20代のときにサンフランシスコで布ナプキンを見て、それいらい外泊とか忙しいとき以外は手製ナプキンを月に一度ほど使ってきた。それがおととしに、そういうものもなしに過ごせることを知って、もっと早くからやれていれば、と悔しい思いをしたけれど、先日おむつなしでやってきた赤ちゃんにあった。布おむつも併用したらしいが、その育児日記のようなものを読ませていただいて、とてもおもしろかった。こうやって排泄などの自分のからだにおこることを感じて、しらせていくんだなあ、とわくわく読ませてもらった。
そうだよね、おむつなしに暮らす赤ちゃんはまだまだ世界にはいるものね。あたりまえとしてやっていることが、実はあたりまえでない。こういうこともまだまだある。musi

ノイバラが世田谷にも
- 2010/03/29(月) 14:30:25|
- 動物
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また綱、です。
この人はぜったいに好きだろう、と綱を持ち込んで体験してもらったら大当たり、
翌日には綱を買いに走った、友人の禅僧の住む山荘で先日スラックライン研究会をしました。
メンバーはこのエリアでのスラックラインの先駆け3ノットさん、禅僧さん親子、葉山での綱先駆者の友人、などなど。
ちょっとコアな集まりで各自かなり深い探究にはいりました。

モスガーデンと竹林と、屋敷内のストリーム、その間に綱が4本。いい感じです。
3ノットさんの緻密な綱気配づくりもさすがです。
お猿なお坊様は綱の合間に竹登りも。

禅と綱に共通して流れるものを、確実に、身体に問い、感じ取っている面々でした。
葉山の環境の奥深さ、人の繋がりの奥深さ、そして綱から見えてくることの奥深さが刻まれます。
綱、ますますはまってます。 xusa

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矢谷左知子のなみなみならぬしなやかさには、20年以上前、ちょっとした集まりで体をゆらして踊っている姿から感じていたけど、綱遊びの天才と葉山でいわれるようになるとは!
このしなやかさでああいう作品をつくっていたんですよね。形あるものからないものへ、そのふたつの行き来、であい。これからもすごく楽しみです。musi
- 2010/03/25(木) 23:31:44|
- 海辺の生活
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こんなふうに杉林にシダがひそやかに春をまっていた日につませてもらった草々を、春分をまつ数日代々木上原でお皿にのせました。
ときめくことたっぷりの四日間でしたが、最後のかたづけにきわめつけにうれしかったのは、だれも草を捨てたくなくて、持ってかえってくれたこと(おなかの中にもずいぶんかたづけたけれど)。たったひとつほんとの最後の最後にメイプルシロップがコッブに入っていて、まいちゃんが「これは。。。」と悲しそうな顔をしていいました。みんなで顔を見合わせながら、ちょっと飲めるかなあと口をつけたけど、とても無理なので近所の私が持ってかえりました。あとでコップをhakoさんにかえせばいいだけ。遠いカナダからきたメイプルさんのお汁ですものね。
月をみながらきらきらのシロップを手にもって、出会った人のことを思ってゆらゆら坂を登って帰りました。
今頃、シダはすっかりひらいていることでしょう。
昼も長くなることだし、うーーんとのびしてひらいていこおっ。musi
- 2010/03/23(火) 23:31:59|
- 季節のしごと
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春分の日にむかってよもぎ上原のギャラリーhakoで「えみおわす」の展示会があります。ご近所ということでまかないのお手伝いをします。四日間連続で春草ごはん。
詳しくはこちらから。
笑坐版店なおきさんじゅんこさんが、旅で出会った人や素材とつくりだす着るものは、毎日を旅きぶんにしてくれます。今回は彼らが旅でみつけた小物や、友達のお菓子やつくりものもあるそうです。
準備から五日間、ふたりと一緒にいられることが楽しみでなりません。

じゅんちゃんの版画の案内状が植木鉢でひなたぼっこ、ヒラタアブがとびだしそう。
きのうはのびるを掘って、酢漬けにしたよ。これはたぶんオプションメニューでひとつぶ5円とかにしよう、とかいたずら心わくわくと、なるべくそのままの春をはこべたらなあ、と思います。どうなることやら! くすくす笑いにいらしてください。 musi

- 2010/03/14(日) 10:32:04|
- 草で作られたもの
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最近、ケータリングなどで料理をつくる機会が一気にふえているのですが、うれしいことに地の野菜、しかも無農薬のものも手にはいるようになり、
野菜から触発されて、野菜の力を活かすメニューを考えることができます。
このフシギな地野菜たち
どこまで追ってもフラクタルなカリフラワーのロマネスク
このへんではけっこう出回っています。見ていてグルグルになりますが、味もさいこう。濃くてウマイ。


黒くてモグラみたいな大根は黒長大根。 先日絵を描くように上にかざってみました。花札ぽいな。
中は真っ白
ピリカラでしょうゆ漬けにするとかなりの絶品。
植物の力のすごさを野菜からあらためてもらいます。目からも口からも。植物バンザイ、野菜ダイスキ
xusa
- 2010/03/06(土) 11:48:22|
- 食べ物
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うちのやんちゃ子供ねこのヒナはこのところ春の浮かれモード。
ボーイフレンドの声にもう外に出たくて出たくて。一日ほとんど外にいる。
親としてはちょっと心配。
でもかわいい赤ちゃんが生まれるといいなあ
このまえ逗子のホールで「犬と猫と人間と」という映画を見てきた。
私としてはもっとも関心あることのひとつ、動物の命の尊厳を問う内容のドキュメント。
つらい現実がいっぱい出てくる、ほんとうは一番見たくない、知りたくないこと、
でもみんなに知ってほしいこと。
この国では動物愛護センターという場所で年間に30万匹ちかくの犬猫が処分されている。
それは心ない飼い主やブリーダーやいろんなミスのせい。
センターに入れられてたった5日間、その間も劣悪な環境で過ごし、心は傷つき、身体は弱り
最後、犬や猫たちはすべすべの冷たいステンレスの檻に入れられたまま、
ゴミのようにスライドされてガス室でくるしみのなか死を迎える。
仔猫は運ばれた即日注射で処分される。
生きようともがいていた、ちいちゃな身体が動かなくなっていく映像はほんとにむごい。
人はいつまでこんなことをし続けるのだろう。
もうやめなければ。
処分される犬猫たちが少しでも減るようにと動いている人たちもいる。
処分を引き受けるセンター側にも動物を大事に思う獣医さんたちがいる。
望んでいる人などいないけれど、みんながしょうがない、とどこかで思っているからこんな現実なのだろう。
動物実験も合わせると膨大な数のどうぶつたちが人間のために犠牲になる。
今は代替実験も確立され、ドイツでは動物実験は廃止されたそう。
ムダに動物を苦しめている現実はそれでも世界中でつづく。
もういいかげん、そういうことを真剣に考えるべきだろう。
それはこれまで見落とされてきた、他の大事ないろんなことに繋がっている、
毎日葬られている数知れない生き物たちへの贖罪と愛を、ウチの猫に今はそそぐ。 xusa
映画「犬と猫と人間と」公式サイト
http://www.inunekoningen.com/
- 2010/03/03(水) 20:17:58|
- 動物
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旧暦1月15日、左義長、どんと焼き。いろんないいかたがあるみたいだけど、どんと、ってひびきがいいので私たちはこれにしています。今年はもうおばさんたちが田んぼをしないので、いよいよ自立しなくちゃ、どうしよう、と迷っていたけど、「より原始的なことをしたい」という声があって、陸稲になりそうです。
先日みさちゃんに、陸稲のことを話したら、このあたりでは餅米の陸稲はつくっていて、「餅はオカボがうまいな」という人がまだまだいるそうです。
どんと焼きは焼き畑の名残の行事のようにも思えます。いろんな時代にさかのぼりつつ、これからのふるまいかたをさぐるってことかな。

原始的なことをしたい、といったまいこちゃん撮影の風景。たくさん竹の灰がはいった土から、また恵みをいただく。
- 2010/03/02(火) 09:13:28|
- 田んぼ
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