
こんなチラシをつくりました。
今、町の中の協力してくれるお店が貼ってくれています。
1986年のチェルノブイリの原発事故後、出会い、
それぞれいろんなことをしてきたxusaとmusi・・
原発歴は長いです。
それがきっかけで自分の日々の暮らし、そこからの発信こそが大事と、やってきましたが、
今回つい、うっかり、こんなことをしてしまいました。
facebookではもうシェアの数がウナギ登りの大ヒット、信じられないくらいの数字です。
いま葉山逗子鎌倉三浦の仲間たちがこれを持ってあちこちに貼ってもらっています。
さて、当日どうなることやら。 xusa

- 2012/06/25(月) 20:02:27|
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今年ははじめて秦野のノイバラの花にあえました。
もう10年も通っているのに、はじめて。
ノイバラはそこらじゅうにあるけど、大きな木のままにあるのはめったにない。
たぶん人の通るところはとげがあるので、伐られるのかな。
かくゆうわたしも、小屋のまわりにノイバラを育てたいと思いながら、なかなかできない。
とげのある野生のつるショクブツは、コントロールしようとしてできないね。
ここのバラは、手前にハコネウツギがあって、そこによりかかりながら蔓枝をしだらせている。
偶然の仕立て方の妙。
そこにもぐりこむと
羽虫たちの羽音と、小川の音、そしてバラの香に気が遠くなった。
我にかえって、こっそりと花びらを食べてみる。
すばらしい!
香の甘い花びらをわけてもらおうと、開きはじめの花びらをそっと集めだしたけど、
なんだかすごくさもしい自分をみつけてしまい、ひどくはずかしくなった。
だれかにこの花びらをわたしたかったのだけど、そんな必要はなく、
ここでその人たちのことを想うだけでいいのに。 musi
:::ワークショップのおしらせ:::
6/24日日曜
IIDで塚田さんの花いけ
「旧暦で端午の節供~みどりしたたる~」6/29日土曜と30日日曜
東青山で今年は黄熟梅漬け
- 2012/06/17(日) 21:08:02|
- 季節の草虫
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宮古島で心に残る映画を見てきた。
宮古(ミャーク)のお婆や神女たちが伝承してきた神歌、労働の歌、御獄での神事のドキュメント
「スケッチ・オブ・ミャーク」秋からの全国公開の前の宮古島での試写会に、滞在中ちょうど巡り合った。
なんだかもう、ただただ泣けて、笑いながらも泣いていた。
これまでのたくさんのことが刻まれたおばあたちの深い深い皺には、見惚れる。
年月が形成し見せてくれる圧倒的な様は巨樹のようでもある。
こんな素敵でカッコイイ顔が現代に存在している。
そしてそれは今後もう出現しないだろう。
辛く大変なこともやりすごし笑っている
常に神とともに在り、接続している
繋がっていることの揺るぎなさ
軸のブレのなさ
軽さ
平和利用といって原発をつくったり、自然や生き物たちにとりかえしのつかない負荷をかけたり
人間はいないほうがマシだ、なんて思うことのあるxusaだけど
こんなお婆たちを見ると人間ってなんてステキで完全なんだろう、とおもう。
上映会場には出演者や、その縁者の方がたくさん。
あちこちで笑い声や歓声が起こり、あたたかな場のなかに包まれて見るしあわせ。
宮古の言葉はほんとうに素敵だが、わからないので映画には字幕が出る。
それを読んでやっと理解する私たちと、地元の方たちの間には笑いに時間差が出るし、
言葉の奥の深い意味合いは残念ながら翻訳不可だろう。
それでも充分に汲み取ることのできるうつくしい映像。
余談ですが・・
ちょうど撮影隊が町でカメラを回している時に、
なんと、今回の滞在で私がいた牧場の馬のサカエくんが、預けていた先から脱走、なつかしい牧場をめざして道路を疾走中のシーンがながれる。
知らずに試写を見た牧場のおじちゃんは腰を抜かして驚いた、というオチまで。
その先の信号を曲がると牧場がある、そこをちゃんと走りぬけるところまで映っていて、それだけでも涙腺がゆるんでしまうxusaでした。
秋から全国公開だそうです。
ぜひご覧になってみてください。
xusa
- 2012/06/05(火) 16:31:21|
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宮古(ミャーク)から帰ってきた。
あー宮古馬との日々
いとおしい馬たち!
毎日、宮古馬と山羊のために青草刈りしてた。
職業柄、真夏の草刈りは慣れたもの、
まして馬たちのためなら何回でも。
今回は少しおねえさんの知人からのご招待宮古島だった。
2年前に愛する旦那さまを亡くした彼女は、ひょんなことから在来種の宮古馬の世話をすることとなった。
今は牧場に立てたコンテナハウスで暮らしながら、東京と宮古を行ったり来たりの日々。
このたび私は、宮古が好きだった旦那さまの海への散骨に立ちあうことになり、初めての島行きとなった。
宮古の海の美しさは世界一とも言われていて、海三昧をしようと出かけたのに、
着いた途端、出迎えてくれた小型の馬たちに囲まれたら、もう何を置いても馬のこと!
干し草を食べ飽きてる馬たちのため、毎日の汗だくの青草刈りもなんのその。
好物の草は決まっていて、牧場に生え残っている草は食べてくれない。
二日目からは、お馬さんたちは私の顔を期待をこめた大きな黒々した瞳で見つめ、
四日目には顔をすりすりと身体になすりつけて甘えてくるようになった。
感激。。


牧場には犬のアグ、
山羊さんもいる。

旦那さまを亡くして傷心を癒すために訪れた宮古で、彼女は予想外のパラダイスのなかにいた。
宮古馬は絶滅危惧種で天然記念物に指定されるほど、その存続が危ぶまれている。
今島には30頭ほどしかいない。
それなのに、行政からの補助はなく、種の存続のために立ち上げた牧場ではエサ代にも苦慮しているという理不尽な状況。
馬たちが心配だ。
そうした現状に対処するために、神さまはちゃんと、彼女のような正義の味方を送り込んだのだな、と思った。
なにしろ彼女は数々の武勇伝を持つ、スーパーウーマンなのだ。
これからに期待してしまうし、私もできることはなんでもしたいと思う。
つづく
xusa

- 2012/06/02(土) 20:54:46|
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