虎ベアーズに触発されて、musiも手帖ケースを新調しました。
母のコートの生地からつくった緑色の手帖入れが、ずいぶんくたくたになってきたし、ずっと使いたかった生地があったので。
えみおわす阿部直樹くんからいただいた藍のバティック生地。
ときどき出しては、うっとりしていたのですが、とうとう鋏をいれました。
宮崎出張に間にあわせようとつくったけれど、空港で改善のよちがあることに気づきました。
考えたつもりでしたが、あまかったです。



くるくるまくから虎の巻きみたいでしょ。
鉛筆入れもつけました。
しばらくは使ってみて、縫い直します。
ともあれ、好きな布をいつも触ってられるのはいいですね。
- 2013/02/28(木) 16:35:50|
- 草暦
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2年以上の間をおいての、宮崎は日南市、飫肥。服部植物研究所。

みっちゃんがみせてくれた顕微鏡の中。写真ではうまくとれませんが。
そして東京から猿山さんがもってきたお土産は、山本千夏さんがつくってくれたコケ風の生チョコ。
(抹茶でコケらしくしています)
ハミズゴケの原糸体に似ているとか。。
飫肥でのお話会はデザインのお話が主でしたが、というかわたしたちはコケの話はできませんけど、コケの精妙な世界はデザインにも通じます。
コケの縁。
そして今回、すてきな本に出会いました。
研究所の水谷コケ博士が、日本語訳の用語監修をされたこの本。まだ読み始めたばかりですが、こういうコケの本がほしかった!、という内容。すばらしいです。レイチェルカーソンの「我らをめぐる海」みたいな感じ。
ネイティブインディアンでコケの研究者である著者の世界観があらわれているよう。
原書はみっちゃんが貸してくれました。

4/27日の、世田谷ものづくり学校グリーンデイイベントでは、初心者向けコケの観察会を行います。
講師は「コケはともだち」の著者の
藤井久子さんです。
服部植物研究所からは、コケ学はじまりの書籍のレプリカをお借りして展示します。
さるやまさんがデザインしてくれたパーゴラ。パッションフルーツの屋根が出来る予定でしたが、まだ植え付けられていません。鉢植えのまま、10個以上も実をならしたそうです。さすが宮崎です。春になったら今年こそうえつけていただきましょう。

これは玄関ではがしたセメントたたきを使って、musiが自ら施工いたしました、がきんちょのための自転車置き場。いい感じになってました。でもあまり自転車で訪れるがきんちょはいない模様。。。

- 2013/02/27(水) 21:44:49|
- 旅
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季節の風物というのでしょうか、確定申告の時期。
musiの場合は、特別区民税、都民税というのを出す。
なにが特別なんだろう、といぶかしくおもいつつ、深追いしない。
送られてきた封筒はうらがえすとかわいい。グリーンの千鳥格子!
窓付きのふうとうが好きだけど、自分では買わないので、たいてい裏返して使いますが、
この柄はすごくいいねえ。
今回ははがさないで、ウラッ返したから、セロハンのところがしわしわです。


こういうことしてて、なかなか書類書きにすすめない。
おまけ
これは新聞での日本酒のラッピングだったけど、かっこよかった。日本語新聞でもいけるねえ。
ぴしっとした包み方が気持ちいいのかしら。

- 2013/02/24(日) 11:53:19|
- 季節の風物
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きのうの
xusa家はナルニア国のようでした。
木の向こうから半神半獣のフォーンが現われそうな。
「ナルニア国物語」この本は小学生のとき夢中になって、毎日読んであっという間に全巻読んでしまって、ナルニアごっこもして遊んだもので、近年の映画にはほんとうにガッカリしました。
ま、映画になるとそんなものでしょうけれどね。
この庭は雪が降ると空中庭園のようでラピュタのようでもあります。
魔法を楽しんだ一夜の雪
xusa
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あんなあったかいところに、こんな雪のベールが!
この中にひなちゃんがいるのかな。
おとぎの国ですねえ。
東京はぜんぜんだったのに。 musi
- 2013/02/21(木) 00:45:43|
- 海辺の生活
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トラベラーと打とうとして、虎ベアーとなった。虎と熊??
これはなかなか幸先のよい打ち間違い。
それはさておき。
かわいい使い手さんからのご連絡。
KIさんがお友達のすってきな使い方を、
かのA嬢経由でお知らせくださいました!

スマートですわ。
ありがとうございます。
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うれしいですねえ。
xusa
- 2013/02/20(水) 18:39:50|
- 草暦
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一瞬、ドン、と鋭いけど、なんだか小さな音だけがして、なんだろう、と窓の外を見ると、
庭にいたうちの猫が、窓の下に向かって、おっかなびっくり忍び寄っているのが見え、理解した。
いのちがぶつかった音だったんだ。
やわらかい音。
すぐに外に出て、猫より素早く抱き上げる。
動かなくなっているちいさな小鳥
あんまりお天気よくて、窓には青空や木々や海まで映っている。
その向こうを目指して、全身でその先の世界に飛んでいったんだね。
これではわからないよねえ。
ほんとにほんとにごめんよ。。

こんなに近くで、初めてしげしげと小鳥を見てみる。
細かいところまで、小さな羽まで完璧な天のたまもの。
素晴らしすぎて目を離せない。

この手のなかの神の造形
今絶えてしまった命
生き返ってくれたらと翌日まで暖めていたけれど、もう還ってこなかった。
次の日のキラキラの朝、満開の水仙の庭に埋めました。
自由に空を飛んでいた小鳥の記憶は、いまごろ庭の土に伝えられただろうか
来年の水仙となって、またこの庭においで
いとおしい小鳥
xusa
- 2013/02/18(月) 18:01:22|
- 海辺の生活
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信じるものは救われるというけれど、妄信ともいう。
musiは志向性としてはフラワーチルドレン、誤解をおそれずにかけば、
そういう「ファッション」がらくちんだ、いまでもね。
ふつうのOLとかは、むずかしかった、仕事の内容はさておき、その服装が。
でもふつうのOL体験をする前に、そのヒッピー風なファッションにもいや気がさした。
xusaと出会ったある祭りで、集まってくる「いかしているなあ」って憧れていた大人たちは
ネクタイとタバコが、長髪とガンジャに変わっただけで、結局同じじゃないかと失望した。
それはそこに頼っていたから、失望したんだ。
何かそこに明るい解決があると、信じていた。
もちろんそこに救われたところもあるけど、たよっている限りはどこにいっても同じなんだね。
今はどうだろう。
もうひとりのわたしが、わたしを見ている。
つめたくて、あたたかく、つきはなすようで、つつんでいる。 musi
GOD
- 2013/02/17(日) 21:22:17|
- からだとこころ
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そもそもは、草暦の販売会をしよう!と昨年晩秋に予定してたのに
なかなか日程が合わずに2013年を迎えて、草暦も手元になくなり、、
でも一回やってみようよ、ということで、
先日2/11、新年二日目に草虫初めての行事として
草虫新年会を海辺のxusa家・草舟 on Earthにて、ひそかに開催しました。
musiの提案で葉山の海水で塩つくり
xusaの草の布展示
musi小屋でつくった杉桶の絶品味噌販売
xusa庭の紙八手から紙つくり
草カーテンつくり
草虫ランチ
虫味噌汁 / 虫茶(虫が入ってるわけではありません、念のため)
+
草虫の友人の
ささたくやクンによる、それはそれはおいしいロースイーツ!
ゴボウショコラとグリーンモスのローケーキ。
+
ささたくやライヴ ディジュ・カリンバ・ホーミー
という一日。
ピカピカの朝当日は最高のお天気!
清浄な日の光が庭にはまぶしく降り注ぎ、ぬくぬくと身体をやさしく緩め、
満開の水仙と塩炊きの焚き火の炎、
海からの、ピチピチと鮮度のよい輝く光の反射のなか、
ひっそりと声かけしたにもかかわらず、朝から絶えることのない大勢のお客さま・・!
かなりノンキに構えていて、musiにもあきれられたxusaはにわかにテンテコマイ。
でも、どの人も活き活きと輝いて新年の光のなかで寛いで。
この草舟の庭でたくさんの人たちがしあわせな顔をしていてくれる、それだけでもう充分に思えました。
葉山の海水から塩ができた!葉山の塩
陰暦元旦朔日に海辺で海水を汲み、薪で煮詰めて塩つくり。
にがりを取り出し、それでお豆腐つくりもして、新年の草虫弁当の一品となりました。
それは想像を超えて、なんという馥郁としたやわらかい味だったことか。
葉山の海で泳いでる友人たちは、「知ってる味」、と。
身土不二の味覚。
草虫味噌も販売夕日が沈む時刻には、みんな次々と庭に出て日の入りを楽しむ。
すごい人、人、!
船首にはタクヤくん、その後ろにたくさんの友人たち、
まさにひとつの舟に見えた。草舟 on Earth。
(このネーミングの「舟」のアイデアはmusiがくれました)
こんなにたくさんのステキな人たちとこの庭から夕日を拝むことができて、胸がいっぱいの新年の始まり。
家のなかにもまだまだ人が。。
沈む夕日を見てます日が沈んでから
家のなかではタクヤライヴ。
ぎゅうぎゅうと、30人ほど詰めてツメテ・・
入りきらない人たちも庭で焚き火を楽しんでくれて。
アシュタンガ・ヨギでもあるささたくやくんのディジュ演奏への導入はミラクルでした。
吸って・・・吐いて・・・、呼吸のリズムをみんなで合わせてその場がひとつの命のようになったときに
その呼気がディジュの中にしずかに幽く滑り込んで音となった。
外の庭では焚き火の炎に照らされ、楽しそうな顔たち、
その上には満天の星、オリオン、シリウス
宇宙に浮かぶ舟のなかでディジュが響く。
そしてその上にはHIMMELI(by おおくぼともちゃん)
充ちた新年幕開けでした。
photo: mari arimura今回は初めての草虫のおまつりというものをしてみました。
ひっそり地味に、と、とくにお知らせもせず直前に決めての新年行事でしたが、
ほんとうにたくさんの方に来ていただきまして、草、虫、心より御礼申しあげます。
今年こそ、草暦の販売会の年内敢行をめざして。
その節には、どうぞご来舟ください。
それにしても肝心の写真をxusaもmusiも撮ってない。
来てくださった方の写真をお借りしたり、
塩作りを詳しく書いてくださったHさんの
ブログも見てみてくださいね。
みなさん、ほんとうにありがとうございました。
こんなに至らないお気楽な私たちですが、今年もよろしくお願いもうしあげます。
(時間切れで紙つくりや草カーテンはできず。またの機会に。) 報告担当:xusa

富士山と焚き火
- 2013/02/15(金) 22:49:44|
- 草暦
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去年の1月の頭に長年使ってきた(しかも人様からいただいた)洗濯機がこわれ、
20年ぶりくらいに洗濯機無し暮らしに入り、
最初は手で洗うのめんどうだな、と思っていたのが、わりと普通になりました。
今では、友達の家にいったりして、洗濯機があると、「うわあ」と今までにない感情がこみあげます。
洗濯機を買うかどうか悩んでいた当時、まったく数学苦手な甥っ子が計算をして
「一週間に一度コインランドリーに行くとしたら一年で、もう買ったほうがいいんでない?」
といわれましたが、かたくなに買いませんでした。
一週間に一度以下の割合で行くようにしたんです。
脱水がたいへんですね。
でも洗濯ということを見直しています。
洗濯の歴史もおもしろいんだよね。道具がからんできて、ほんとうに。
もし興味のある方は、小泉和子さんの「道具が語る生活史」の「働く」の章をごらんください。
まあ、おもしろいったらないです。
「洗濯石」っていうのがあったのですね。これはインドにいったときに石の上で洗っていたので、よくわかりました。叩き洗いに近いね。
当然ですが、あらためて衣料の素材によっても洗い方は違う。
洗濯機なしで、洗うものと洗い方とにむきあった一年は、洗濯の旅でした。
バケツやタライってありがたい道具です。
お湯もすごいし。
それにしても、洗濯石とか漬物石とか火打石とか、昔は暮らしの中で、けっこう石をつかっていたんですね。
そういえば、恋人が、子供のころに、家族で河原に遊びにいって、漬物石をリュックにいれた写真をみせてくれたことがあって、すごーくかわいいなあ、って惚れ直したことがあったっけ。
ああ、こんなことも思い出して、なかなかいいね、この暮らし。 musi
- 2013/02/13(水) 22:25:46|
- 旅
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陰暦正月三日。
(旧暦とあえていわないのは、古いわけではないから)
ヘビ年ということでジャゴケ(へびのうろこみたい)でアルファベットつくって送ってくれた、きとくなマニアックな
ムシメガネさま。

weedhouseのまわりのタイ類、ゼニゴケだと思っていたらジャゴケだった。
かなりうれしかったねえ。

飛び出ているのはジャゴケのおっぱいみたいなものだそうです。というか傘だって。
いちおう女子系のヘビですって。

ほんとうろこです! musi
++++
先日の草舟での草虫新年会、ありがとうございました。とても とても いい時間でした。
潮の味、音、におい、光、闇、星。
人といういきもの。
いずれxusaより報告などあるかと。
新しい年、どうぞみなさまがのびのびと生きられますように。
- 2013/02/12(火) 17:23:51|
- 草暦
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冬の間はけっして上らない、木肌がヒヤっと気持いいヒナの避暑地帯。
この冬はじめて日差しを避けてヒナがのぼった・・!
ということで春の到来を知る今日でした。
春日を告げる猫暦、哉。
xusa
- 2013/02/07(木) 20:28:28|
- 季節の風物
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遠い(関東からは)ので、早めのお知らせです。
宮崎にあるコケの研究所(世界的にコケの資料が豊富に所蔵されている)公開にあたって、
musiがキュレーションしました「
服部植物研究所」。
公開してこれから3年目に入るということで、打ち合わせを兼ねて久しぶりに宮崎に行きます。
そしてどうせ行くならば、と
内装と印刷物デザイン一式をした猿山修さん(
麻布十番さる山店主)にお話会をしてもらうことになりました。
九州方面の方でアクセスできそうな方、もちろん遠方からでも、この機会にコケを知りたい!、という方々、ぜひお運びください。
コケのこと教えてくれる(マニアックで)優しい女性もいますよ。
製本家の西尾彩さん(
citrus press)が復刻してくれたコケ学はじまりの本にも触れられます。
デザインの話とコケ、まるでギャップがあるようですが、つながりもあるのです。
この研究所の創立者はナンジャモンジャゴケを命名された服部新佐博士です。
++++++++
「猿山修のデザインの話」
話し手 猿山修/デザイナー
(案内役 石田紀佳/キュレーター)
2013年2月26日(火) 13:00~15:00くらいまで。
定員20名
参加費 茶菓代として1000円
服部植物研究所の一般公開にあたって、
内装とリーフレットなどのデザインをした猿山修さんにお話をうかがいます。
猿山さんは、東京麻布十番にある古道具とあたらしい道具を紹介するお店の店主であり、
グラフィックデザイナーであり、またコントラバスの演奏家でもあります。
研究所や裏の納屋にあった古いものを生かして、落ち着いた知的な空間をつくってくださいました。
そのしつらえの美学について、
実際の建物の中で、改装メイキングのストーリーや、
これまでたずさわってきたデザインについてお話いただきます。
猿山デザインの茶器での一服もご用意します。
コケ研究の見学もいつものようにできますので、
ぜひこの機会に服部植物研究所にお越しください。
定員がありますが、ぶらりとどうぞ!

- 2013/02/01(金) 12:10:08|
- 旅
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