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草虫こよみ xusa musi coyomi

:::::::::::::::くさ むし そら うみ つち ひかり

夏は手績みの苧麻布礼賛

東京の、渋谷の、よもぎうえはらの夏はきびしい。
おそらく町内すべての家にエアコンがあるんでしょう。
musiの家にはそれがないので、渋谷区中の室外機の熱を一手にになっている。。。
ラジオをつければ「適切に冷房を使って熱中症を防ぎましょう」なんていって、あーた、エアコン販売と電力会社とグルになってんじゃねーの? ってぼやきたくなる。
が、しかし、どうしようもないので、敬虔なイスラム教徒よろしく一日に五回以上の水浴びで、心身を清めておりまする。うちにお風呂があってよかった。(ついでにお洗濯マニアになってます。洗濯すると涼しくなるの。とうとう洗濯機を買おうかと思い出していたのですが。。。夏は洗濯機はいらないわ。)

シーツはもう梅雨明けから苧麻にしていたけど、今年の夏は、いろいろあって、夏支度がおくれにおくれて、今日、やっと苧麻のしつらえができました。
部屋のしきりをあけて苧麻のパーティションにして、貫頭衣的ブラウスにしたら、もう快適です!
リネンとはぜんぜん違うし、ラミーの紡績の布ともぜんぜんちがう。

手績みで繊維がつながっているので、熱をはらまないのです。
Tシャツみたいなニット素材ではなく、平織りです。

中国での手織りのものを青土さんから買った布です。
もうなくなっていくんだろうなあ、残ったとしても、高価になるだろうね。
と思いながら、もう一着、ちゃんとした形でつくろうかな、と思う。

熱中症対策には、手績みの苧麻布で決まりだね!

古い反物でコンディションのいいのがあったら、ぜひ夏服をつくってね。
それも下着にするか、下着を着なくて、素肌に触れるような服。


以上、苧麻礼賛のmusiでした。




  1. 2015/07/29(水) 22:09:30|
  2. 自然環境

夏の草を染める 草講座受付中

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草舟への小道

夏の草を染める
at
草舟の庭

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お申し込み受付中 →こちらのメールフォームより

*件名に「夏草染め」・お名前・お電話番号を明記のうえお申し込みください。
 携帯からのお申し込みの場合、こちらからの返信が届かないことが多発していますので、必ずお電話番号をお書き添えください。
 2日たっても返信がない場合は再度お問い合わせメールをお願いします。


一年でも一番太陽の力を蓄えた草をいただき、
このときの草の色を布に映します。

同じ草でもその時季によって違う色をもっているということは
ミラクルのようで、自然の摂理。

その時だけの色をいただき、それを感じる時間をごいっしょに。
草たちへの敬意とともに。

xusa

【日時】7月28日(火)10:30−15:30
【処】 草舟 on Earth
【お代】6000円(材料代・テキスト・草弁当・草菓子 すべて込)


  1. 2015/07/25(土) 11:29:13|
  2. 草ワークショップ

草講座7月*受付中

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朝の庭

7月の草講座 
*ご予約受付中 (→こちらのメールフォームより)

突然夏になりましたね。
草舟の庭も南国になってきました。
緑したたる草の空間で、夏のはじめの草仕事の一日です。
ピクニック気分でお出かけください。
雨の日は室内でしみじみ作業しましょう。
染めの日は晴れを祈ってくださいね。

◎草編み籠(かご) 24日(金) 
◎草の染めもの   18日(土)/ 28日(火)

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草で籠を編む  7/24(金)
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宮古島のおばあに習いました。
人にものを習うというのはしない私ですが、これは学ばせていただきました。
素晴らしい編みの技術です。
小さな籠が手の中で出来上がります。
庭の月桃で縒りの技術をマスターしていただき、籠本体は紙の紐でつくります。

【時間】 10:30-14:00 要予約
【参加費】4000円 (材料代・ランチ・デザート・お茶すべて込)



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草で染める 7/18(土)・7/28(火)
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野原へ出かけ、草の採集から始まる草の染め。
そのときの旬を迎えた草の命を布に映し替える、
深々とした作業です。
二度と同じ色は出ない植物の染め。
その日の草はどんな色でしょうか。

【時間】 10:30-15:30 (小雨催行) 要予約
【参加費】6000円 (材料代・ランチ・デザート・お茶すべて込)


*日本手拭い・五本指靴下(シルク)を染める予定です。

xusa
  1. 2015/07/15(水) 14:34:17|
  2. 草ワークショップ

TABI食堂@草舟の庭のひととき

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夏至の日の前々日、
盟友、ささたくやくんのTABI食堂がまた草舟に開店しました。
今回で4回目。

うちは急峻な山道の途中にあって、歩いてしか到達できず、
荷物満載のTABI食堂の搬入はいつも過酷な山岳労働となります。
今回もまた。。!
まるで引っ越し荷物のような荷姿を見て、もう運ぶ気力も萎えるのでした。

しかしそこはエンヤコラで
とにかくもこれを草舟におさめなければ始まりません。
近所のエリックにも応援を頼み、急坂の往復を繰り返し、無事なんとか終了。
(過酷すぎて写真など撮ることも思いつかず。。撮っておけば相当よかった)

今回こんなにもすごい荷物だったわけは、
モバイルキッチンの搬入があったからです。

なんとタクヤくんはキッチンまるごと持ってきました。
客席テーブルや椅子のキットまで。
しかもすべて手作り、コンパクトで無駄のない設計。

運び込まれたそれらは、立体的になっていき、草舟にモバイルシステムキッチンTABIスタイルの出現。。

いやー素晴らしい。
エライ目をして運んだかいがありました。

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今回は、初めてのRAWのフルコース。
メニューもつくりました。

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お客さまは今回お庭で食べていただくノマド・スタイル。
デッキがレストランに早変わり。

時間がないながらも楽しいしつらえ、
草舟でのたくやくんとのジョイントはいつも、打ち合わせなしのアドリブで、
それぞれが気分でしつらえたところを、お互いがまた手を入れたり抜いたりしながら仕上がっていくのがとっても楽しいコラボ。

中米を馬で旅中、毎日夕食はこんな感じでみなでセッティングして楽しんでいたそうです。
私も草の布作家時代は毎回全国のあちこち、初めてのギャラリーに到着してから、
セッティングにものすごい時間をかけて空間を完ぺきにひとつの世界に作り上げることに心血注いでいました。

たくやくんも私も料理や作品と同等、あるいはそれ以上に空間つくりに時間をかけたい、
自分がみてきた世界の美しさがそこに、同席していてほしいと願うきもちがたぶんいっしょ。
ひととき、そこはこの星の1頁となるのです。

TABI食堂は料理だけのイベントではなく、総合的に、この星に満ちたナチュラルミスティックを愉しむ時間です。
それは草舟のいつもの草講座もそうなので、時を経て今、TABI食堂を草舟で開店することは、
これはもう自然のなりゆきなんだなあと思った、4回目のコラボでした。

IMGP8895_2.jpg しつらえ中

IMGP8899.jpg TABIと草

IMGP8889.jpg ノマディック・スタイル

さて、お料理も少し紹介しましょう。
毎回記録班がいず、ドタバタのうちに終了、
で今回もまた、全然撮れず、よい写真がないのですが。

IMGP8836.jpg 前菜ニンジンづくしの籠

IMGP8847_2.jpg ズッキーニとカシュークリームの和風パスタ

IMGP8856.jpg 小松菜とほうれん草のブリトー生地

IMGP8841.jpg スモモとビーツのドレッシング!

IMGP8906.jpg なんど頬っぺを落としたことか、絶品RAW ケーキ

たくやくんのお料理は目にも美しいだけでなく、組み合わせの妙味も無理なく鮮やかです。
素材の取り合わせが、彼一流の発想力の豊かさによって、世界のどこにもないオリジナルな絶品のRAW FOODになります。
これにはいつも驚かされます。
爽やかで、まとわりつかず潔く、ほんとうに美味しい。
瑞々しい遊びの要素もまじっていて、お料理全体が弾むようなリズム感に溢れています。


今回はTABI食堂と草のおもてなし、という企画でしたので、
私のほうはテーブルセッティングや、お料理の盛りつけのときに合わせる庭の植物たちを担当しました。

お客さまたちも、ここまでのセッティングとはよもや思わず、
モバイルキッチンの出現にも、とても驚き、喜ばれていました。
ほんと、運んだ甲斐があったというものです。

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一日目は梅雨の時季とは思えぬ、さわやかな風が吹き抜ける心地よい晴天、
蚊もほとんどいない、奇跡の一日でした。

今は跡形もなき、幻の、サプライズ・モバイルキッチン@草舟、
こんなキッチンがいつもあったら楽しいなあ、と思いながら、
いっときの、そのときだけのしつらえだからこその、特別なお楽しみでありました。

さて、このあとの搬出がまた、思ったよりも過酷でしたが、
それにも懲りず、と言いますか、果敢なTABI食堂はまた、次回はもっとバージョンアップしたキッチンでお目見えしそうですよ。

世界でも珍しいハイクオリティの、
繊細かつワイルド、
創造(想像)的、幻のレストラン、、(たったの二日間!)
「TABI食堂@草舟の庭」

こんなにも質のたかいお料理と空間が、ひっそり人知れず自宅で展開しているなんて
なんて贅沢なことでしょう。(単なる宣伝不足・・?)

そして知られない贅沢というのも、すごいことだな、とつくづく感じました。

またの顕現の折りにはぜひご体感のほどを!

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おつかれさま〜、Takuya+Ruriko
あーまた全員での記念撮影なるものを忘れました。
いつも記録がありません。(x_x)ゞ


*わ、今、今季初、蝉が鳴きました! 夏が始まりましたね。

xusa
  1. 2015/07/11(土) 10:08:52|
  2. 海辺の生活

雨降り三昧



ガクアジサイの中の玉々が大好きです。

なんてかわいいのかしら。

きゅっと口を結んでいるのに、今にも弾けそうな健やかさ。

IMGP8968_2.jpg クリックすると気持悪い方にはきもちわるいです。

と、パソコンの横の壁をしっとりと歩くクモ。

その足づかいの妙にすっかり心奪われます。

このように歩いてみたい!と、からだ派の私にはたまらない動き。

初めてクモになってみたい、と思ってしまいました。

はー、どの生きものもほんとうに完ぺきです。

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雨の庭にきれいな蝶がひらひら

なんていう名前かしら。

うちは蝶の道のルートらしく、さまざまなアゲハチョウがフラフラと翔び交うところ。

たくさんの蝶に出会えます。


下界の海を見てみると

台風のうねり狙いのサーファーがいっぱい。


雨の日もどうぞたのしく。

xusa
  1. 2015/07/09(木) 12:02:31|
  2. 季節の草虫

7月の草講座 new

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7月の草講座 NEW
*ご予約受付中 (→こちらのメールフォームより)

緑したたる草舟の庭で、夏のはじめの草仕事の一日です。
ピクニック気分でお出かけください。
雨の日は室内でしみじみ作業しましょう。
染めの日は晴れを祈ってくださいね。

◎草編み籠(かご) 12日(日)/ 24日(金) 
◎草箒(ほうき)  15日(水)
◎草の染めもの   18日(土)/ 28日(火)

________________________

草で籠を編む  7/12(日)・7/24(金)
_________________________

宮古島のおばあに習いました。
人にものを習うというのはしない私ですが、これは学ばせていただきました。
素晴らしい編みの技術です。
小さな籠が手の中で出来上がります。
庭の月桃で縒りの技術をマスターしていただき、籠本体は紙の紐でつくります。

【時間】 10:30-14:00 要予約
【参加費】4000円 (材料代・ランチ・デザート・お茶すべて込)


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草で箒をつくる 7/15(水)
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織りの素材にしていた山茅(かや)で箒(ほうき)をつくってあそんでいましたら、
思いがけず履き心地のよい小さな箒ができました。
冬の間に取り溜めておいた茅たちを使います。

【時間】 10:30-14:00 要予約
【参加費】4000円 (材料代・ランチ・デザート・お茶すべて込)



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草で染める 7/18(土)・7/28(火)
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野原へ出かけ、草の採集から始まる草の染め。
そのときの旬を迎えた草の命を布に映し替える、
深々とした作業です。
二度と同じ色は出ない植物の染め。
その日の草はどんな色でしょうか。

【時間】 10:30-15:30 (小雨催行) 要予約
【参加費】6000円 (材料代・ランチ・デザート・お茶すべて込)


*日本手拭い・五本指靴下(シルク)を染める予定です。

xusa
  1. 2015/07/06(月) 10:37:34|
  2. 草ワークショップ

7月の草講座 草染め / 草カゴ / 草ホウキ

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6月の新月から夏至、7/2の満月にかけて、めずらしく長期不調のxusaです。
みなさまはお代わりなかったでしょうか。
その間にたくさんの出来事があり、
ささたくやくんの驚くべき、モバイルシステムキッチン持ち込みのTABI食堂@草舟の庭スペシャルDAYSのご報告もしたいと思いつつ、どうも熱もとれず、寝たり起きたりの日々です。
これは後日まとめたいと思っていますのでお楽しみにされてください。

さて、気を取り直して、7月の草講座です。
雨の降る中、室内での草仕事が楽しそうです。
盛りの草染めも。
草たちの勢いが一年でもいちばん元気なこの時、そのエネルギーと交感しましょう。
草たちはますます素晴らしい。


草のワークショップ7月。
ご予約受付中。(→こちらのメールフォームより)
詳細は近日中にアップします。


◉草カゴつくり  12日(日)/ 24日(金)   4000円 (材料費・ランチ・デザート・お茶代込み)

◉草ホウキつくり 15日(水)          4000円 (材料費・ランチ・デザート・お茶代込み)

◉草染め     18日(土)/ 28日(火)   6000円 (材料費・ランチ・デザート・お茶代込み)

草の国への入り口です
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(c)ai onodera

  1. 2015/07/04(土) 22:30:49|
  2. 草ワークショップ