1月26日
旧元旦の日
近所の山なかを開拓して住む友の敷地の竹をみんなで伐って整理する
焚き火で地魚を焼き
葉山の秘湯に入る
温泉のあと皆でごはん
シンプルで贅沢な地産のご馳走
漁港で捨てられている魚を調理してくれた若き友の手料理のおいしかったこと!
心満ちた新月の日
新しい一年がはじまるんだな
今年もどうぞヨロシク
xusa
秘湯の風呂絵
いち富士・・ステキ
- 2009/01/27(火) 19:47:47|
- 草暦
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寒紅梅に越冬イラガ。うずらの玉子みたい。この人、わりと派手好きですね。でも成虫になると地味。
若いころはさんざんつぱって、粋な模様の殻にこもって眠ったあとは、渋好みではばたく。 musi
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わわ、、こんなのがいるのか。。
みんなスゴイんだなー xusa
- 2009/01/24(土) 08:52:12|
- 季節の草虫
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今日はめずらしく銀座でxusa とmusiはあいました。xusaのお友だちのつるよさんの個展に行ったのです。案内状に8点、と書いてあって、ああ1年で(もっとかかっているものあるかもしれないけど)8点の絵なのか、としみじみ思い、ギャラリーに入りました。
xusaは「つるよさんは毎日絵を描いているけど、それでも時間が足りないっていうの」、といってました。そうか、とまたしみじみ思って、しばらくみて、外に出て、あたたかいので日比谷公園へ。
ベンチでおやつをしていると、持ってきた鏡開きあられがひとつ転がって、スズメのちゅんすけたちがよってきた。大きすぎるのでひろって、それをを小さくしてばらまいてしばらく遊ぶ。今日はひさしぶりにxusaと会えたし、すずめとも遊べてよかった、と心から喜ぶ。
で、帰りぎわに、もう外食もしないしあんまり服も買わなくなった話になって、xusaとわかれた。一人になって、買わなくなったその理由はものを増やしたくないということもあるけど、人生の短い中でなるべくいろんなことを自分でやってみたいからってのがあるのだな、この話をxusaとしたかったなあ、なんて思いながら帰った。繕ったり、ごはんをつくったり。人にしてもらうのもうれしいけど、まず自分でやりたい。
描きたいものに近づいていくのに、今生の時は足りないとひたすら描き続ける画家。すごく純なものに触れた感じがした。そういう願いのエッセンス。わたしは絵はかかないし、明らかにひとつのことに集中することもできないけど、でも何か願いはある。すごく抽象的で意味わかんなくなったりするけど、それを感じさせてくれる人の行為がある。その行為のひとつが絵であったりする。 musi
- 2009/01/23(金) 21:51:35|
- 徒然
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旧暦1/15日にあたる2/9日満月の日に雑草園たんぼでどんと焼きをします。
2/8日にはどんとイブをします。
お飾りをゴミで捨てられなくて困っている方、竹をきって焚火をしたい方、どうぞお越しください。
連絡は石田紀佳まで。lamudaあっとまーくya2.so-net.ne.jp
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xusaんちのあげは、羽化したとき部屋でどんな風に舞ったのかしら。とうとうと夢心地で布団の中で想像していたんだけど、でもどうやって入ってきたんだろう、と思い出したら目がさえちゃった。
- 2009/01/22(木) 22:23:14|
- 田んぼ
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2月号のコンフォルト(p67~69)に「時を纏うもの」古びたものにひかれるのはなぜか、という文を書きました。そこに魯山の大嶌文彦個展のときの作品(大嶌さんは「作品ってものでない」といいますが)の写真を使わせてもらいました。わたしの文に添えさせてもらうのはまことにもったいなく、申し訳なかったのですが、大嶌さんがぜひ一緒に仕事してみたい写真家がいるとのことで承諾をいただけたのです。
たしかにすばらしい目をもった方でした。
わたしはボールがいたく気にいり(魯山でみたときも写真になったときも)、写真の白黒コピーを部屋にはっていたら、きのうその古賀絵里子さんから生写真(こういういい方でいいのかな)をいただきました。野球ボールがこうなるとは。。。。ゴムのひび割れ感もけっこう好きです。
ちなみに骨董品のことを英語でtime-wornともいいます。まさに時を纏ったもの。ま、わたしたちもそうですけどね。 musi
- 2009/01/14(水) 11:36:18|
- musiの仕事
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きのうは満月
近くの一色海岸では新暦でのどんと焼きでした。
新年の挨拶がそこここで交わされる、ゆるくて、ほんわかご近所の左義長、
よい光景でした。

冬の葉山の光には身とこころが洗われるようです。
夕焼けを浴びてきました。 xusa

- 2009/01/12(月) 18:02:19|
- 季節の行事
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天城山の氷きのうはもうさむくてさむくて
「温」という文字などおよそ思い浮かばない天候だったのに
一夜明けたら昼間は葉山も日差しはあたたか地面もほかほか
二十四節気や七十二候はあくまで目安なのになぜかピタっとおさまることがよくあって
そんなときは、お見事、と膝をたたきたくなる・・!
一年でいちばん寒いこの時季がすぎると木々たちもごそごそしはじめて
あと2週間もすれば旧正月なんだな
腐葉土のなかにはもうこんなに大きな兜の幼虫・・おもーい!
春を待ってるね
xusa
- 2009/01/10(土) 12:55:13|
- 七十二候
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お正月
天城の山にのぼった。



なんだか異形な木々の容姿。
うごうごと魅力的なリズム。
天城はこの列島でも有数の降雨地。
湿り気が木々の姿を和らげるのかしらん。
xusa
- 2009/01/09(金) 21:57:11|
- 自然環境
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お昼どき、ラジオをつけていたら、ダニについてしきりに聞こえてくる。ちょっと痒そうな話もあったけど、そのダニ博士があまりに上品な語り口なので、ごはんを食べながら聞き入ってしまった。
害虫としてのダニについて話しているときも愛情に満ちている。まったくジェントルマンな博士はダニ一筋に研究してきたらしい、50年とかいってたかしら。。。
そのときに、ダニでつくる糊の話があった。まさかーと思ったけど、翌日本棚の整理をしていて立ち読みをしたら、ちょうどそのダニでつくる「ふるのり」について書いてあるではないか! すっごーい。
ダニの名誉(!)のためにここで紹介します。以下抜粋概略。
絵画の修復に西洋でも和紙が裏打ちとして使われているが、それを貼るための糊が「aged starch paste=furunori」。十年間密封したカメの中で糊をねかせ、上にはった白いカビをとりのぞいた下澄みの糊で、粘度が適当で紙の層にも浸透しやすく接着力も強く細菌にも強いと大英博物館の研究員の報告があった。
で、日本の研究者の報告はこの古糊にはダニが発生し、それによってデンプンが特殊な分解をしているとのこと。
(セレンディピティについてのエッセイのところに書いてありました。「科学に遊ぶ」岡村誠三さん。) musi
- 2009/01/06(火) 22:35:47|
- 季節の草虫
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今月号のソトコトにコンニャクのことを書いた。その中で第二次世界大戦末期に手漉き楮紙にコンニャク糊を塗ってつくった「風船爆弾」が兵器として大平洋を渡ったことに少し触れた。それに触れた理由は、愛すべき楮の紙とコンニャクをつかった風船はできれば平和のためにとばしたい、といいたかったからだ。
物事の進行はシンクロする。
そういうコラムを書いているあいだに、紙漉きのリチャードフレイビンさんから小川町での「風船爆弾」用気球紙づくりについての生き証人がいるから、インタビューにいかないかと誘われたのだ。
このインタビューに先立つ話は、前にリチャードさんがオークションで落とした戦前の手漉きの紙が、偶然気球紙だったことにさかのぼる。たぶん穴があっりしてはじかれたものが雑物屋さんに眠っていたらしい。ほぼスクエアの形が普通の手漉き紙と違うのでピンときたそうだ。わたしも1枚わけてもらったが、薄くてきれいな紙。まだコンニャクで張り合わせる前のもの。上等な和紙って感じだ。こんな美しいものが、兵器になるなんて。。。
小川町の図書館で風船爆弾についての資料をあつめて、この正月に目を通した。結果、風船について知るというよりは、戦争の異常さをただただ感じるだけだった。
戦争末期、若い娘たちがヒロポンを飲みながら、紙をはりあわせて、巨大な風船をこしらえる。象徴的に喜劇と悲劇のないまぜになったあまりにひどい事実。
お国のため? SO WHAT!!
いまも同じようなことがおきている。ただ自分の身にあきらかにあらわれていないだけ。
集団行動のおそろしさ。人にだれしも互いに助けられてしか生きられないけど、ひとつの考えをおしつけられるのはご免だ。
生イモコンニャクづくりの季節、紙漉きの季節です。 musi
- 2009/01/03(土) 17:27:52|
- 季節のしごと
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