのお知らせです】

イベント「土と暮らしのオープンカレッジ」@佐久大学にて、ワークショップをすることになりました!
去年奈良のミルツルさんの乙女マルシェのお茶会でお出ししたバノックをつくります。

ふふ、バノックって? なんでしょうね。

『スコーンの原型、小麦粉もふくらし粉もつかわないバノックづくり』
2017年3月4日(土) 14:00~16:00
講師:石田紀佳

小麦が世界を制覇する前の食べものについて思いを巡らしたことはありますか?
(お米が日本を制覇する前も同様)
常識や伝統と思っていることが、じつはそうでないと知ると、
気持ちやふるまいが自由になります。
食の原型をたどることは、人類の食の軌跡をみつめることになります。
今回は、バノックといわれるイギリス北部でつくられていた乳製品を使ったものと、
ビーガンタイプをつくることを通して、未来の食と農牧のあり方を考察します。

長野ですので、そば粉を使ってみます。
おやきみたいなもんですね。

手を動かしたあとは、できたての「そばノック」とお茶を飲みながらお話をしましょう。

何と、今この告知を書きながら「そばノック」って思いついてしまいました。
楽しくなりそうだわ。

バノック○


〈参加方法〉
事前予約制。下記メールアドレス宛にお申込みください。
lamuda@ya2.so-net.ne.jp
(PCメールからのお返事になりますので、ブロック解除をお願いいたします、長らく返事がない場合は03-3485-2464までお電話ください)

〈持ち物〉
・そば粉を300cc程度
・バターか植物油を30cc
・バノックを持ち帰る容器
・エプロン頭巾など調理の服装
*材料を用意できない場合は実費(500円程度)お支払いで参加していただけます。
〈時間〉
14:00~16:00
〈会費〉
1,700円(材料費とお茶代込み)

*入場料は別途頂戴いたします。あらかじめご了承ください。
ホームページもあわせてご覧ください!
https://opencollege2017.localinfo.jp/posts/1860735?categoryIds=441360→
  1. 2017/02/17(金) 20:48:57|
  2. musiの仕事

更年期衝動 乞食ガールズ個展 おかっぱちゃんハウスにて

少し先になりますが、
2月10日金曜日〜15日水曜日までの
乞食ガールズの個展のキュレーターをいたします。

題して
「更年期衝動」

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テーマは不死鳥です。

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これまでのmusiの仕事からはちょっと想像しづらい世界かもしれませんが、
真実はつなっがっています。

ともあれ、四の五の言わずに見ておくれ!
って感じです。
老いも若きも、性別問わず、
更年期ぜんぜん前の方も、直前の方も、まっただ中の方も、過ぎた方も。
足を運んでいただいて、損はないと、きっぱり言い放ちます。

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万事お繰り合わせの上、
ぜひ!
ぜひ体感しにきてくださいね。

musi 石田紀佳
  1. 2017/01/24(火) 19:03:42|
  2. musiの仕事

えみおわす 冬のあったかいもの

12月1日から6日まで、代々木上原ハコギャラリーでのえみおわすの展示に、参加します。
musiはごはんと縫い物での出演です。

ごはんは1日から5日まで。詳細は→
冬のワイルドフード、お米も小麦もメインにはつかわない献立。
貴重な米と小麦は隠し味です。

縫い物は6日で、ごはん付きです。詳細は→ こちら締め切らせていただきました。
先日の岡山滞在中に布を選びました。

今年は、大豆100%の豆味噌もお出まし。
昨日、仕込み後初の桶のぞきをしたのですが、うまくいってました。
これまでいろんな豆で味噌をつくってきましたが、大豆100%は初めてだったし、三年くらい熟成したほうがいいって聞いていたので、おっかなびっくり味見しました。
豆味噌1
今回ははじめて重しをしました。

豆味噌2
黴びてない!

旨味抜群です。米や麦のコウジとは違う味なんですね。
いっしょに仕込んだ友人たちの顔や、一年豆味噌をなめて「うまっ」っていってくれそうな人の顔を思い浮かべてにんまりです。
味見しにいらしてね!

石田紀佳
  1. 2016/11/26(土) 20:37:35|
  2. musiの仕事

あなたへ omotoの仕事展 かぐれ表参道にて

11月21日からはじまるomotoのお二人のお仕事を紹介する展示会。
今年のタイトルは「あなたへ」
使ってもらう人を思いえがいて、ひとつひとつ縫って、叩いて、手わたししていきたい、
という鈴木智子さんと康人さんの気持ちをタイトルの言葉にしました。

sirai.png

案内状には、詩人の白井明大さんの詩を、写真のかわりに、
亜鉛凸版印刷しました。
いわきで書かれた言葉だそうです。

ひさしぶりにすごーーく丁寧に案内状をつくったら、
これからはこういう仕事をしていきたいなあ、と思いました。
このごろではすごく安く印刷できるので、言葉がどうも軽くなる。
その軽さがいい場合もあるけど、言葉の浪費の面もある。
活版だから、凸版だから、手仕事だから、いいとは限らないのはもちろんのこととして、
どんな手段、技術であろうと、出会った命と、ものごとをじっくり味わう日常を
残されたこの人生では紡いでいきたい、とこのごろ強く願います。

座談会「二十四節気とomotoの手仕事」では、聞き役として参加します。

草暦も販売していただきます。

表参道のケヤキはすっかり黄色くなっていました。
7年まえくらいのちょうど今頃、このかぐれの街野原の造園→をしていたのです。
すっかり大きくなった木々は夏にばっさり剪定されたけれど、
街野原はつづいています。

落ち葉舞う季節に、言の葉を感じにいらしてください。

musi 石田紀佳
  1. 2016/11/20(日) 05:16:42|
  2. musiの仕事

地球詩折り本 東京での小さな展覧会 のお知らせ 10/1日と2日

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「世界に一冊だけの地球詩折り本」の会
  
 服部植物研究所の常設展示品

2016年10月1日(土)2日(日)
11:00~16:30ごろ

場所:シトラスプレスアトリエ
(町田市;小田急線玉川学園駅からバスなどで10分、子供の国から徒歩10分程度)


*内容*

*4600ページの折り本展示 詳細はこちら→
触ってご覧いただけます。

*水田順子の版画を印刷したカードの販売

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○催しもの○

◆地球のたどってきた道と折り本についてのお話 石田紀佳 13:00~14:00(会費1000円)

◆折り本づくり 西尾彩 11:00~13:00 or 14:00~16:00(会費1500円材料費込み 定員各日10名程度 所要時間は30〜60分程度)
ご予約はこちらから シトラスプレス問い合わせ→

*地球詩折り本見学だけの方は無料です。
(お話会以外の時間におこしください。)

折り本づくりワークショップ以外のお問い合わせは
lamuda@ya2.so-net.ne.jp 石田

+++++
西尾彩さんが、今回の展示のために、短時間でできる製本を考えてくださいました。
そして特別に、折り本形式にしてくれました。
押し葉入れにしてもいいし、好きな言葉を書き記してもいいし。
コケの標本を入れることもできますね。


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musi
  1. 2016/08/22(月) 10:32:01|
  2. musiの仕事

七十二候入門

先日7/9日、朝日カルチャーセンターで、七十二候についての講義をさせていただきました。

お越しくださったみなさま、はじめての方、いつも助けてくださっている方、ありがとうございました。
短い時間だったので、お伝えできなかったこともありますし、
終わってから、旧暦についてもっと基本中の基本を知りたいという声もききました。
次回はそこもふまえて、手を動かすことはやはりきちんと入れて、構成したいなと思っています。

次は10月22日の13:00から、と決まりました。時間は今回よりも長くなるかもです。
そのときまでに、草暦が間に合ったら! と思いますが、んーーーどうでしょう。

10年、旧暦と新暦を兼ねた暦を企画制作してきて、じわじわと感じていることを
講義という形でお伝えするのは、自分にとっていちばん学びになっています。
この学びを、みなさま、そしてこの宇宙にかえしていきたいです。

矢谷左知子さんの手書きの字が大好きで、
この文字を通して矢谷さんの世界をみなさまのお手元に届けたい、と
はじめた暦。

まさか暦のことを自分がお話するとは思っていませんでした。


musi
  1. 2016/07/10(日) 21:55:04|
  2. musiの仕事

コケの観察会 美濃で

来週末、5/21.22、musiは美濃へ。
ひとつには魔女入門をさせてもらうのですが、今回は特別企画で、服部植物研究所(服部みれいさんの親戚ってことではないのよ)の協力で、コケ博士によるコケの観察会と、例の折り本の公開をいたします。
片桐博士はムクムクゴケの専門家で、広島大学から来て下さいます。

観察会の参加費は全額、九州地方(研究所が宮崎にあるので)の災害支援に送ります。
お一人1500円。
おこさまは無料です。

お近くの方、ぜひぜひご参加くださいね。
美濃の町、湿気が多いみたいだからどんな美しく濃いコケにであえるのか。
雨天決行です、コケは雨が好きなんですよね。

詳細はこちら→

石田紀佳
  1. 2016/05/15(日) 16:23:49|
  2. musiの仕事

奈良ミルツルの展示会とお話会

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草暦をあつかってくださっている奈良のミルツルさん。
セミオーダーで服をつくり、販売し、ミルツル(天野千鶴さん)さんの選んだものも紹介しています。
そのミルツルさんの展示会をmusiがお手伝いして、東京で開催いたします。

彼女のしなやかでていねいな仕事ぶりを、感じていただけるお話会もいたします。
服をつくりながら、染め工場、機工場の取材をしてまとめるなんて、いったいミルツルさんは何人いるのかしら?
と驚きますが、見た目にはいつものんびりムード。
ものづくりに興味のある方、自分で仕事をしていきたい方、暮らしをていねいにしたい方におすすめの会です。

どうぞ遊びにいらしてください。
musiは土曜の日中以外は、会場におります。


Milleturu ミルツル
着る人によりそう、お仕立て服


2016年4月22日(金)23日(土)24日(日)
11:00-19:00
hako gallery
〒151-0066 東京都渋谷区西原3-1-4
Tel 03-5453-5321
http://hakogallery.jp/

奈良にアトリエとショップを構えるミルツルのセミオーダー服展示会。
全国の産地で作られるオリジナルテキスタイルをはじめこだわりの
生地から生まれる春夏秋冬のトップス、ワンピース、ボトムス、コートなど
60型ほどのサンプルよりオーダーを承ります(サイズ直しも可能です)。
一点一点、その人のためにお作りするので、仕上がりまで一ヶ月はかかります。
東京の方にもこのゆったりと流れるものづくりの時間の待ち遠しさと、
長く着られるお仕立て服を体験していただきたいです。

<お話し会>
ミルツルのものづくりについて画像を
見ながらゆったりとお話しします

日時  4月23日(土) 19時より
お話  Milleturu 天野 千鶴
聞き手 石田 紀佳(キュレーター、手仕事研究)
参加費 500円(おやつとお茶付き)
ご予約 Milleturu 電話 0743-52-4420
        メールinfo@mille-turu.com

お話会について→
  1. 2016/04/09(土) 21:05:10|
  2. musiの仕事

えみおわす 春市 7回目

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2016 年3月17日(木)-22日(火)
11:00–18:00 最終日は17:00まで
hakoギャラリー 東京都渋谷区西原3-1-4

今年の春分前後も代々木上原にて、えみおわすの春市→でごはん係と縫い物の会をいたします。
新刊本「魔女入門 暮らしを楽しくする七十二候の手仕事」と「草木と手仕事」「スピナッツ」などの本や、
トゥルシーの種子も販売するよ〜

種の魔法つる
ちこゆみこがつくってくれたハンコをぺたっ

七回目ですので、これまでとは違う試みもするんですよ。
おこさまボーイズをはじめとする娘たちがそれぞれお母さんになって、日替わり春野ごはんを出します!
手頃なお値段にもなるので、お近くの方は毎日来れるよ。

春市試作1

春市試作2

画像はたぶん初日に出す「春野皿だ!」(ハルノサラダ)と人参デザート(鬼ぐるみ入り)を
野草のかわりに庭の草花で試作したもの。

ちいぱぱ農園の大和芋と、伊勢のメカブと自家製レンズ豆納豆が入っています。
しばらくこのまま食べていただいて、途中からはお味噌スープをかけて、という食べ方がおすすめです。

人参デザートは、先日ささたくやさんのレシビ確認のお手伝いをしたときのケーキにヒントを得てつくりました。
細い竹をセルクルにしたの。
食べるときには、けっきょくつぶれちゃうんだけど、、、どうかな?

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縫い物ワークショップのアームカバー(当日はえみおわすのはぎれをあわせて)

ぜひ遊びにいらしてください。
musi
  1. 2016/03/10(木) 14:10:27|
  2. musiの仕事
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