

こみちがなくなってしまった
緑のトンネルを抜けて家に帰るのがしあわせだったな。
この木々があったからこの家に住んでいたかもしれない。
道はぼこぼこで自転車だとヨロヨロするのだけど。たのしかった。
この数年葉山を席捲する開発の波。
住宅地に残っていた最後の広大な緑地帯もあっけなく消えてしまった。。
もちろん人の土地なのでなにもいう権利はないけれど
住宅地にこうした景観があるということは町全体の魅力だし、町の財産なのではないんだろうか。
「葉山のこみち」にも出ているお散歩コース。
残していきたい風景だったな。
すくなくともこれだけの規模であれば、
そこの土地の特性を活かした趣のある開発を探って欲しかったと思う。
そのほうが買う人にとってもわくわくするのではないかしらん。
業者のご協力で救える木は掘り上げさせてもらって、
移植先を探したり、
木の里親探しをしたり。
でも大きな木は無理だったこと、時季が真夏だったことで救い出せたのは小さな潅木系のものだけ、
ほんとにわずか。
何百本の立派な木々たちは真っ二つに伐られ、クレーンですっぽ抜かれて山積みになった。
外猫たちの憩いの場、鳥たちの営巣地、リスの遊び場、
虫や小動物や草や木だけのサンクチュアリ。
人間の世界ではないところ。
いまから思うとすぐ隣にそんな聖なる場所が永年あってくれたことは奇跡だったんだ。
心地よい緑陰を供してくれてたたくさんの木々たち、
季節ごとにさえずりを披露してくれた鳥たち、
ほんとうにありがとう。
忘れない。
守れなくてごめんなさい。
ここはいま斜面をならして造成中。
いつも来ていた鳥たち、とまどうだろうな。
こんなスタイルの宅地開発って・・まったくもってオクレテル。
センスわるすぎ
xusa


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いい道だったのにね。こういうことたくさんあるんでしょう。
自分の存在もつらくなるね。人間なんていないほうがいいんだって思っちゃうね。
風になりたい、鳥になりたい。 musi
- 2009/02/04(水) 11:26:22|
- 自然環境
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