おばさんちの田んぼのかたわらの上級品からとって、織り姫さんが上皮をきれいにそいで、透明な糸にした。ぜんぶ持っててね、いったのに、「またここにこれるように」とおいていってくれた。
まるで七夕みたい。旧暦の七夕には再会したい。糸はむすびのしるし。なににするわけでもなし、ただ ただ きれい。musi

- 2010/06/28(月) 17:26:23|
- 草で作られたもの
-
-
牛の革でつくられたものを中心とする
houseの作品展示が終わって一週間、梅雨の雲の上をとんで宮崎飫肥へ。
展示会の準備のときから口蹄疫がひろまり、気持ちがそこからはなれることができなかった。展覧会中はわたしの意気地がないのか、ずるいのか、いうのは野暮でいわなくても何か通じていたのか。増満さんと数人の方をのぞいては、そのことについてはふれなかった。
今も、、、どうすることもできないけれど、気にかかる。
大まかにいえば、生きていくための糧、すなわち、たべもの、きるもの、すまうもの、あそびもの、などなどにわたしたちがとりいれるもの、との関係。とりいれかた。
雨雲の上は水色や藍。まだまだ地球生命圏。musi

- 2010/06/22(火) 21:43:39|
- 動物
-
-

おばさんが田んぼをやめてはじめての田植えが終わった。いつもは手植え用の苗とりに半日かかっていたのが、それがなくなって、みさちゃんの機械植え用の苗を手植えして、あっというまに終わった。苗とりに時間がかかっていたことを知る。
ときどきつぶやくけれど、musiは稲作がしたいわけではなく、水辺をやりたい(へんないい方かもしれないけど)ので、黒つけ代かきして水がいれられればそれでいい。米はもともとそんなに食べなきゃいられない体質ではなく、田植えをするようになって、なお米は食べなくなったくらいだし。
ともあれ田植えが終わるとほっとする。
まだ6回目だけど、この集団行動をするといろんなことが感じられる。そういう意味でやってよかったと思っているけど、来年は「水辺のやりかた」をかえたい。初年度に失敗した蓮に再挑戦するか。
田植え二日目はS村からの織り姫さんが来てくれた。ちょうど野からむしの最盛期。
そういえばxusaがweedhouseにはじめてきてくれたときも野からむしを「狩った」(xusa用語)。あのときxusaと草狩りできることが、musiにはものすごく大きな救いになった。。。
水辺でからむしやふきを狩りつつ、時空を超えるような、梅雨はじまりの希有な晴れの二日間。
いつまでたっても、どうやって生きていくのか、まだまだわからない。でも、きっとそこがおもしろい。
水辺に集う愛くるしい生き物たち、人たち。それらすべてみんなが自分、で、自分でない。musi
- 2010/06/17(木) 21:46:49|
- 田んぼ
-
-

「腐草、蛍となる」ころにxusaはうまれた。彼女にぴったりの季節。このころになるビワが大好きだって。
近所だったら、誕生日プレゼントに山盛りもっていくのになあ。。。
このビワは冬の間に羽虫たちが花粉を運んでくれたおかげの実。
草が虫になり、虫が草木の実を結ぶ。この変幻。
梅雨入り前、スダチの花の残り香がただよっていた。今は小さな青い玉が生まれている。
きのう、ともだちの内にちいさな勾玉のような人のはじまりがみえた、とたよりがあった。 musi
- 2010/06/14(月) 08:54:41|
- 新・七十二候
-
-
誕生日でした
朝はお誘いにのって4時半起きで出発は結局5時過ぎの、到着地は茅ケ崎
朝日浴のサーフィン
小さな波なのに波打ち際で思いきり巻かれて、一瞬で底にアタマげきとつ
引力が引き起こすエネルギーの絶大な力、
地球の営みを思い知った誕生日のはじまり、、
午後
この半年ほとんどできなかった庭の畑仕事に汗をながしていたら
友人のJ夫妻がなにやら抱えて来宅
お、重い・・これパン?
タテに切るように、とのこと
パン入刀でたんじょうびソング、
ワクワクとタテに切ってみる・・

え!!?
ナニ?

わーい
なまえ入り!!

感動・・・
ありがとう。。
1年半ほど前、取材される側と取材する側でお知り合いになったステキなご夫妻
no nukesの動きに関わるなど共通の環境の話題があって、その日いろいろお話しした
その後お二人は葉山に住まいを移されて・・今やご主人と私はナント朝ツナ名コンビ!
そんなことがあるとはね・・この地での展開は今ものすごいスピードと多様さだ
夕方
葉山の隠れ里に蛍を見に行く
ぽつぽつ雨が降ってきたり、ちょっと涼しくなってきたり、
まだ時季も早かったみたいだけど、いたいた・・
ほんの小さな、かる~いともしび、数匹だけ飛んでいた
蛍はこれからだね
でも見れる環境はどんどんなくなっていく
北川湿地もまた
そのあと夜のビーチに出た
小さな焚き火を囲んで
お湯を沸かし、おいしいコーヒーを淹れたり、ビールを飲んだり
なまえパンにオリーブオイルと塩をつけてみんなで食べる
潮騒の音
パチパチと木の燃える音
たのしい話し声
満ちたこの一日に
そして
まわりに居てくれる友人たちに
蛍やカエルや海に
ありがとう xusa

- 2010/06/11(金) 00:52:45|
- 徒然
-
-


ひさびさに地元以外のこと
それも自分の本来のしごとを振り返る機会をもらいました。
すっかり「活動家」といわれるようになり(笑)、
毎日毎日環境のことで大忙しで走り回る日々となってもう数年、
今は三浦半島の北川湿地の保全のことで
ブログもたちあげたりして、さらに渦のなかです。
この一ヶ月は葉山の芸術祭でも、自分の草仕事の展示やWS以外に、食や環境のイベントの参加が目白押し、
ゆっくりと立ち止まる時間がないままでした。。
きのう
この本が届きました。
6/10発売
(誕生日!ちょっとうれしいな)だそうです。
久しぶりの原稿書き
いまの自分の位置をみつめ、外の方たちにそれを伝える、
良い機会をいただきました。
すこし静かな時間を持ちたくなってきました。
・・でも。これから海のシーズン!
とうぶんは引き続きto be continuedの日々にいます。
日々
うつくしい冊子です。
xusa
- 2010/06/07(月) 10:44:51|
- xusaのしごと
-
-

増満兼太郎さんの個展
「草木染めの革」が6月4日から13日までかぐれ表参道店で。
つくり、暮らし、もがき、喜ぶ。そういうことのバランスが彼の作品では、いい具合に感じられる。
折しも牛の受難のとき……。今にはじまった問題ではないが。
つくるということ、いきるということは、こわすこと、しぬことと綾のごとく。いや綾そのもの。
musiは作品と牛に野原を添える手伝いをしてます。 musi

- 2010/06/03(木) 21:39:02|
- 動物
-
-