えみおわすのなおきさんのお知らせで、3/11をきっかけに岡山に移住した人たちを撮った写真展と展示会があるのを知りました。
たくさんの人が移住したんだなあ。
このまえ月ヶ瀬にいったときに、阪神大震災のとき、大阪の中州のマンションの高層に住んでいて「もう暮らしをかえないかんな」と決心して、彼の地に移住したという方にあいました。
奈良晒のお話を聞きにいったのですが、地元の人ではないようで、なんとなくどうしてここに移り住んだのか、という話になったのでした。
それまではカメラマンの夫とグラフィックデザイナーの妻はばりばり都会で働いていたそうです。
そして20年がたったのです。
わたしはお話をききながら、すごく不思議な感覚になって、なおきくんたちの20年後とかを想像したのでした。
musi
- 2013/07/25(木) 20:41:23|
- 徒然
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数十年ぶりに蜂にさされました。
weedhouseで早朝に、干していた野良着をとった瞬間に。
秦野では、夏のあいだは、黒い蛾が夜の間に洗濯物にしのびこんでいるので、それをはたくのが恒例なのですが、まさかの蜂。
ものすごく痛くてしびれて、スズメバチかと思いましたが、アシナガバチでした。
右手の親指の付け根と、お尻(ついでにさしたようです、寝間着の上から)。
あまりの痛さにどうしていいかわからなくなったのですが、ともかくすぐに蛇イチゴエキスを塗って、毒虫の本をめくりました。水で流れるというので、水であらって、傷口を吸い出してみました。
親指の手のひら側の筋を、押したくなって、そこをぎゅーっと押したりして、幸い今は腫れもおさまりました。
ゆきおばさんにいったら、里芋の茎の汁をぬるだよ、刺される季節にはたくさん生えているからよ。とのこと。
少し傷口もしぼるって。
スズメバチはないけど、アシナガバチには何度も刺されているそう。90歳におなりになります。
みなさまも気をつけてくださいね。アンドンクラゲをかわすまえに、この始末です。。。
刺されたら里イモ。
それにしても、アシナガバチ嬢、外泊しているってどういうこと???
しかも黒い蛾といっしょに。。。
思い出したのは、春の黒ありの外泊。なんと椿の花にもぐって数名がいたのでした。
集団行動をしているはずの蜂も蟻も、みんなぶらついてます。 musi

サボリアリ
- 2013/07/22(月) 22:33:52|
- 季節の草虫
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今日期日前投票してきました。
国会にチャランケしに行く人に。
投票箱に入れるとき、初めて祈りながら入れました。
帰ってくると、すぐ上の空き地がこんなことに。
なんで?
ここに草が生えていてもだれも何も困らないと思うのに、
草を一網打尽。
とにかく、イヤダ、の気持があふれてみえます。
石垣からこんもりといろんな緑が気持の良い小道なのにな。
緑に覆われるのが大好きな人種(私デス)と
緑に覆われるのが大嫌いな人種が隣り合ってます。
三宅洋平さんが言ってるチャランケ、話しあい、は
こういうことひとつとっても実はむずかしい。
まったく価値観の違う人と話しあって解決していく、
誠心誠意、胆力いりそうです。
でも、だからネイティブアメリカンや、アイヌの長老たちは、人間力のある顔なんだな。
そういう力を失っている政治が、彼の一滴でよみがえっていきますように。
xusa
- 2013/07/18(木) 08:32:37|
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山梨は昌福寺の六日間の旅より帰ってきました。
ほとぼりをさますかのような静かな雨の東京。
musiは写真撮影ままならず、これだけ。

大麻の蚊帳につつまれて眠った五つの夜。
この中で毎朝5時半に鐘の音をききました。
けっこう響きます。
(だれか近所の方が苦情をいってくれたら「ごもっともです」といってすぐやめるのに、とは住職さんのジョーク)
でもかたづけの日の朝の鐘は、
はじめのひとつきは(会が無事に終わってぐっすり眠っていたせいか)鋭かったのだけど、
ふつきめからはやさしくて、なんか、そーっとなでるようについているように感じました。
もしかして住職の奥さんの祐子さんがついたのかなあ、なんて思いながら、二度寝。
かえって眠れるんだな、鐘って。。

イラストレータの知公弓子が描いてくれた「夏の昌福膳」。
彼女の特性梅ショウバン茶と島田麻衣のおかゆ蒸しパンのセットもお出ししました。
みんなでていねいにつくって、つくる側も元気になるように心がけて。
さすがに注文が重なったときはあたふたしましたが、
たくさんの手と、裏テーマの「優雅」のおかげでゆとりがありました、
ほんとわたしたちもびっくり、場所にもなれたせいか、ゆったりユーガにできたんです。
優雅って、やさしいんですね。
そしてもうひとつの大切な裏テーマは「夏」。(本テーマはお粥と甘茶)
夏の旬の素材を使うのですが、
甲府に近い35度越えの夏日の厨房では、熱は極力つかわないようにしたのです。
だって切実な問題ですからねえ。
火は100度までの蒸しもの煮ものと、短時間で揚げるものを一品。
(ちなみに揚げものは、二日目から料理人のゆいちゃんが上手にやってくれました。初日はへたくそなmusi揚げでした〜)
お香ゆも、どんどんジャスミンライスの割合が増えて、最終日は100%になりました。
早く炊けるしさらっとしてていいですね。
スタッフの朝ご飯ではTABIたくや直伝(勝手に弟子)のズッキーニパスタが大人気だったので、
一日中、冷房も、扇風機さえ、つけることなく調理ができました。
山梨野菜は昌福寺の祐子さんが紹介してくださった根津さんから。
そのまま食べておいしいものばかりでした。
えみおわすのブログにぼちぼち会の様子がのりますのでご覧ください。
みなさまありがとうございました!!
musi
- 2013/07/17(水) 17:51:57|
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musiさんは今は
こんなことをやってるようです。
xusaはこのところ小さなメディア、3つに続けて掲載が重なったのですが、
その重なりはとても今日的で、おもしろいバランスに思えました。
その3つとは、
インターネットラジオと、
WEBマガジン、
そして、地元のローカル手配り新聞。
どれもそこに到達する人がけっこう限られているメディアです。
ネット上のバーチャルなものと、極くリアル、手配りの印刷地元新聞、面白い対比でした。

ひとつはインターネットラジオの取材。
「旅をする種」というネットラジオ局を展開させている友人がいます。
彼女リリちゃんははそもそもは「草暦」のお客さん。
おととし彼女が宮古島を旅しているときに、麻炭活性酵素の研究をしている宮古の友人ナオピー宅のトイレにかかっていた草暦に(やっぱり草暦はトイレにピッタリなんですね)一目ぼれしてくださり、連絡をくれたのがご縁。
とはいえ、その時点では私はまだナオピ氏とは知りあっておらず、
そのすぐ後に別のご縁で仲良くなり、今では東京方面の講演のときにはウチを常宿にしてくれるほど。
どこまでも迴るご縁の輪のなかにいるこの頃です。
今リリちゃんは、廃油キャンピング・カーで全国を旅している、元葉山の友人ケンちゃんの車で一緒に旅しながら取材し、皆をリアルに繋いでもいます。
今回久々に葉山に戻ってきた折り、いつもなんとなく避けていた(笑)取材を受けることに。
聴いてみると私はともかく、リリちゃんのリアクションが素敵です。
「草たちの視点で世界を見たら」
http://www.voiceblog.jp/tabitane/m201307.html#1937426
二つ目はWEBマガジン
「Hellomag」というファッションやライフスタイルのネット上のマガジン。
こちらは家の取材ということでしたが、
周辺の原生の自然環境がこのあたりの別荘建築ラッシュで壊されていくことなどに触れたい旨お願いしたら
快く承諾していただけました。
室内の取材は少しだけ、外の草や木を撮っていただきました。
雨のシーズン、ここはジャングル
緑に呑まれる草舟の様子です。
「自然と対話する部屋」
http://www.hellomag.jp/lifestyle/2013/07/room-relay-vol17.html
3つ目は地元の手配りメディア
渋いローカル「葉山新聞」!
齢70を超える先輩が始めた地元メディアを手伝っている友人からの依頼で
5月におこなった連続草講座の中の最終講座「草と海」のレポート記事を。
「ヒジキ染めとタオの日々」
ここにも海岸、波打ち際にコンクリートを流して開発する公共工事から葉山の海を守った運動のことなど書かせていただきました。
自然豊かなところに暮らしていると、
否応なく、それらを切り崩していこうとする流れと対峙していくことになります。
この場所に越してきて2年の間にも周辺の斜面は次々と開発され、もともとの緑の森や草むらはのっぺりとコンクリやタイルで覆われ、はげ山のような広大な邸宅だらけの丘にになってきました。
開発の一方で、日々のちょっとした行為でも、緑は追いやられています。
家に至る草の小道、さいこうにステキな緑の小道ですが、そう思うのは少数のようで、
いつもご近所の方がスッカリ丸刈りしてくださり、除草剤も撒かれたり、となります。
自然との共生、そんなにむずかしいでしょうか。
ちょっとした工夫ややりくりで、奥深い豊かな緑の景観は作れるし保てるのに、
いっさいの問答無用、考えナシの丸刈りが席巻しています。
そんな景色ばかりがつづいているので、人工物が綿々と繋がる、味気ない景観に変わってしまっています。
海にも山にもコンクリート。
植物たちの作り出す景色は私たちの心身に大切な力や潤いを与えてくれ、緩ませてくれます。
このもともとの自然をこわすのはほんとにモッタイナイ。
小さな自宅の周囲だけでも緑でおおい、
訪れてくれた人に、ハア〜〜っと寛いでもらいたい、
そして自分のまわりもこのように保とう、と思ってもらえたらなあと、
草と虫の共生の姿を引き続き探る日々です・
3つの掲載のなかにもどこかしら、そんなことに触れさせていただきました。
xusa
- 2013/07/13(土) 11:02:10|
- xusa草暮らし
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今日は新暦の七夕
月の暦では今年は8月13日、お盆ですね。
今日は七夕の日の、胸にしまっている切なすぎる思い出を手放します。
8年前の七夕の日、
わたしたちはガンセンターにいました。
母のガンがわかってから1ヶ月半、最新の近代設備の病院の中で、担当医の若い女性医師の心無い態度と言葉に何度私はくってかかりそうになったことでしょう。
いつも静かで多くは語らない母の傷心も深かったのはわかりました。
もう病院の治療はやめよう、と母に言うと母も同じように思っていました。
その日は七夕で、広い吹き抜けのロビーには七夕飾り。
そこに願いごとを書いて吊るせるように、短冊と筆がありました。
病気の快復を願う短冊がたくさん
気乗りしない母をいざない、私たちもそこに願いごとを書きました。
私は当然、母を蝕む病が消えてなくなりますように、と。
母はと見ると、ふだんはそういう時にはゆったりしている母が、サッと手早く書き終えて、見えにくいところに何気に吊っていました。
見るのも悪いかなあ、と思いながら、見ずにはいられず、母が他のことをしている間にチラッと見ました。
そこには「娘の人生がしあわせでありますように」と。
あまりにも予想外なことにしばし呆然とし、あふれ出そうになる涙をこらえました。
たった一つの願いごとに自分のことより私のこと
それから一ヶ月、まだまだこれから、私の幼稚な自然治療のあれやこれやを試している途上の広島原爆投下の日
8月6日に母は突然に息を引き取りました。
若かりし頃、平和のためにひそかに活動をしていた母の選んだその日。
母の願いのとおり、私の人生は幸せでしょうか。
最後の最期まで、子のしあわせを願う親
そんな尊い気持に対して私は何もなにもしてあげられないままでした。
今生を母と娘として生まれ合わせたことに思いを馳せ、
母の天界と次の人生がしあわせでありますようにと願う毎年の七夕の日
今日は朝から庭には初蝉の音
ついに夏が来ました。
xusa

- 2013/07/07(日) 12:24:38|
- 未分類
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こんどは早くはじめましょう、
間違いはなくしましょう、と
とりかっています、草暦2014。
でも早くにとりかかりすぎて、しばらくとどこおって、また再開。
いま、下書きが8月までできました。
この下書きをxusaこと矢谷左知子にわたしてあのすてきな絵と文字の暦になります。
あらためて見ているけど、yataniフォント、大好きです。
この夏はアンドンクラゲとどうなるか、そして2014のアンドンクラゲはいかに??
白紙の暦、わたしたちの未来をまっているね。
ああ、夏の海もまってる〜
20137月のことばは、「魚の群れの中にいる」。

- 2013/07/05(金) 15:22:05|
- 草暦
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敬愛いたしまする、えみおわすの会が山梨は昌福寺であります。
海の日の祭日も入れた
7月12日(金)~15日(月)の4日間
水田順子の版画も展示されます。
このDMは順子さんの切り絵です。
去年の秋につづいて、今年も声をかけてもらってうれしいmusiです。
島田麻衣さんのおかゆぱんと、知公弓子さんの梅しょうばんもいっしょに行きますよ。
お寺の住職堪教さんからお題をいただき、お粥とアマチャを軸に、musiなりの「夏の昌福膳」を出します。
アマチャはこれまでいただいて飲んでも(二度ほど)、なんだか苦い味が奥にあってあまり好きではありませんでした。
なので自分からすすんでへんてこに甘い飲み物を欲してはいなかったのですが、
今回、堪教さんにいわれて探りはじめました。
秦野の山に生えているやまあじさいに甘いのがあるかなあと、
おそるおそるかじっては「うげげ、にが」とすぐさま口をすすぎ、
けっきょくアマチャと天城アマチャの苗を購入しました。
自家製でつくるのはまだ無理だということがわかり、漢方薬局から買って、
日夜アマチャをちびりちびりやってます。
おもしろい不思議な飲み物です。
天城って「甘い木」からきているというまことしやかなお話もあるとか??
昔の人にとってはこんな甘くなる葉っぱって魔法の葉っぱだったろうねえ。
というわけで、このおもしろみをみなさんと。
ごはん詳細はこちら
☆昌福寺の行き方
☆
- 2013/07/04(木) 20:33:47|
- musiの仕事
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夏至の日、お伊勢さんへ
聖域の古木の霊力に浸ってきました
伊勢神宮は森の木々が主役
お社はただ、人の世界のためのもの
かみさまたちはあまねくそこここに居られる
整えるところは整え
ゆだねるところはそのままに
全体に充ちているどこかラフな気
伊勢の容量はおおきい
目に見える空間や、見えざる気配
なにものか、曖昧としたものにただ頭を垂れ、手を合わせるたくさんの人々
それを無限に包み込み、そして跡形もなく掃き清めていく
あの森にはたくさんの次元の入り口が佇んでいる
伊勢はなんだかそんなところ
ワンダーランドでした
xusa


- 2013/07/02(火) 14:07:04|
- 旅
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よもぎうえはらのビワが最盛期を迎え、まさに今日はラーイプという瞬間に、
カラスたちがおしよせてきて
家の前の道がオレンジに染まるほどにビワを食べ散らかしてくれました。
これは大げさでない表現です。
「アー、カー、アー、カー」と仲間をよぶ声なのか、ものすごくさわぎたてて、
トタンの屋根にはビワの種がぶつかる音も。
大音響のライブです。
通りゆく人も驚いているのでしょう、「ヒャー」とかいってます。カラスにもオドロクし、まちがってビワを踏んでしまって奇声を上げる人などなど。
ちょうどその前々日に、これが最後のチャンスかあ、とビワを収穫して、京都に送りました。
スピナッツの編集部です。
前にビワの原稿を書いたときに、スピナッツのポンタさんが、ビワタルトのレシピをいっしょにのせてくれたので、タイミングがあえばお送りしたいなあと思いつつ、毎年は送れず、今年は二回目です。
そして、二回目のタルト。
やったー、エビでタイをつるごとく、ビワでタルトを見事つりあげました。
滑り込みセーフ。

とても手の込んだタルト。
ポンタさんは羊毛のお仕事をされていてすごくいそがしいのに、こういうことのできる方。
サワークリームとアーモンドプードルでつくるアパレイユクリームが入ってます。
musiのつくる簡単タルトとは段違いの美味しさ。(ビワの種をくり抜いたところにサクランボも)
しかも今年musiはタルトどころか、ビワはもうナマ食一本やりで、あげくに凍らせてしまう始末。
でもね、、、これもけっこういけるのです。皮ごと食べられるし、手が汁でべとべとになりません。

渋谷のカラスは決して熟れていないビワは食べないみたい。
人間も熟れてから食べたいのはやまやまなんですけど、そのちょっと前にいただく。
このせめぎあいがたまりません。
カラスもさあ、道に落さないで食べてくれるといいんだけど。。
お掃除がたいへんなのよ。
musi
- 2013/07/01(月) 20:48:56|
- 食べ物
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