草暦つくりはじめました
(来年は旧暦だと5月が2回もあるんですよ!)
2008年草暦のおまけ
musiはこのまえ、きりとりました。
みんなはどんなふうにきったのかな と 目と手とはさみをまわしながら。
ヒモをつけたままきったらば

ぬけがら

来年も今年と紙質は同じに。サイズもだいたい同じでいくつもりです。
おまけは見てのおたのしみ!
#おわび と いいわけ#
苧麻のヒモがきれた方もいるようで、すみません。じつはmusiもxusaも自家用のものは、きれたことがないのです。ふたりともおんぼろ一軒家で乾燥していないからでしょうか。苧麻ヒモ、ほしい方で手渡せる方にはおわけします。 musi
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目まわったでしょ。
いままでよく切るのがまんしたこと。
(
私は制作責任上、去年のうちに切っちゃった)
来年のオマケどーしよーかなー xusa
- 2008/08/27(水) 14:53:55|
- 草暦
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これは去年の蓮
葉山の、とあるヒミツの蓮池
蓮の茎を少しわけていただき蓮糸をつくってみました

去年花のころお邪魔して、
ふと思いつきその場でとつぜん蓮糸つくり
今年はうっかり出遅れてしまい、もう花は終わっていました
でもそのぶん気兼ねなく
ほんとの作りかたは知らないけれど
得意の、感じるままの草しごと
切り口から無数の細い糸が出てきます
それを撚りながら糸状にしていく・・・
なんてかるいもの



天女の羽衣は蓮糸で織られていたことでしょう
触れているだけで、浮遊感をあじわう
この世の重力から放たれたような質のものです
まとってみたい、
織ってみたい
けれど、数万本の茎が必要らしい、、
それだけでも現世からすこし遠のいた気分
根っこはレンコンだし茎も花心も穴ぼこだらけ
空洞を内包してる
つよいつよい存在感なのに

このかるさを活かした浮遊しそうな蓮の布を織ってみたくなりました xusa
*
今月号の Lingkaranリンカラン、後ろのほーに出ています
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夏の終わりは葉山の海
がこのところ恒例になっている
海も好きだけど、xusaのリズムにのりたくて、自然とこの時期やってくる
ことしはとある場所の蓮の穴から夏のむこうをのぞきこんだ。
xusaはこれからどうしていくんだろ そしてわたしも
海の家オアシスにすわったのは思いおこせば10数年ぶり。
そこでhouちゃんの歌もきいたなんて!
蓮の糸はいったいどこにつながっているのやら musi
- 2008/08/22(金) 13:02:04|
- 季節の草虫
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稲の子、いなご、いなごの子
うまれたばかりいなごっこ
しっかとはっぱにしがみつき
一部の方にご心配おかけしましたいもち病をなんとかクリアして、14日には穂が出はじめてました。



小学生のころ、夏休みの宿題で稲の花の観察というのがありました。
朝早くでないと花はみられないといわれたけど、いったいどれが花なんだかよくわからなかった。
ヘチマの観察にはずいぶんもえたけど、イネはぴんとこなかった。畦道にしゃがみこんでえんぴつでなんとかモミになるところからおしべがはみでている絵をかいた。どうもきまらないなあ、というもやもや感を実に30年ほどもっているのだから、けっこうしつこい。
今年は草刈まさお機がこなかったので、手刈りで風の通り道づくり。ばっさばっさと刈ったら手が痛くなってきたので、足でなぎたおしたり。われながらひどい景色だなあ、とがっくりしていたらシロチビがきた。
作業の途中もみずみずしい景色をつなげられるといいのだけど、いそぐとだめだ。とりあえずはいるあいだに風通しをよくせねば、とむやみにあせるのよね。
あーあ、とりあえず、とりあえずの人生になってしまってる、とがっくりしたのですが、シロはどこふく風。 musi
シロとxusa イネおばけmusi

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アヤ~
いなご、スンゴイ顔してんねー
顔の輪郭もお米のよう
エラソーな顔してアカちゃんぽい仕草、いとおかし
それにしても農薬は使わず、石灰でイモチ病退治、できたのはすごい。
アメンボ水影

パトロールに来たシロ 畦道でウットリご満悦 アゼムシロの花



おばさんち アイスありがとう

xusa
- 2008/08/17(日) 14:37:35|
- 田んぼ
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続々旅立つチビカマキリ
ちっちゃいくせして気は強い
カメラ向けると、
お?なに、やるわけ?ってかんじでこっちを向いてやってくるんだなー
対等に向き合えてる感じ、というかやる気まんまん
その気合いに、ちょっと敬意 xusa
*そういえば前にupした
この子かもしれないな、だといいな。
同じ場所で出会ったよ
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むにょーん、ほにゃほにゃ、ふわー、くるー
蟷螂の漢字ってかまきりにあわない気がしていたけど、この写真だとこのよくわからない漢字の感じがでているねえ。なんかカマキリカンフーみたい。
色もきれい。
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色といえば、
「森の暮らし たいまぐら便り」アノニマ・スタジオを書いた安部智穂さんからおもしろい話をききました。(企画編集をmusiがお手伝いしました)
岩手在住の昆虫関係エッセイストの澤口たまみさんが書店でこの本を偶然みつけて「私の好きな青虫色の本」ということで手にとってくれたとか。最初はもっと渋いビリジアン系の装丁案だったのですが、けっきょくこの色にしてよかったなあ。だって、青虫色なんですから!!! そうとは気づいていなかったmusiはまだまだ虫修行がたりませぬ。
画像は澤口さんが翻訳した本とならぶ森の青虫。

musiははじめてたいまぐらにいったとき、そのあまりの透明さに自分が消えそうになりました。12月で紅葉もおわって、雪もないころ。空気も水も光もすきとおっているのがあまりに強くて。
智穂さんが本の中で人とそれ以外のいきものの境界線についてふれていて、彼女自身がその境界線をおかしているのではないかと書いています。たしかにたいまぐらは普通には人が住めるところではないし、そういう場所であってほしい。そういうボーダーを守るというか、伝えるような役割が、たいまぐらのようなところに暮らす人にはあるんだろう。(ボーダレスに生きられる人は目にみえないほんとうのボーダーをわきまえられる人だけ。そういうのに近づきたい)
青虫といわれたのは、この本の内容を見抜いてもらったようで、とてもうれしい。
智穂さんの明るさをあらわした色でもあります。 musi
- 2008/08/11(月) 00:15:03|
- 季節の草虫
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七夕、立秋。
さといもの葉の上 アオガエルしっぽがきえてひとりたち
さといもの露をあつめて墨をすって願いごとを書きました。
「星がたくさんみられますように」
今朝、サーサーノーハ、サーラサラと口ずさんでいたら、ササのおくりものがありました。
和歌山の海南市「おまめ」という店の「なれずし」です。
スピンハウスポンタが出している「スピナッツ」という手紡ぎ専門のコアな雑誌に前号から連載をはじめたのですが、次号は柿の葉寿司にちょっと触れます。そのつながりでぽんたさんが本場のなれ寿司を送ってくれたのです。(昔からのなれずしとは違う初心者(?)バージョン)
こんなこわおもての包み。

ササの葉は、マス寿司とかそういう大きさのものを想像していたのですが、くるくると酢飯をまいたササはながーいながい。なんでも和歌山あたりの潮風があたるところにしかないササ(アセともいう)だそうです。どんなふうに生えているササなんだろうか。しめ鯖としょうがのいれかたも豪快です。
画像クリックで大きく見えるよ
南国の海の味、夏ばてがふっとぶうまさでした。
谷崎潤一郎さんに自慢したいくらい! というのも谷崎さんは陰翳礼讃に柿の葉寿司のことを「家でつくって夏中そればかりを食べた」と書いていて、レシピまでのせていたから。それにつられて私も柿の葉寿司をつくったのですが(おいしくできたけど)、彼は自分でつくったんではないことがわかりました。なんでこんなロングセラーなのにそこを指摘する人がいないのだろうか、ということをぽんたさんと話していて、今回なれ寿司をいただく運びになったのです。あのレシピで手がべとべとになってプンプンしたけど、やっぱり谷崎さんに感謝です。
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ぽんたさんよりササの画像を送っていただきました。これ、日南の海辺でたくさん見たヤツラです。なんか表情あるなあ、人かトリみたいだなあと思っていました。musi

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ことし七夕の日は伊豆
天の川、流れ星、牽牛星、織女星・・よく見えました
草の露集めは七夕の前日の朝するのだとか。
それで墨を擦り短冊と紙縒りを母の和紙で手づくり、願いごとではなく草を祀った、
おととし草の七夕
xusa
- 2008/08/07(木) 14:50:22|
- 草で作られたもの
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