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草虫こよみ xusa musi coyomi

:::::::::::::::くさ むし そら うみ つち ひかり

クレマチスとコンプレックス

草虫くれまちす

(今もあるのかな)カネボウファッション研究所で同僚だった、現在はシュナ&バニの朋子さんから、退職するときにいただいたクレマチス。
毎年咲いて、私は、しばらく会っていないすてきな朋子さんのことを思い、そのときにいただいた言葉に自分を照らし合わせる。
「大柄だけど繊細な紀佳さんに」っていってくれたのでした。
私は図体が大きいので、そのせいにはできないけど、おおざっぱなので、雑になりがちです。
小柄な人って、かわいいし、なんかやっぱりこまやかそう。
だからまったく繊細さとはほど遠いmusiなんですけど、朋子さんがそういってくれたことを毎年思い出して、クレマチスみたいになれたらなあ、とまぶしくなるのです。
大きな鉢を最後の出勤日にもってきてくれて、あれからもう15回は花が咲いたよ。

ドクダミはかわいいねえ。
そのドクダミをもらっていったおばあさんがいました。
去年、玄関先であったおばあさんが「ドクダミの季節になったらもらっていっていい?」と話しかけてきたのでした。いつくるのかあ、そろそろだなあ、と思っていたら、置き手紙。
落とし文、ですねえ。
草虫ドクダミ

  1. 2013/05/22(水) 18:53:59|
  2. 季節の風物

里山も 街も

雑草園のまわりで造成工事がはじまる。
バス停よりの1本道の脇で、おおがかりにやるので、車両通行止めになるかも、とみさちゃんがチラシをくれた。
市街化調整区域なんだけど、鶏舎があったところは別なようで、そこには家がたっていく。
「かわっていくなあ」とみさちゃんが、ぼさっとつぶやいた。
残念な気がするけど、人口がふえたら、そうするのが、いまのところの人間のやりかた。

わたしが子供のころに金沢の街から、郊外に越したとき、そこは田畑を宅地用にした場所だった。
そこに昔からいた人は、にぎやかになっていい、と思った人もいれば、
風景がかわっていくことを残念に思った人もいるのだろう。
そんなこと子供のころは気づかず、土地を買ってお家をたてるまでのあいだ、週に一度行くのがただ楽しみだった。
母は念願の畑仕事を、家のプランができるまでだったのか、その場所でやりはじめた。

近くには正体不明の木が生えていて、葛という草もそのときに知ったけど、ジャングルのように感じて、おもしろかった。
それがいつのまにかなくなって、あれ夢だったのかなあ、あのジャングルは、と子供心に不思議に思った。
たしかあったのに、とうろうろしたけど。
ほんとは、夢だったのかな。

ともあれ、立場がかわれば、わたしたちは身勝手だ。

よもぎうえはらもしかり。
どこだって、前は人が住んでいなかったのだから、雑草園だけが、ずっと里山でいたらいいのに、というのはロマンチックすぎる夢なんだろう。

じゃあ自分はどうするの。この借りている小屋もなくして自然に返せる?
なやましくぐるぐるしながらも、こんにゃくをうえつける。

はだのこんにゃく

はだのえんじゅ2

はだのえんじゅ

3年まえに倒れた木。エンジュだった。すごくいいにおい。
そしてきみどりと、オレンジみたいな色が花びらの中心にあるの、知らなかった!
色あせたような色合い? 蛍光色がくすんだみたいな。

そして今日はは自由が丘で屋上庭園のお手入れ。いったい昔はどんな自由が謳歌された場所だったのか?
そんなお菓子の畑に、てんとう虫がきた!

クオカなみてんとう

ナミホシテントウにはいろんな星の数があるね。
飛ぶのうまそうでないのに、よくぞ3階まできてくれた。
きみたちの子々孫々の繁栄を願うよ。もちろんアブラムシさんもね。
ヒラタさんのことはこちら

花があると羽虫がとんでくる。
クラリセージは大きな花を咲かせて、強い香りを放つ。熱帯の花みたい。

クオカクラリセージの花

ライ麦の穂がでて、混みいっているのでぬいて、サトウキビの敷きわらにしました。
砂糖と人間の関係も一筋縄でいかない。
知らずに極楽とんぼやっているけど、少しでも大きく世界を感じられるようになりたい。

クオカライ麦穂

クオカさとうきび

musi
  1. 2013/05/16(木) 17:00:56|
  2. 自然環境

剪定のあとさき

木は育つ。
それが育つままに、そばに生きられればいいけど、街の限られた空間に、植栽すると、剪定をすることになる。
今日は、午後か雨、というタイミングで、musiは先日剪定して乾いてきたエノキを燃しました。
これをしないと(しなくてもいいんじゃないのそのままで、とあきさんはいいますけど)、
次の剪定の枝があふれるし、ビワ収穫を前に、少し庭を掃除します。

焚き火で、すっかりすっきりして、雨脚も強くなったというのに、調子がでてきて、
トベラともみじとカナメモチを剪定しました。
まったく自分勝手なえこひいきなんだけど、
花ユズとマユミの上におおいかぶさっている枝を払いました。

トベラは冬にオレンジの実がなって、それがわれて赤い種がのぞきます。
鮮やかでびっくりする。
節分の魔除けとして戸口に飾ると、きいたことがあります。
強いせっけんみたいな匂いもするし、ききそう。
今、白い花。南国の香り。
カナメモチも白い花。
モミジはプロベラの種を。

とべら

musi
  1. 2013/05/11(土) 14:17:35|
  2. 自然環境

6月2日日曜日、奈良でウタとウメ 梅仕事出張なり

うたとうめ


草暦が縁で、三木千夏さんのライブをすることになった奈良のミルツルさんで、musiもライブというか、前座をすることになりました。
えっ、何のライブ? っていうと。。。。
はずかしいので経緯を書きますと、

最初はね、千夏さんのつきそいでただ遊びにいこうかと思っていたのですが、ちょうど梅の季節。
そして奈良は、現在の「烏梅」の唯一の産地であり歴史もある、月ヶ瀬の土地。
これはもう梅仕事ですよね、ということで、僭越というかはずかしげもなく、
古都奈良で、「梅仕事」のご案内をさせていただく運びになりました。
奈良には梅の古木が多いでしょうね。

かなり緊張しますが、女子ひとりで切り盛りする店が多い奈良にいくのは楽しみです。
みんながんばってるんだから、わたしもしっかりやろう!

ミルツルさん、おひとりで(お手伝いのスタッフもいない)、服の制作からお店のあれこれを、
とてもていねいにされている。そして、かわいく、ゆったりムード満点。
いつも刺激をいただきます。

梅は月ヶ瀬のものを、と手配をお願いしたら、彼の地は東京よりも寒いのですね、
6/2日では青梅もまだとのこと。
今年はとくに遅れそうなので、月ヶ瀬はあきらめて、なるべく地元に近いところのものを、ということで、
かりかり小梅となりました。
上等の小梅をミルツルさんが手配してくれてます。

これもまた縁です。
だって、毎年、小梅の時期は短いので、かりかりをつくりそびれることが多いので、個人的にもうれしいです。
それに小梅ってミルツルさんにぴったり。

年女のウメばあ、かわいい娘たちによろこんでもらえるよう、
そして千夏さんの歌になるべくふさわしくできるように、 心して準備します!

奈良近郊の方、ぜひ遊びにいらしてくださいね。

ミルツル うた と うめ
2013年6月2日(日)
場所  Milleturuにて
午前は石田紀佳のウメ仕事、午後は千夏さんのウタの会(千夏さん、ウメのウタもできるかも、って!)

musi
  1. 2013/05/06(月) 16:22:51|
  2. 草暦

草弁当 出前

草講座のまえに、おべんと配達〜

今日から3日間、葉山芸術祭の催しでこちらで草弁当をお出ししてます。
ponnalet / HOUSE1891
「届いたよ!嬉しいこんなモノ」

いつもお世話になっている葉山のギャラリー、ポンナレットさん。
カンボジアのクロマーという万能布をオリジナルで作っているところです。
この季節によく似合う、かろやかで愛らしい布たちがたくさんありました。

今日の草弁当はおなじみ野菜寿司やら、庭の草天ぷら(ヨモギ・ツユクサ)葉山のヒジキマリネやら、ほうじ茶プリンやら、、
完全菜食ヴィーガンメニューです。

明日は葉山釜揚げひじきコロッケにしようかな。

xusa


IMGP2710.jpg

  1. 2013/05/01(水) 19:56:03|
  2. xusaのしごと