草虫こよみ xusa musi coyomi

:::::::::::::::くさ むし そら うみ つち ひかり

コニワ 木の血

カンコウバイ
きのう、ヨモギウエハラのmusi宅の5件程さきの民家が壊されようとしていた。前におじいさんとおばあさんが足元に気をつけながら出入りしているのを見ていたから、そのお二人に何かあったに違いない。もうどちらかは先に亡くなっていたのかもしれない。都会では近所でだれが亡くなってもわからないの。
そのお宅の横を通る時、夏には垣根の一部にしていたテイカカズラの花を楽しませてもらっていた。いまはちょうどその庭の中程にある寒紅梅の季節。まわりの生垣がとられた分だけきのうはそのお庭がよく見えた。工事をしているというのに小鳥がピンクの花の蜜をしきりに吸っていた。この木、残るといいなと祈った。
今朝、書斎で仕事をしていたら窓から、小鳥が一羽、うちのマユミにとまりにきているのが見えて、きのうの小鳥を思い出した。午後、その家の横を通ったら、寒紅梅はあっさり倒されていて、こわされたブロック塀の隙間から伐られた幹の断面が赤々と。しばらくそこに立ちすくんで、どうしようもない自分に情けなくなって歩いた。用事を終えたあと、躊躇したけど、その家によって、さっきより広がったブロック塀の間をくぐって中に入って、業者さんに声をかけた。縁側のあるいいお家。庭には漬物石みたいな石で縁取りした花壇があって、その真中に寒紅梅の切り株。幹と花を少しわけてもらうことにした。
でも幹があまりに大きくてその男の人も運べないから小さくチェーンソーできってもらった。
梅と同じようにオレンジっぽい断面になっていたのに、きられたばかりのは紫だったの! 飛び散るおがくずが血がしたたるような紫色。こんなのはじめて。
その人はちっともその光景に驚かなかったけど、親切にうちまで木を運んでくれた。
「重たいッスよー、気をつけてくださいね」なんていって。
もらったからってどうなるわけでもないけど、うちにきた。

時間がたつと紫はオレンジにかわっていく。
秦野雑草園にも寒紅梅がある。のびのびと高く育っている。同じ木なのに、運命の違い。そこらじゅうにこんなことがあるよね。

都会では個々のお家の庭がかけがえのない場所になっている。小鳥も虫も草々もそこにいます。 musi


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今日はこちらでもまたあらたに。
葉山のうちの3軒さきの趣のある古屋が解体され、立派な庭木がズタズタに伐られていたよ。
これから咲こうとツボミをいっぱいつけてた大島桜も倒されていた。
なんかね。。
たまらないな。  xusa

  1. 2009/02/05(木) 22:00:52|
  2. 自然環境