草虫こよみ xusa musi coyomi

:::::::::::::::くさ むし そら うみ つち ひかり

草暦 折り本手帖カバー



このお正月、思いつきで、
作ってしまった折り本カバー、第2作。
無計画に突如のことで、
3時間ほどでできあがり。。

2013年につくった第一作も突然に。
ありあわせの和紙で、あっという間に適当につくり、
いつかちゃんと作り直そうと思いながら、3年目。。
破れたりしたところに布を貼ったりして、使ってきました。

さすがに今回は自分の作品で作ろう、と思い、

◎以前織った葛布(栗のイガ染め)の作品(をごそごそ捜し)

◎野生の苧麻からつくった糸を縒ってみた草紐

◎田んぼの土を庭のかまどで焼いた土玉

で仕上げてみました。

作家活動を休止して10年、
久しぶりに触れるかつての作品たち、
なかなか感慨深くつくりました。

でも思い立ったらすぐに仕上げたい、けっこうせっかちな私。

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芯はダンボール、
中の紙もありあわせのもので。
ほんとは黄色はちょっと、、と思いながら、
あるもので済ませました。
ポッケつきは第一作と同じです。
一作目は透明のビニールポッケでしたが。

草で布を織ったりしていました、
と自己紹介のときなどに言ってしまうと、今身につけていらっしゃるものですか?と必ず聞かれ、
いえいえ、そういうものではないのです、
と、説明のしようがなかったのですが、
やっと持ち歩ける自分の作品ができて、ちょっとうれしい。

なんと作家をはじめて二十数年たって、やっとこんなこと。
いろんなことが成るのが、遅すぎますね。

のこりあと少しの人生、
今年あたり、草の布の再スタートに成るや、否や。。

xusa
  1. 2016/01/29(金) 16:37:36|
  2. 草暦

草暦絵巻

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今夕の海(庭より)

各地で初雪などが降ったという、
冬土用入りの今日、
三浦半島の入り口あたりに位置するこの地では
雪もほぼ降らず、日中しとしと雨の、
ようやく冬らしい冷え込みの一日でした。

夕方雨もやみ、荘厳な雲間の夕焼け、
そして、夜になって、強い風に雲も飛ばされ澄み渡る寒空には、
風の向こうのつやめくの星々と、裸木のシルエット、
今夜の庭の風景はまさしく今年の草暦の1月です。

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そう、今年の草暦の絵は、私の住んでいる周囲の景色となりました。

これまでも毎年、自分の居る風土の自然の様子がすこしずつ描かれていたのですが、
各月その時々、繋がりのないシーンでした。

2016年版は、始めて絵がひとつらなり、
絵巻物のようにつぎつぎと景色が拡がっていきました。

今回の暦、描き始め、一本の木から始めようと思いました。
気が付くと、それは庭の木であり、
それに連なって行く、私が暮らすこの山の風景であり、
生きものたち、植物たちに、自然になっていったのでした。
日々、見ている、刻まれている風景。

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そのことに気づいたとき、
暦というのは単に月日の推移や目安のことだけではなく、
自分の棲む風土と自分との関係、
自分をとりまく環境の、季節ごとの動物、植物の営み、
月や太陽や星の運行、
それらが壮大に絡み合ったものなのだということを
あらためて実感させられたように思います。
生かされている、
ということも。

11年目の草暦、
たくさんの命を乗せて迴る、小宇宙。

今夜も月、星はうつくしく、
その光を浴びるひとときを、今年はもっと味わいたいものです。

素敵な真冬の夜をお過ごしください。

xusa

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2016折り本キット
  1. 2016/01/18(月) 22:26:10|
  2. 草暦

初潜り


初日の出 at 三浦

新年ですね。
おめでとうございます。

草暦2016版もなんとか無事に終了いたしました。
ほんとうにありがとうございました。

さて月の暦では、今年のお正月は2月8日ですが、
新暦のお正月の空気感が、xusaは実はとても好きなのです。

冬至明けまもなくのこの時季は一年でもいちばん光が煌めくときで、
そのつやつや度は他の季節ではかないません。
旧暦の新年のときにはもう春の気配になるので、この透明度はなくなってしまいます。
1年のうちでもわずかな期間、
この特別な光の季節は実は短く、冬至のころから1月の中旬くらいまでです。
この時季には、どこにも出かけたくなく、
この海を臨む庭で光のシャワーを浴びていたく、山から下りない仙人暮らしが続きます。

とはいえ、
今年はしょっぱなから、三浦半島の先っぽまで初日の出を拝みに行き、
元旦から友人たちと海に潜りました。
初潜り。

冬の海のなんときれいなこと!
澄みきった海の中
たくさんのお魚の群れに囲まれ、
迷い込んでここで生を終える熱帯魚たちや、
カジメの林のなか・・

まだまだ素潜り初心者、ヘタクソなxusaが一息で行って帰ってこれる深さはしれていますが、
少しずつ深さを知っています。
海が迎え入れてくれ、待っていてくれます。

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すぐそばの海は実に多様な生きものが生息する別次元。
ふだん見えないところ、人類は住めない場所なので、ほとんどの人はそこに思いが行きません。

でも確実に世界の半分以上はこういう世界であって、
都会でくるくると人間世界の中に居る、ほとんどの人類がアタマの片隅にもない、
そんな世界が、今私の日常です。

なんと素晴らしい時間をいただいているのだろうか、と時々我ながら驚きます。

今年もまた草講座のなかでも素潜り講座をやっていきます。
世界のもう半分の探険をこれから。

みなさまもそれぞれのミラクルな、そして素朴な2016年でありますように。

xusa

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海の写真 by Yuki Muto


  1. 2016/01/07(木) 20:49:18|
  2. 海辺の生活

折り暦カバー

カバー1

シトラスプレスで製本づくりをされている里香さんが、私にも折り本カバーをつくってくださいました。
さっそく使わせてもらっております。
カバー2


開けやすい!!

カバー3

これまでつかっていた布カバーもそれなりに気にいっていたのですが、開けにくいのが難でした。
ただいま、布カバーさんは休養中。

刻印がにくいのです。

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わたしのはブルーの布ですが、里香さんご自身はピンクでしたよ。

この紙製布ばりカバー、来年は注文にも応じてくれるとか??
でもいちばんいいのは、ご自分でつくることですね。
製本はシュタイナー教育でも大切なプロセスですから。

xusaが折り暦カバー展をウェブ上でしたい、といってましたので、もし他にも作っている方があったら、ご紹介くださいね。


musi
  1. 2016/01/03(日) 13:32:31|
  2. 草暦