


鎌倉山の友人宅でキッズワークショップ。
その場所にたくさん生えていて、採ってもいいものを素材に、、
この時季のその場所、それはフキだった。
こどもたちとフキを集めた。
葉っぱを染めに、茎をランチのつけあわせに。
敷地内でパーマカルチャーを実践している住人当人が作った
スウェット・ロッジのなかを染めの基地にしてみた。
おとなもこどももわくわく・・
場所ってけっこう重要だ。
フキの葉っぱはとてもいい色に染まった。
茎の料理もオイシカッタ。
同じ敷地のなかの同じ植物から
色をもらって、
おかずもできる。
そういうことなんだよなあ、もともと。 xusa
- 2009/03/29(日) 23:22:03|
- xusaのしごと
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錯覚かとおもった
この2か月ちかく、天然の採れたてワカメにはまっているので
ついにワカメ中毒でおかしくなったのでは??と一瞬・・
ワカメの茎のきれはしが動いた、と見えた
生きてる
いったいこれはナンダ??
葛もそうだった
繊維をとるため葛のつるを採っているときも
節がうごいたっ
と思ったら、葛の精としか思えない、カメムシの赤ちゃん
緑で産毛がはえて葛の一部分と見分けがつかない
同じ色
同じ質感
草に似せてその陰に寄り添う虫
草と虫はやはりどこかで境がない
たがいにボーダーをはずして行き来できる通路をもっているんだ、きっと
あしたは海にかえしてあげよう xusa
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- 2009/03/24(火) 21:07:08|
- 草と虫
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うちにいたキジ猫のアニャが亡くなってあとひとつきで二年になる。
ありし日のアニャと 貝母百合(バイモユリ)。
この季節になるとあたたかい日もあるから、おばあちゃん猫もぴょんと外に出て、くんくん、むしゃむしゃしてた。
今はこの庭の土になったアニャ。そのあたりにも貝母百合が咲いて、葉の先のつるをからませている。それがなんだか猫の爪にみえる。
貝の母にも猫の爪
鳥をながめていたアニャをみて、あきさんはいつも「鳥になりたいんだな」っていってた。
土になって、大気になってとんでいったかしら。
musi
- 2009/03/24(火) 10:32:42|
- 季節の草虫
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海藻と海草は違うらしいけど、どちらも海の草ではある。
xusaがシロウさんのいる浜につれていってくれた。
数日まえに大シケだったので、たくさんの海藻が浜にうち上がっている。
それを拾わせてもらった。
まさに海からのおくりもの。このヒトたちどんなふうに海にいたんだろう。
岩をだいた根やキズ跡ののこる茎が彼らの旅を想像させてくれる。このひらひらな葉を海のなかではためかせていたんだ。
それが波にさらわれてここまでやってきた。
xusaの部屋のわかめのドライがとってもきれいだったので、わたしもやってみた。
やわらかいときにはさかさまにしかつるせなかったワカメが、海の中にいたときのように立ち上がる、ように見えて、ばかみたいにうれしがる。
アラメさんというのもいた。この人は鹿の角と親戚の姿。
そして葉の表面のでこぼこ模様も大迫力。
西松幹浩さんの絵の横につるした。彼もこのことを知ったら喜ぶだろう.アラメさんはどうだろう。逆さ吊りはいやかな。
昔、南の島でひろった貝などを机にならべて、海を恋しがる朝。
豊か海は豊かな山のおかげ。楽しかった一日なのに涙がにじんだ。 musi
- 2009/03/19(木) 21:50:42|
- 季節のしごと
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なのだけど、まだ蝶は見ていない
毛虫はいっぱい畑の菜っ葉にいるけれど
庭ではいまギンヨウアカシアが満開
そこに日が灯ったようにあかるい花
庭の両横にはワカメを干してる
2月からこの一か月というもの、海で拾った天然のワカメを食べ続けていて
なかでも茎とメカブに中毒している
この靴べらみたいに固い茎をナマのまま、拍子切りしてごま油で炒め
醤油と一味をからめるのがそれはもう絶品。。
ほとんど毎日そればっかり。。
コレだけはすぐそばでワカメがとれる環境ならではの、まさに醍醐味
アワビなみでアワビよりおいしいかも
加えて漁師のシロウさんに亀の手もいただいた

か、かなりぐろい、、
でもこれが美味。。貝の一種
すぐそばの海の恵みはモノスゴイ
こんなに長くそばに住んでいたのに知らなかった
いま新鮮に圧倒され続けている
海のいきものたちに心より感謝 xusa
- 2009/03/15(日) 22:45:07|
- 七十二候
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3/5日の啓蟄もすぎたし、今年はこのあたりは暖かかったので、虫はもぞもぞしています。
おとといアザミが朝露にぬれて、地面にぺったんこくっついているのをみていたら、バッタがいました。葉っぱと同じ色。画面の中央、わかりますか? カモフラージュなんでしょうかね。
このまえのタコ話ではそのカモフラージュ(タコフラージュというべきか)のことが、すっごくおもしろかったの。海にもぐる人がいうには、タコって危険を感じて「ヤバっ!」ってなると色をかえて、まわりと同色にするらしいの。すごいねえ、意志でできるみたい。
それで「わたしもときどきそうするけど」っていったら、みんな一瞬しんとした。
バッタにとってはまわりと同系色にするのはそれほどしんどくないのかもしれないけど、タコはきっとしんどいから、ときどきしか、ホントに必要なときしかしないのかな。
などと、人に引き寄せて考えてしまった。
でも人にも、バッタ型とタコ型があるかも。
わたしも時と場合でどちらにもなると、自分では思っている。
目立つのは好きではないから、なるべく目立たないようにしているけど、それは好みなのでちっともしんどくない。派手な服とか、場で浮くような行動は自分ではしていないつもり。。。だが。
でもどうしても人とあわない意見があっても、仕事などでそういう中でいると、無理にあわせてみようとしてきた。。保身のためだったのかなあ。それはしんどい。ああ、でも、ミーティングで気配を消したりするのは勝手になるのでそうしんどくもなったかなあ。
タコの気持ちもいろいろだろう。
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味噌は四斗、三斗、二斗の三つの杉桶シスターズ。これは432計画として、最初に四斗を南部桶正さんに頼んではじまったもの。毎年一斗ずつ使って三年味噌が二斗できるという、われながら、壮大かつ計算ずくしのプランでした。おすすめプランよ。musi
- 2009/03/09(月) 13:37:52|
- 二十四節気
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今日だった。
夕方、庭に干していたワカメや切り干し大根を取り込む時
遠くにほけきょ。
あ~
ウグイスの初音はどうしてこんなにうれしいのだろう。
特別のもの。
すぐそばの森が宅地造成のためになくなったので、
今年はどうなのだろうと思っていた。
ずいぶん遠くからだったけど、聞こえた。
いつもの年より遅いのは木々が一気に無くなったからだろうか。
工事の音もうるさくて、きこえなかったんだ、きっと。
これからどんどん開発がすすむこの町。
今耳にはいってくるのは連日の何台もの重機の音ばかり。
波の音、風の音、鳥の声はとうぶん聴こえない。
xusa
●すっかり忘れていたけれど、去年の「ウグイス啼く」の記事で
森がなくなったらウグイスの声が遠のくなあ、と書いていました。
http://xusamusi.blog121.fc2.com/blog-entry-20.html
- 2009/03/07(土) 22:48:01|
- 七十二候
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今年は暖かすぎるのではないかとの心配もよそに、寒仕込みとなった五年目の四斗杉桶味噌仕込み。
雑草園は雪景色が美しく、あまりにみとれて写真を撮るのも忘れてしまいました。雪をかぶった薮椿をひっそり眺める気持ちって。
めったに雪を見ない地域にいると年に一度は白い世界に包まれたい」と呑気に思います。
しかし、こういう天気だと外での焚火はちょっと難儀です。でもやわらかく大豆が煮れて、今年初づかいの黄緑の胞子が舞いとぶ不思議な小麦麹とあわさりました。
これはxusaの友だちがつくった真っ黒な味噌を前にもらって、一年味噌とはおもえない濃厚な味だったので、今年チャレンジした次第。
今のところ、コウジはどこのものとも決めかねています。いずれコウジも自分たちでつくりたいね、とはいっていますが、どうなることやら。四斗だと失敗すると大変だものね。。。
今年はxusaが中毒している葉山ワカメをまかないに出してくれて、それが強烈な麹以上に印象的な一日でした。
xusaの漁師仕込みの豪快な海草料理に、musiは今まで知らなかった(うすうすは気づいていたかな)xusaの大きさを感じたのでした。
とれたての生ワカメの全身を見たのもはじめて。茎、根、葉、つながってるその姿!!!
そしておいしさーーーー。
海の世界。前は鳥になりたかったけど、魚にもなりたーい。
いや、タコかな。
タコって人間に似ているんですって。タコ話はまたいずれ。 musi
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緑の麹は混ぜても存在感がつよいんだな。
なんだかワサビ漬けみたい・・
杉の桶のなかでしばらくおやすみ~
どう変化するんだろう。たのしみ。。
mai そしてsou おつかれさま musiも。 xusa

- 2009/03/05(木) 15:05:01|
- 季節のしごと
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