
2年前にまとめてもらった本が表紙が変わって再デビュー。
デザインは前回と同じく山口信博さん+大野あかりさん。
出版社や私の希望をお伝えしつつ、書籍のグラフィックデザインについて一考できたいい機会になりました。
後書きをほんの少しかえた以外は、内容は全く同じです。
xusaこと矢谷左知子さんの作品や制作過程の写真(葛布と上布の項)、矢谷さんのお母さんの美貴子さんの紙布の作品(三椏の項)も載っています。
葛の文章には今は亡きxusaママにすてきな感想をいただいて、読み返すとそのことを思い出します。
たくさんの方に御協力いただきました。
一般の書店にも並ぶはずですが、好意で置いてくださる店は下記。
よろしくお願いいたします。
真木テキスタイルスタジオ 東京都あきる野市 http://www.itoito.jp/
かぐれ 表参道 http://www.kagure.jp/
さる山 麻布十番 http://guillemets.net/
恵文社 京都http://www.keibunsha-books.com/
musi
- 2009/07/30(木) 01:17:04|
- musiの仕事
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6月19.20日に田植えをしてから、はじめての田中(たちゅう)草引き。
稲の根がはったのでそろそろ入ってもいいかな、と思ったが、例年より早めでした。
なんとなくもう少しあとでもいいような気がしました。
周りだけでよかったかもしれない。
オモダカの花が咲いてからでもよかったかも。
と悩ましい気持ち。
夕方には酢と灰をふりかけて。
おじさんおばさん、みさちゃんにも聞くけど、やっぱりイネやまわりの草々にきくのがいちばん(虫にもね)だけど、まだそういう耳をもっていないみたい。
動物の言葉がわかるソロモンの指輪の物語があるらしいけど、ソロモンの耳がほしい。
耳ピアスの穴はとうにふさがったが、見えないソロモンピアスをつけたい。
夕暮れカナカナにつつまれながら、耳と体が風景と一体になってうつらうつら。
けっきょく一泊したら朝もやカナカナも寝ぼけながらきいた耳の日でした。 musi
- 2009/07/28(火) 18:27:59|
- 田んぼ
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このまえ海でひろった天草でつくった、大好物、黒蜜心天(トコロテン)。
このへんの漁師さんは寒天とは言わない。
トコロテンと言ってる。
寒天というのは一度凍結させて乾物になったもののことらしい。
トコロテンというのが「海草を煮詰めて発生した寒天質を冷まし固めたもの」
まさに。
涼しさを目でめしあがれ。
xusa
ヤヤ、うちの猫が脱走~!

- 2009/07/25(土) 12:53:32|
- 海辺の生活
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そうか、あれはアカテガニっていうのでは・・??
今日の午前中ヤボ用で逗子まで自転車を漕いでいった。
往復の道でわりと大きい赤茶色のカニがみごとにぺっちゃんこになっているのをけっこう見かけた。
なんだろう、、と思いながら家に着いたらすっかり忘れてた・・
のが、今とつじょ思い起こされ、名前が出てきた。
調べてみるとやっぱりそうみたい。
きのうは新月の大潮
彼らは山から下りて道路を横切り、海をめざして産卵するのだ。
見かけたのはなん匹かだったけれど、さぞたくさんのカニたちが車の犠牲になったんだろうな。
山から海をめざすには、このへんではどんなにしても海沿いの道路をとおらざるをえない。
車って。
そういうものなのだ。
私も知らないうちにやってるんだ。
このまえも仔猫が二匹も犠牲になってるのを見た。。
車だけでなく、人のつくり出すあらゆるものが他の生物の命をムダに脅かし続ける。
たとえばクラゲとまちがえて海に流れでたビニールゴミを飲み続けて死んでいく水鳥、海亀。
彼らにたいして今ひとができることはなんだろう。
わたしのなかの大きな大きなもんだい。
写真はこちらのサイトからいただきました。xusa
- 2009/07/24(金) 13:49:49|
- 海辺の生活
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日蝕の最中のシンナセその時間は真名瀬浜に居てみた。
今日は新月大潮。
このまえの大潮の干潮のとき、シンナセの海はとても美しかったから。
日蝕の最大のときもここ葉山はあまり変わらなかった。。
雲が垂れ込めているせいもあったけれど。
いつも海では見かけない燕が30羽ほどいっせいに海に出てきて飛び交っていたのにはちょっと心ときめいた。
きのうの大雨と波で海は荒れ、海草が浜に大量に打ち上げられている。
色とりどり!

また天草をひろった。
乾かして寒天を作って黒砂糖を煮詰めてつくった蜜をかけて食べる。
すべて手づくりの黒蜜寒天は極美味。
海の近くに住んでるしあわせ・・


世界のネイティブのひとたちの間では日蝕のときは家の中でじっとして太陽を見ないで過ごすというのが大勢らしい。
そっとしておく・・畏怖と謙虚さと経験からくる智慧だろうか。
巷は日蝕でおどっていたようす。でも、それはそれでいいこと。
踊る者、隠る者、祈る者、
皆が天体の運行に意識をむける瞬間に人の数だけの行いと反応があっていいではないか。
宇宙サイズの営みからしたらどのみち人は微塵。
賢者も愚者もみんな愛しい。。
ナンテネ。
今日もすてきな一日でした。 xusa
- 2009/07/22(水) 22:27:23|
- 海辺の生活
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夏至のころに田植えして3週間がたった。
その日いっしょに苗取り田植えをした虫好きコマさんからかわいい画像が送られてきたので、ふりかえってアップ。
手植え用の苗をわけてもらっているおばさんの屋敷内の苗場とS丸くん。
もう今年で田んぼは終わりというから、来年は自分達で苗づくりしなきゃ。おばさんとこの苗の最後の写真になるのか。
田んぼの入り口でのカメムシ。 musi

- 2009/07/14(火) 22:03:38|
- 田んぼ
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お知らせ遅くなりましたが
(~7/14まで。もうほとんど終了間近・・)
逗子の
coyaでのパンツ展に参加しています。

coyaの商品であるシルクコットンパンツを何人かの人たちがカスタマイズ、それを展示しています。
私のもあります。
葉山の田んぼの脇のヨモギと
葉山の真名瀬の浜のヒジキで染めてみました。
郷土色ゆたか、、
いい匂いがします。
xusa
- 2009/07/12(日) 10:05:02|
- xusaのしごと
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秦野あたりは7月13日からお盆。
早い理由は、ここはかつてたばこ農家が多く、その刈り入れが8月中旬でとても忙しくお盆をやっていられなかったから。
体調を崩していたおじさんが敷地内のお墓にむかって、草刈り道具をひいて歩いていた。
お盆だからお墓をきれいにするのだ。

外でおじさんにあうとうれしい。おじさんは土の上、空の下が似合う。
去年までおじさんは夏には上半身肌脱ぎで野良仕事。「皮膚がかたくて虫がささねえだよ」っていってたが、しばらく家の中にいたら、実は色白なのだ。
透けるようなきれいな肌でびっくり。虫にさされないかしら。
おじさんが外に出られるようになったらおばさんも元気そう。
自分はどんなふうに年をとっていくのだろうか。この人たちにあえてよかった、
心からありがたく思う。
田田田田田田田田田田田田田田田田田田田田田
たんぼ、今のところ順調です。一本植え稲は少しずつ扇方にひろがっている。
水草には賛否両論あって、この水草に関しては否しかきいたことがないのだけど、どうしようもないし、かわいいヤツにみえるのでそのままにしている。
ああ、わからないことだらけ。そのわからなさの中にいるのが生きてるって感じ
でもある。musi
- 2009/07/11(土) 23:02:02|
- 季節の行事
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どうして今まであわずにきたんだろう、という人にあうことがある。
とくに東京だと人がたくさんいるから、同じ場所に同じころに行っていたのに、今の今まであわなかったってことがある。
そしてまた、どうしてあわなくなったんだろう、という人もいる。
そんなに遠くに住んでいるわけでもないのに、道ばたですれちがってもいいのに、まったくあわない。
ヨモギウエハラに住んで10年以上で、しょっちゅう道ですれ違う人もいる。
相手もわたしのこと「年とったなあ」とか思っているかも。
ひとりの人は10年来紙袋をもっている。たぶん紙袋は新しくなっているのだろうけどよくわからない。
諏訪に白磁の器をつくる小高千繪さんにあいにいった。いいタイミングでこの人とあったみたい。
連れられて守屋家の資料館にいったら、シシたちにあった。
田植えをちょうど終えたときだったから、どきりとしたぜ。 musi
- 2009/07/02(木) 11:17:02|
- 徒然
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