草虫こよみ xusa musi coyomi

:::::::::::::::くさ むし そら うみ つち ひかり

森へ




大好きな上の森


この家は海までは数分なのに
深い森までも歩いて十数分


原生に還ろうとしている
別世界がそこにある


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およそ道なき道をかき分けて、
誰ひとりいない、森のなかへ


ここで人に逢ったことがない


聞こえるのは高い枝先の野鳥の声
リスの枝渡りの音
シュレーゲルアオガエルの鳴く声
草を踏み分けるわたしの足音


立ち止まり、空を仰ぐ
すべるように飛ぶ、トンビ


森に
ひとり佇む時間は
ほどけて
満ちる


このうえない

xusa

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  1. 2015/05/30(土) 17:36:48|
  2. 海辺の生活

草木と手仕事 plants and hands 出版のお知らせ

雑誌ソトコトに4年近くに渡って連載しました記事を一冊にまとめていただきました。
43種類ほどの植物の概要とそれにまつわる手仕事について、書いています。
文中には、草木さん以外にも、矢谷左知子さん、秦野のおじさんおばさん、友人たちにも、ご登場いただいております。
挿絵はノヤラの山本奈穂さんです。

編集者の久島玲子さん自ら出版元となって、つくってくださいました。

6/5日にできあがってきます。

6/7日日曜日に都内で初お披露目の会をいたします。
西荻窪「ていねいに」で、おこさまボーイズ
が、本の内容に因んだランチメニューとおやつをつくってくれて、
わたし(石田紀佳)もずっとおります。

装幀をおこさまボーイズのメンバーでもある知公弓子さんがしてくださいました。
彼女は最初の読者として、細やかに読んでくれて質問をたくさんしてくれて、連載時よりも読みやすなりました。とくにレシピがわかりやすくなりました! まだまだ足りないのは承知ではありますが、多くの人の手を経て、一冊にまとめることができました。
ありがとうございました。

また、単行本化にあたって、「光の記憶」という文をささたくやさんが書いてくださいました。
6/15日月曜日の夕刻から、四谷三丁目の「ワンキッチン」で、ささたくやくんと対談のようなことをいたします。こちらは原崎拓也さんのご厚意での開催です。
7:30ぐらいからゆるやかにはじめます。

詳細が決まりましたらご案内いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

こちらに→詳細がアップされていきます。

本の販売についての
お問い合わせは久島玲子さん reiko@hisasima.jp

石田紀佳 lamuda@ya2.so-net.ne.jp
までお問い合わせください。

卸売りもしています。
(定価1,500円)

草木表紙
クリックすると大きくなります

musi
  1. 2015/05/26(火) 21:28:31|
  2. musiの仕事

初夏、四月朔日

新月の雨の夜、一夜明けて、あたらしい日。
雨にあらわれたドクダミを明日の朝に摘もう。

今年の旧暦は、新暦との差が大きいので、今日が4/2日だなんて、? 、ですね。
そして、めったにいないお名前の四月朔日さん、わたぬきさん。
綿貫って漢字名の知り合いはおりましたが、四月朔日と書いてもわたぬきと読むのは、衣替えから来ているってご存知でしたか?

綿入れのない衣にするので、わたぬきなのですが、
とすると、綿引さんもいっしょなのかしら。綿引くんという知人が学生時代にいて、糸を引くことかと思っていましたが、今朝、もしかして綿ぬき、といっしょの意味なのかしら、などとねぼけながら思っていました。(熱帯魚みたいな髪色だった綿引くん、今も髪は健在かなあ)

ここでいう綿は、貴族階級では絹の綿です。
もめんはまだなかっただろうけど、一般の人、貴族以外は、麻を重ねたり、おぐそとか、きっとぜんまいとか、わら、よもぎもあったかも、そういうあったかくなりそうなものをつめたかもしれない。
だから、衣替えなんてできなかっただろうし、だいたいそんなにたくさん衣をもっていなかったでしょう。

それにひきかえ、今のわたしたち。。。

musiはいちどに衣替えができないので、ちょっとずつ、冬物をしまっています。
(ちなみに、貴族や武家の衣替えも、なんどもありました)
洗濯機がないせいもあるのですが、まだ寒くなることもあって、梅雨前までにあるていどやって、梅雨があけたら、土用干しをして、布物をしまいます。

本物の、樟脳を買っていたこともあったのですが、今は干したクスノキの葉をもいでは、和紙につつんだり、お茶パックにいれたりして、ウールといっしょにしまい込みます。
丁字やラベンダーをいれたりしたこともあったけど、あまりにクスノキが生い茂るので、こればかりせっせと使っています。
表参道のかぐれは洋服の店なので、お客さまプレゼントに虫除け袋をつくれたら、と6年前に室内植えでクスノキを育てるようにしたのですが、室内では育たず(ビワも)今では外にいらっしゃいます。クスノキさんもビワさんも丈夫だけど、家の中はむずかしいのです。外の動く空気と雨が必要なんですね。

クスノキにもたいへんお世話になっています。

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こちらは5/3日に干した様子、いまではからからです。
干し物にもってこいの季節ですね、あと1週間ほどかなあ、このすがすがしさ。

musi
  1. 2015/05/19(火) 11:25:16|
  2. 草暦

6月の草講座 * 蓬(ヨモギ)づくしの日 / 草ホウキつくり

その時季、それぞれの野の草は、人やそれを食べる生きものたちが、その時季を乗り切るのに必要なものを授けてくれるという働きをし、
大いなる恵みをもって扶けてくれる慈愛を秘めているようです。
この時季に伸び盛る蓬(よもぎ)は、中でも優れた効能を持つ草。
一年でいちばんの盛りのこの時に、ヨモギで染め、艾を作り、味い・・
ヨモギの力を全身に浴びて次の季節を迎える、そんなヨモギづくしの一日です。
草ホウキもつくりましょ。

【蓬づくし】 *モグサをつくる 5月31日(日)・ 6月30日(火)
       *ヨモギで染める 6月6日(土)・ 6月25日(木)

【草ホウキ】 6月3日(水)


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【蓬(よもぎ)づくしの草仕事*蓬(ヨモギ)で艾(モグサ)をつくりヨモギを食す】 5/31 or 6/30
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野のヨモギから薫り高い、ヨモギ本来の効能をもつ粗モグサをつくり、
つくったモグサで自分にお灸をすえます。
ヨモギのすべてを味わっていただきたい時間ですので、お弁当やデザート、お茶にもすべてヨモギを使った、ヨモギづくしの一日。
ヨモギ漬けの草舟で、身も心も緩めて。
この時季だけの至福です。
【日時】5月31日(日) or 6月30日(火) 10時30分〜14時
【場所】草舟 on Earth   要予約 
【お代】5000円 *すべて込み(材料費・草弁当・草お菓子・草茶込)

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【蓬(よもぎ)づくしの草仕事*蓬(ヨモギ)を染めヨモギを食す 】 6/6 or 6/25
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野にヨモギ摘みに出かけます。
摘みたての、香りのたちのぼるヨモギを煮出して、染めものをします。
よもぎアロマに包まれ、清浄な草の精気を身に浴びるひととき。
よもぎのお弁当やよもぎまんじゅう、蓬茶、、
全身をよもぎに染める一日をどうぞ。


【日時】6月6日(土) or 6月25日(木) 10時30分〜15時
【場所】草舟 on Earth   要予約 
【お代】6000円 *すべて込み(染め材料費・草弁当・草お菓子・草茶込)

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【草と道具】草でホウキをつくる 6/3 

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冬の間、採りためた山茅でちいさなホウキをつくります。
不ぞろいの穂先がおもいがけず使い勝手のよい、
気持もフワっとするような掃き心地・・

【日時】6月3日(水) 10時30分〜14時
【場所】草舟 on Earth   要予約 
【お代】3500円 (草弁当付き)


お申し込みはこちらのメールフォームよりお願いいたします。

xusa

  1. 2015/05/17(日) 21:17:30|
  2. 草ワークショップ

最終(採集?)講座 【草談義・草食】

ご神木
裏山のだいすきな木 小さな祠のあるご神木です

年に一度の連続草講座
連日、講座の合間の準備日には、すぐ裏の森に入り、
講座で使う草や、草弁当の食材の調達に、ごそごそと徘徊しています。

草講座も中盤を過ぎ、各回、それぞれに草と人との交感を目の当たりにし、私自身がそれによって、気づかされることいっぱいです。

素材を採りに山へ赴き、そこで感ずるもの、
持ち帰って作業をしているときに、入ってくる感覚、
海を見ながらの草弁当のお昼ごはん、

手で実際に野生のものたちと触れていくうちに、みなさんお顔が変わっていき、心も開いて、より透明になっていくように思えます。

草講座、おかげさまですべて満席となりましたが、
最終(採集)講座、5/19の【草談義・草食】
(野生の植物たちと人とのこれからについて、深めていく時間を持ちたいと設定しています)
定員ではありますが、植物について、どうしてもシェアしたいことがある、という強いお気持ちを持っていらっしゃる方、
おいででしたら、ぜひご参加いただけたらと思っております。
そんな方をお待ちしています。

こちらより→http://kusabune.blog.fc2.com/blog-entry-160.html

xusa
  1. 2015/05/13(水) 11:09:48|
  2. 草ワークショップ

飛びたつとき

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乾いた日が続いていて、いつにましてさわやかな五月。
無防備にぽけーっとしていたら、たくさんの羽虫が一方向に飛んでいく。
ふわふわふわと、あっちのほうへ。

あっちのほうから来た切り株から、飛び立つ虫たち。

今日は飛翔の日なんだなあと、のぞきこむ。


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切り株にあいた穴から、やわらかなぴかぴかの羽のついた体がつぎつぎでてきて、
羽のない子たちと別れを惜しむように、体をこすりあってから、とびたつ。
何か、最後にかわすことがあるんだな。

ひとつの切り株からの出発が終わったら、捨て置かれた臼からも飛び立ちがはじまった。
とうとうこの臼も土に還る。

臼が木だったとき、臼として使われたとき、
そしてこの臼の形の木のなかでおこったこと!!

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musi
  1. 2015/05/11(月) 10:02:58|
  2. 季節の草虫

草講座・空きクラスのご案内

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草舟はいま草さかり

草講座・空きクラスのご案内です。
タイミング合う方はどうぞご参加ください。
 →メールフォームよりお申し込みください

5/ 6  【草と道具・箒ほうき】草から手ボウキをつくる  定員となりました
5/10 【草と治癒】野生のヨモギからモグサつくり+お灸講座 定員となりました
5/16 【草と色】草染め  定員となりました
5/19 【草談義・草食】  定員となりました

【草と道具・箒ほうき】 5/6 10時半〜14時

冬の間に取りためた山茅でランプシェードを織っていました。
余った茅で手ぼうきを作ってみたら、なんだか使いやすい、かわいい箒ができあがり。
小さな箒をつくってみましょう。
3000円


【草と治癒】モグサつくり+お灸講座 5/10 10時半〜14時  

野生のヨモギからモグサをつくります。
精分や薫りの高い良質な粗モグサができます。
プロの鍼灸師さんにツボをおそわるお灸講座も贅沢です。
3500円


【草と色】草染め  5/16  10時半〜15時半 

草野原に出かけ、自生する草を採集するところから始めます。
その時季に伸び盛る、元気な草を素材としていただき、持ち帰って草舟の庭で染めをします。
植物が持っている色を布に移すことは、実にミラクルな行為です。
3500円

【草談義・草食】  5/19  11時〜14時

草講座最終回、草弁当をいただきながら、
野草の食のこと、草の手当て、草の化粧水、草からの智慧、草とのコミュニケーション・・
草にまつわる全般を共有しながら、お話をしましょう。
2000円(草弁当付き)

xusa
  1. 2015/05/02(土) 23:05:41|
  2. 草ワークショップ

初夏の種蒔きシーズン到来

先日のミルツルさんのお話ライブで使ったかっこいい紙コップをいただいたので、
初夏の種蒔きポットにしました。

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この時期、夏野菜などあったかい地方の植物の発芽率は抜群ですね。
トゥルシーもよく出て、よく育ちます。

千成りヒョウタン、たくさんできるといいなあ。
小学三年か四年のときに、ほんとたくさんできて、うれしかった覚えがあります。
ヒョウタン型の七味入れにあこがれたごく平凡な小学生でした。。。

xusaとのnewロジェクトにヒョウタンが使えるかも、とちょっと真剣です!

musi
  1. 2015/05/02(土) 21:57:59|
  2. 季節の草虫

草の布、木からの布

4月の末に草舟にいき、musiはあらためてxusaに出会った縁をありがたくかみしめました。
田んぼをしはじめたときに、ママの看護がはじまって、革の相馬くんと代掻きかなんかしたあとに、「ひとりはバイクで旅に出て、ひとりは母親の看護にいくって、なんだかおもしろいよね」というような意味のことをさっちゃんがいって、わたしは、返事のしようがなくて、そのことばを心の中で繰り返しました。

いま自分が植物動物とともに生きる暮らしを選べたのは、xusaの(本人は知らない)励ましみたいなものがあるからです。けっきょくたった一回になってしまったけど、作品展のオーガナイズをさせていただけたことや、お庭の看板を書いてもらったりしたこと、草暦をつくりはじめたこと。海においでっていってくれること。
そしてママからも。。。

10年を経て、時がほぐして、そして深めてくれたことを、これから、矢谷左知子が展開していく明日を、自然界のみんなといっしょに、楽しみにしています。

musi
  1. 2015/05/01(金) 14:09:31|
  2. xusaのしごと