コジュケイこのところ毎日キジが啼いている。
お相手を求めてかしら。
ケンケー!と錆びたブレーキのような声。山に響きわたる。気持は雄大に拡がる。
姿は遠くからしか見かけられないけれど、鮮やかな赤やコバルトブルーが目に飛び込んでくる。
一度だけ庭を横切っていったことがあり、息を呑んだ。
あんなに大型の美しい鳥が近くに住んでてくれるなんて、ほんとうにうれしく、そしてありがたく、さらに申し訳ない気になる。
このあたりもどんどんと、人は木を伐り、繁みをなくし、こざっぱり・・?
ぜんぜんさっぱりじゃあなーい、初夏なのに沿道は涸れた草の風景、除草剤も撒かれる。
そんななかでよく生きててくれるね。
この時季は鳥たちの声が素晴らしい。
ウグイスはもちろん、みんながいっせいにしあわせな声を出し盛る。
ものすごく多様な言語を持つおしゃべりな小鳥もいる。なんだろう?
きのう庭で畑仕事をしていたら、
反対側の奥の茂みからいきなりバタバタっとおおきな鳥が飛び出した。
あんまり慌ててたようで、またまた家のガラス戸に激突、
コジュケイだ。
幸い飛ぶのがヘタなのでスピードはなく、ドテっと音をさせてまた引き返して元のほうへ飛んでいった。ホッ・・
そのあと20分ほどは、いつもの鳴声の「チョットコーイ」ではなく、警戒音を発し続けた。
ヒナがおそわれていなければいいけど。
うちの茂みにはコジュケイが住み着いてくれているようで、
以前お母さん鳥と子供たちがヨチヨチと庭を歩いていた。
ちょうど外に出ていたうちの野生猫ヒナに見つからないことを、ひたすら祈りながら見守った。
飛べない鳥たちが子育てをするのはほんとに難儀だと思うのに、みんななんとか生きててくれるのね。
その庭の茂みには伐った枝など積んでいて、なんとかしなくちゃ、と思っていたけど
人間が手をつけすぎるばかりに、生き物たちは地球のどこでも住み処をうばわれている。
せめて近くはそのままにしておこう、と思ったのは、
きのうのバタバタコジュケイであらためて気づかされたから。
繁みは生き物たちの命を支える場。
それにしても、手付かずのヤブや繁みはほんとうに周りになくなりました。 xusa
左奥からヤブに繋がる
- 2013/04/29(月) 20:56:02|
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はじまりました
葉山芸術祭。この時季はほんとにあちこちで、よい催しがありますね。
musiさんの緑のイベントも興味ふかい。
こちらは草づくし、草まみれ
xusaの草講座です。
連続10日間、(間で11日お休み)
草の布の展示と、草講座をとおしてやります。
果たして、最後までやりきれるんでしょうか。。
ご参加ご希望の方は
こちらのメールフォームよりお願いいたします。
*草講座、すべて定員となりましたので、受付を終了させていただきます。ありがとうございました**5/5「草と治癒」5/10「草と繊維」5/13「草と織」5/14「草と幾何」定員となりましたので、受付を終了いたします。
*5/11はお休みさせていただきます。
◯「草と治癒」 5/5(日)10:30-15:00ころ
受付終了 身近に生えている野生のヨモギからモグサをつくります。
当日は鍼灸師の卵さんたちの指導でツボをおそわります。自分でお灸もしてみませんか。
草天ぷらもつくりましょう。 ヨモギづくしの一日♪
◯「草と色」 5/6(月)5/8(水)10:30-15:00ころ
受付終了 この時季に旺盛に延び盛る草が素材です。裏山を歩いて草を採取、
それらを煮出してその色を染めます。命の移しかえ。一日野生の草のアロマを浴びます。
◯「草と繊維」 5/10(金)10:30-15:00ころ
受付終了 私たちのすぐそばで、やっかいものにされている野生の草たち。かれらはやっかいものどころか、とても大切な 仲間です。これから夏の間に育ってくれる苧麻から糸つくり体験をします。
その清冽な草の命はうつくしい糸と なります。
◯「草と織」 5/13(月)10:30-15:00ころ
受付終了 織り機を使わない織りの体験をしてみます。アフリカや南米やアジアで古く行われていた自分と木などを繋い で織るプリミティブな織り。外での気持のよい機織り、おたのしみに~
◯『草と幾何」 5/14(火)10:30-15:00ころ
受付終了 おまちかね、おおくぼともこさんによるヒンメリWSです。
草舟でのWSでも毎回大人気、麦藁の神の依り代、その美しい幾何形態には宇宙の根本原理が含まれているようです。
◯『草と道具』 5/15(水)10:30-15:00ころ
受付終了 葉山の田んぼで作られた無農薬の稻藁で、タワシや手ホウキなど身近な草の道具を作ります。
稻藁のよい香りのなかでの作業はいいきもち。
◯『草と海』 日程未定
真名瀬の四郎さんのヒジキ釜のヒジキ蒸し汁で染めをします。すべてを海水で行う染め。
これも最高にキモチイイ。
xusa
- 2013/04/24(水) 00:16:13|
- xusaのしごと
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今回
IIDグリーンデイの「みどりにもぐる」コンテンツを学校園でディレクションしました。
ミドリノ野良娘たちが大活躍して準備しています。
リーフレット関係では、塚田有一さんがイラストレーション、わたしはこちらの言葉を提供しました。
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みどり、mi-to-ri。
それは、今まさに萌え出る息吹、をとらえることであり、わたしたちの中にもあります。
生きているかぎりは、わたしたちも緑そのもの。
旧中学校である、IID 世田谷ものづくり学校は、
狭いながらも長い年月を緑してきた木々草々に囲まれています。
「みどりにもぐる」編では、
この場所に育つ緑に生でかかわるワークショップやエクセビション、イベントを行います。
都市に緑があれば、知、情、意がどれほどの可能性を醸成できるのか、
そんなこともスタディしながら、27日当日の1週間前から関連イベントを行います。
「みどりにもぐる」というのは、自分じしんにもぐっていくことです。
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先行ワークショップとして賢治の花壇をつくりました。
今日はギャラリーの搬入。水曜は「庭師の仕事」
そして、
4/27日が一日イベントとなります。
ぜひ、おひとりでも、グルーブでも、ご家族でも、遊びにきてくださいね。
ギャラリーの展示は29日まで。
機の音と松井敬治さんの音が響き合います。
musi
- 2013/04/22(月) 21:30:17|
- 自然環境
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のりぴがつかぴさんという、ずいぶん楽しそうなお友だちの写真をアップしていましたが、
それに刺激され、私もたまにはまわりに居てくださる素敵なオトモダチの写真を♪
「ぴ」つながりで、
宮古島の素敵なおともだち、麻炭天使ナオピから繋がる写真展のことと。(本日21日までですが)
宮古島のナオピは「コズミックヘンプ」という麻炭とEM活性酵素+宮古島の太陽に3日間さらしてその力をとりこんで仕上げた超微粒のパウダーを開発した人、いまや全国ひっぱりだこ。あちこちでお話し会。去年宮古島で仲良くなってから、もう2回、このあたりでの講演会のときにウチを常宿にしてくれています。
このコズミックヘンプは魔法のようで、xusaはいろいろに使っています。
pc仕事で首や肩周りが凝ったときにも、いつも常備している麻炭水をつけると、あら不思議、瞬間にほぐれるのです。
お風呂や料理や麻炭豆乳ヨーグルトにも使っています。麻炭と微生物の働きで、ものの本来の力を取りもどさせるという効能があるようです。
素材は本来の力を甦らせ、身体も元気になる。
コズミックヘンプの作用はもちろんですが、ナオピのお人柄、地球への深い愛に感応する人も多いと思われる、これからのこの星に必要なお一人です。
麻炭天使ナオピと写真家ジキくん@ウチの上そのへんのことはまた書くとしまして、
去年お友だちになったばかりのナオピですが、すでにかなり繋がりの下準備は形成されていての結果。
最近知り合う人たちは、みな、やはり、という遇うべくしての必然の運びが存在することをますます確信しているわけですが、
さらに、ナオピがウチに来る時にいつも一緒に来てくれる、写真家のジキくんが、またまたxusamusiのお友だちの、ささたくやくんと旅のグアテマラでお知り合いの関係。
それで前置きが長くなりましたが、そのささたくやくんが、建築内装に関わり、このたびめでたくオープンした大塚のシェアハウス、おおつかたく庵で、ジキくんが写真展をしているそうです。
繋がりは迴る。
http://takuan-kumi.com/otsuka/openingevent/
今日21日までですが、タイミングとご興味のある方はぜひどうぞ!
それにしても「ぴ」ってなんなんでしょ・・
xusa
- 2013/04/21(日) 12:02:43|
- 未分類
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Animatureは作家とやりとりしているうちに出てきた造語で、彼の作品のカテゴリになり、今回の展示会のタイトルにしました。
Anima の原義は 「生命であり魂」。(転じて動物になっています)
matureは 「時を得た」、そして熟した、という意味合い。
もちろんchair とかfurnitureをも含んでいるような、そういう音です。
(石田紀佳)
○○○
初日は乞食ガールズつかぴがきてくださって、写真を撮ってくださいました。
一部をご紹介。ありがとう。
忌み嫌われるものは聖なるものだ。

- 2013/04/19(金) 10:18:43|
- musiの仕事
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あんまり光が気持ちよいので
今年初!初泳ぎ!初サーフィン(まねっこ)初パドボ(パドルボード)!!
持っているウエットスーツが薄いので、ずっとがまんしていました。もうだいじょうぶ!
波は荒かったけど、わざと揉まれに飛び込む
シュワシュワの細かい泡たちはやさしく迎えてくれる
海から出たらツナ渡り

ツナ座禅、修行中〜
+
ビーチのビニールゴミ拾い(海の生き物のため!)
海はすべてを入れ替えてくれます
溜まった凝りも、心の澱も
海から出たらピカピカキラキラのいっちょあがり。
海辺に暮らせている今に、
大気に、太陽に、大洋に、無限の感謝、
人の出すゴミの行きつく最終地の海で苦しむ海鳥や海亀に今は祈る
この水平線に拡がる海いっぱいを身体に吸い込んで、
光を浴びて、
すべての命の繋がりを感じる
いつか海に還る日のこと。
xusa
- 2013/04/16(火) 20:04:49|
- 海辺の生活
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xusaの町ではもうすぐ
葉山芸術祭がはじまります。
これまで過去の芸術祭では作品を何度かポスターにしていただきました。
そのうちの2作品を今回ポストカードに仕立て直し。
かわいいカードができました。
ご希望の方は
こちらよりお申し込みくださいね。
草の布ポストカード
・草人
・海の草染め

<草人>

<海の草染め>
*一部150円(送料メール便80円);;;
ポスターの制作は葉山の友人たち
撮影は仁礼博さん
デザインは平井壮輔さん
ステキなポスターでした。
xusa
- 2013/04/14(日) 09:27:13|
- xusaのしごと
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お菓子の畑に蒔いたライ麦が、一週間でこんなに。

自由が丘のクオカにいかれましたら、見学もできますので、三階にのぼってみてくださいね。
箱庭みたいなかわいいお庭です。
(ヒールでも庭仕事できる、そんな感じです。)
お知らせです。
IIDでグリーンデイのイベント。
都会で、緑にふれて、もぐるという会です。
- 2013/04/13(土) 21:43:54|
- 田んぼ
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ピークよりも少し早めだけど、それなりに満員の電車にゆられて、musiは自由が丘へ。
今日から、お菓子の畑の種まきがはじまるから。
ブルーベリーやジューンべリーが待っていました製菓製パン素材販売の会社のビルの上に、ガーデンデザイナーの塚田有一さんが庭をつくり、そこにわたしが植栽提案とお手入れができるようにとりはからってくれたのです。
「お菓子の畑」という、あまりにも甘いネーミングに、自分でもはずかしくなったけど、わかりやすいですね。なんたって、sweetsですから!
企画が通った日に、「またしばらくは東京にいるんだなあ」と感慨深い気持ちになりました。
週に一度ほど手入れがあるので。
そして今日、
野良着や種をつめたショルダーバッグをかけて、
ハーブの苗をもって、
軽いおしくらまんじゅうの電車にゆられ、
「世田谷のIIDとか神宮前のかぐれとかヨモギ上原の自宅とか、
東京のあちこちに、庭があるんだあ」とうれしい気持ちに。
ぜんぶ自分のものというより(自宅も)借り物というか、ちょっとかかわっているだけだけど、そういうのが自然との関わりだろうな、と。
もっともっと、みんなの庭が、ふえますように。
とくに街には。
musi
かわいいパティシエさんといっしょに、ライ麦と餅米の種まき

++++
借り物といえば、
今季号の
「住む」45号の「借家に暮らす」に、猿山修さんの自宅と、石田紀佳の自宅を書きました。
別特集ではヨーガンレールさんの「十八脚の彫刻」(椅子のこと)について書かせていただいてます。
自分の自宅を含め取材して感じ考えながら書いて、とても充実した年末年始だったのです。
猿山さんのこともレールさんのことも数年ぶりの取材でしたが、時をあけて、深まっていき、新しく見つけることがありました。
慣れた関係でも、仕事で深く入っていって、書いてみると、思いがけないことが起こりますね。
その思いがけないところがあるから、書く仕事もわたしは好きなのだと、今回気づきました。
- 2013/04/05(金) 20:06:30|
- musiの仕事
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さっき雨雨の記事を書いたばかりなのに・・!
あれから突然雨が止み、庭からひさびさに伊豆半島と富士山がクッキリと。
ノアの雨が止んだかのような神々しい光と小鳥たちのさえずり
山がにぎやかになってきました。
大喜びで飛び出すかな、と思ったヒナは、
ちらっと寝床から外を見てまた寝直しました。 xusa
- 2013/04/03(水) 16:40:24|
- 徒然
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雨雨雨::::
もう3日も降りつづいています。
このところWSやイベント続きで息切れのxusaにはちょうどよい休息・・
とはいえ、ちょっと降り過ぎな菜種つゆ。
台風のときも暴風雨のときも、ノコノコお出かけのヒナも
このシトシト雨にはすぐに帰ってきます。
いいかげん青空が見たいけど、
しずまる日々です。
xusa

- 2013/04/03(水) 13:08:27|
- 徒然
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