窓の外にトケイソウとルコウ草がドンドン伸びてきましたこの夏もよく泳いでます。
きのうはついにちくっとクラゲに。
あついあつい日盛りが続いてたときは、
「処暑」という語を見るだけでほっとするような気がしていましたが、
おとといの晩、庭ではいっせいに秋虫の音、
あれ、いつのまに、と思い、草暦を見るとまさにその日が処暑。
なつの終わりは突然に。
きょうも朝からひやっとしています。
冬はながいなあ、と思うのに
夏はあっという間ですね。
そして草暦の原稿〆切りも・・!
xusa
- 2013/08/26(月) 10:05:22|
- 草暦
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おとといの夕方に、雑草園から帰ってきて、鉢に水をやったときに、なんでブロッコリーの横に穴があいているのかなあ、とちょっといぶかしく思っていたのでした。
でも蚊が多いし暑いのでそそくさと退散。
そしたら昨日の朝、
ブロッコリーの苗の植木鉢に半身を埋めているモノがいるのです!
ヨモギ上原の庭には少なくとの二匹のヒキガエルはいるのですが、そのうちのひとりのよう。
じっとしているので、周りに水をかけると気持ちよさそうでした。
最後に直接肌にもかけました。
昼間はもういなくなっていました。

ヒキガエルは毎年産卵期になると水のあるところにいって、そしてまたねぐらにもどってくるらしく、彼らが途中で車にひかれたりしないように、また道がなるべく草地や土であるように、それをビオコリドーとよぶ学問もあるのだけど、うちには池がないし、池のありそうなまわりの大きな古い家はどんどん庭のない家に変貌していっているので、ヒキガエルたちはどうやって愛を紡いでいるのでしょうか?
この人たちおいくつなのでしょう。
わたしがここに暮らしはじめてからずっといるのだけど、同じひと?

そうだ、ここに越したころ、この(か、どうかわからないけど)ヒキガエルに感動して、環境省の(そのころは庁)お仕事で、ヒキガエルの道についての子供向けコンテンツを考えてボツになったんだっけ。
絵を描く人がカエルが苦手で、どうしても無理!といわれてしまったのです。
里山にカエルを出してくれただけでもすごいことだったらしい。。。
まだあのサイトはあるのかと、検索したら、ありました〜
このゆびとまれ! エコキッズ今はもう書かないだろうなってこともありますが、時間があったらのぞいてみてください。
漉き枠も紙パックでつくる、紙漉きリサイクルは力作です!
フィルムケース利用の工作など、もうできないこともそのままのってますけど、夏休み工作のヒントになるかも。
当時のPC環境とソフトでよくここまでつくったなあ、とデザイナーに感心しきり。
にしても、ヒキガエルの道、ゲームになるように考えたんだけどなあ。だれかやんないかなあ。
いやあ、悲喜(ヒキ)こもごもいろいろあるね〜 musi
- 2013/08/21(水) 09:41:36|
- 動物
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チクッ、イタッ
草刈りしてたら、右手の小指の下側の手の平に何かがささった。
虫の姿も見えないし、トゲかな、と見ても何もささってない。
まあ、ちょっとした草のトゲ、カナムグラかなあ、とそのままにしていたらだんだん腫れてきました。
となりのみさちゃんは、小さなアシナガバチの種類だろ、といったのですが、そんなハチがとんできたおぼえがないので、野外危険生物ハンドブックで調べたら、どうも、クモのよう。
それでも翌日ははれがひいてきたので、馬鹿な私はしょうこりもなくまた素手で、イネ科の草だけを選んで、とっていたら、また「チクッ」。
葉っぱにくるまったクモとご対面。
やっぱりクモでした。
こんどは左手。すぐにヤブガラシの葉をすりこんだら、腫れませんでした。
ヒメシバを束にして握った左手の小指の下の手のひらが、ちょうどクモの巣に触れたようです。
カバキコマチグモ。
この季節は卵を産むので、よく噛むそうです。
これまでほとんど見ることのなかったハンドブック。
この前、海につれていってくれたタケから教えてもらった、海藻のカヤもその本にのっていたし、エビなどの動物プランクトンがちくちく皮膚を刺すことも知りました。
素肌に小さくちくちくするのはクラゲの赤ちゃんかなあくらいに思っていたら、甲殻類の赤ちゃんでした。
今は亡きおじさんは、夏には肌脱ぎで草刈りをしていて「皮膚が硬くなってるから虫も刺さないんだ」といってらして、わたしもそれに近づきたく、けっこう素手で畑仕事をするようになっていました。
そのほうが草がふれて気持ちいいし、細かい作業ができるから、と。
ましてや海なら、なるべく何も着ないで入りたかったのだけど。
でも甘かった。。。
裸一貫で大自然の中に入るには、わたしたちはあまりにも毛をなくしてしまったのでしょうか?
アマゾンの奥地で、腰紐だけでやっている人たちもいるのに。
何か塗っているのかな。
musi
- 2013/08/19(月) 21:54:30|
- 季節の草虫
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直前のおしらせになりましたが、
明日、8/17(土)
逗子のCINEMA AMIGO、4周年パーティ
久々にアミーゴキッチンメンバーとして、屋台を出します。
http://cinema-amigo.secret.jp/movie/000263.html私のメニューは
■ベジタブルサモサ(葉山真名瀬の四郎さんのヒジキ入り)
■ベジ串カツ ・ゴーヤーのスパイスカツ
・車麩とタマネギのカツ
アミーゴキッチンのシェフたちの料理やスイーツ、
ヨロッコビールの生ビール、
アミーゴの素敵な庭でのガーデンパーティです。
ライブやDJたちも。
もう4年も経つのですね。
毎週のランチシェフをいきなり、2年も続けてやっていました。
秋谷に引っ越してからの2年はお休み、時々やらせていただいています。
明日は久しぶりにアミーゴメンバーと一緒です。
お近くの方、通りすがりの方、どうぞお立ち寄りください。
私は7時ころまではいます。
(その後は海のほうに出かけちゃいます・・)
15:00 OPEN~
xusa
- 2013/08/16(金) 23:56:56|
- 海辺の生活
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遅れていた梅の干し仕事、夏休み前に終えました。
場所や用具の関係で、まずは白梅を干して、赤紫蘇の梅へ。
梅バアの梅干しのワークショップでは、「干せなければ干さなくてもいいですよ」といっていますが、
せっかく晴れたらやっぱり干したいですね。
そのほうが保存性は高まるし、持ち運びもしやすくなります。
お部屋の中でも干してみてくださいね。
ただ、干せないからと、梅仕事をあきらめないで、ということなのです。
カリカリ梅はわたしも干してないし。
完熟梅をたっぷりの赤紫蘇でつけて、干し上がりのタイミングがあえば、
ビロードの肌触りで、果肉はルビーの輝き。これぞ梅星、きらきら。
塩が析出せずに、やわらかく干せたら、ということですね。

「完熟梅赤紫蘇たっぷり」の高級梅干しは毎年少しだけつくります。
完熟梅はたくさんはとれないし(拾えないてこと)、うちの赤紫蘇も限られているからなんですけど。
上手にできたものはよくよく見ると、まだウブ毛があるのです。

そういえば、梅を干せる暮らしがしたい、というのが会社勤めをやめた理由だったなあ。
月暦七夕の願いが、ひとつはたしかに、かなっていたのだと、
ないものねだりをしがちな自分に、お伝えしました。
現実は、一歩一歩。
今日も端っこからやっていこう。
まるで一足飛びに別世界にいくように、夏休みの昨日はずいぶん遊んだから!
(なんとお盆の首都圏、渋滞無しに三浦海岸まで連れていってくれた友達がいたのです。彼らも、きっと毎日毎とき、ひとつひとつやっている。ちょっとした奇跡に感謝)
musi
- 2013/08/15(木) 13:05:28|
- 季節のしごと
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猛暑お見舞いもうしあげます。
暑いですね。
私は日中せっせと海にもぐってます。
今日は午前中ヨガに行って、汗だくになり、そのまま海に直行、
思いきり泳いでもぐって、
海のそばの友だちのお店によって、おいしい”アサイースムージー”を一杯。
なんてしあわせな町かしらん、と感謝しながら。
このところはまっているのが、シュノーケルつけたまま、海底に手をつけて逆立ち。
といっても遠浅なので、足は海面からさかさに出ています。
犬神家と言われていますが
これがなんとも楽しい〜
水のなかの重力と海面から出た足との重さのバランスが、うーん、たとえようのない楽しさ。
重力の差異というか、際(きわ)というか、
そこにカラダを合わせたときのヨロコビの発見です。
スラックライン(つなわたり)も同じ質があるかもしれません。
そのまま足をそろえて側転にしたり、波の流れに持っていかれたりを、
ただただ飽きることなく。。
いい年をして、思う存分の海の遊びを日々編みだしている最中・・
午後は帰って、夏休みの宿題、草暦を、、
のはずがハンモックでうとうと。
ま、クーラーもない暮らしなので、許してもらいましょう。
草暦、今年ははやめにとりかかる予定、、が猛暑で遅れています。
こんどは何色にしようかな、とあれやこれや、汗をかきかきやってはいまして。
musiさんをいつもハラハラさせてます。ゴメンナサイ。
どうぞお楽しみに待っていてくださいね。
xusa
- 2013/08/11(日) 19:15:45|
- 海辺の生活
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あの娘が、この姿を見て
この香りをかいだら、
なでしこみたいに、はなやかな笑顔をはなつでしょう。
野の草によりそって咲くなでしこは、
優美で強い。
gracefulな花。
(「恩寵」という言葉、それはgraceの訳語なのだと、蒸し暑い昼下がりに知る、これこそ「grace」。
というのは、恩寵ということばはわたしには理解できなかったから。)
おばさんところの白のむくげがあんまりさわやかで、
ついつい近づいて、のぞいたら、
ハナムグリたち。二匹は恋虫どうしで、そのそばに独り者?
どういう攻防があったのか、なかったのか。

白いむくげの花粉は白い。


musi
- 2013/08/07(水) 14:25:01|
- 季節の草虫
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この先の滝に打たれにこの2年、私の暮らす地域、葉山、逗子、鎌倉エリアから、数十人もの友人たちが西に移動するのを見送ってきました。
もうすこし外側の知りあいも入れると相当数の知人が動いています。
放射能の問題が大きかったのですが、それだけではない、
時期の符合により移動した人もかなりいるのです。
なにか根っこでの大きな変動がおこっているのを感じます。
まさに歯車が次に噛みあってしまい、これまでの流れではない潮流が動き始めた、
それに自然に沿ってしまった人の、移動の季節がこれからもますます続くことと思います。
もちろん、あえて動かず、この地で次の動きを始めている人たちもいますが
いずれにしても、「以後」の意識の導きがはたらいているのをひしひしと感じてしまいます。
この2年の間、何度も訪ね、なんだか実家のような気分さえする、阿波のジュンくんとヒロヨちゃんの農園、ひだまりむすひ。
彼らは震災の直前に、葉山から出て農的な暮らしをすることを決めていました。
ご縁で行った先は忌部氏の本拠地。
忌部は大和朝廷以前にいた部族で、祭祀や農、土木、工芸等の技能を司るひとたち、阿波が発祥です。
ジュンくんも実は忌部に繋がる縁であることが行ってからわかりました。
阿波には忌部の痕跡がそこここに。
行く度にワクワクどきどきの連続。
忌部氏のことは、これからの世界の行き先を示す扉を開くカギような感じなのです。
ジュンくんの家から車で20分ほど行くと、やはり葉山から移り住んだカメちゃんも居ます。
電気はすべて太陽光、水は沢から、田畑を耕し、犬猫、ポニーと暮らしています。
葉山にいた時からいちだんと柔らかく、こどものようになっていました。
この春四万十に移り住んだタクヤくんの家も訪ねました。
阿波とはまた違う陽の気の満ちる土地。
明るくて清々しい四万十川のほとりに彼は住み始めました。
もっと隠者のような暮らしかと思っていたら、毎日トントンと大工仕事や、スズメバチの撃退作戦などに忙しく、イキイキとした時間のなかで早くもしっかり着地している。
そして彼には真水は似合うと思いました。
今回、四万十の川や阿波の滝で毎日泳いで、真水の存在がとても新鮮でした。
いつもは海で泳いでるので、海水が当たり前でいた私ですが
次々と流れくる真水が造りだす世界の清浄さはまた特別なもの。
そこに身を浸した皮膚の記憶は、なにと新たに繋がって拡がり始めるでしょうか。
それまで近くにいた友人たちが各地に分散しました。
今、たくさんの人が自分の感性とご縁に動かされ、あちこちに点在し、そこで光を発しはじめています。
そして私のように、その間を行き来する人たちも増えました。
そのご縁の輪のなかで、それぞれの土地の記憶や、自然の神秘は共有され、発見され、新たに展開していく。
これまでの都会と田舎という区分を軽く超えていく潮流。
おそらく、国も超えている。
この星の大地の一時に沿って、そこを楽しんで生きる感覚
やっと取りもどし始めました。
本来の、そしてあたらしい時代の始まりです。 xusa
四万十川
- 2013/08/03(土) 08:18:52|
- 旅
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もう東京公演は日程が終盤なのですが、お近くの方はぜひ。
「ただのいぬ」の作者で写真家の服部貴康氏の体験を原案にした芝居です。
musiは昨日行ったのですが、想像以上の重たさにうちのめされましたけど、それについて感じつづけています。
彼らの敵京都公演もあります。
火曜日はxusaと暦の打ち合わせをかねて、海へ。
岩になったふりをして、魚やクラゲのそばで至福の時をすごさせてもらったあとに、
こんな芝居、
というか「事実」を思い知らされるとは。。。
悔いのないように生きるっていうけど、悔いって何?
といまおもっている。
どう生きたって、だれもかまっちゃいないけど、
「だます」っていやだ。自分も他人もだましたくない、
澄んだまなざし。
澄んだ耳、澄んだ皮膚。
濁りもそのままに、そのままに感じるんだ。

musi
- 2013/08/02(金) 17:22:11|
- 旅
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