草虫こよみ xusa musi coyomi

:::::::::::::::くさ むし そら うみ つち ひかり

身近な野生

庭でウチの外猫の悲鳴がしてドタバタけんかしてるようだったので
また近所のドラ猫に餌を横取りされてんのかなと加勢にいったら
そこにいたのは一瞬何か判別できない気配の獣・・
毛が抜け落ちて皮膚は剥き出し、シワシワの狸。

以前も来たことがある。
でも相当前だから同じとは思えない。
みんなこんななっちゃってんのか。。
この辺はアライグマの勢力が強く、それもよく来るけど太って丸々。
狸はといえばとんと見ないけど、まれに見かけるのはみんな毛がなくて
なんの動物だか判別できないような正視できないあわれな姿・・

追い払おうと出たのだが、その姿を見るとお腹一杯食べさせてあげたくなる。
でもえさ場になると猫のためによくないし。。
しばし狸と見つめ合った。
こんな冷え込みのきつい季節に毛がないなんて、どんなに寒いだろうか。
飢えて痩せて、なんてきびしい生の姿。
追い込んでるのは私たち人間。
ごめんね、寒いよね、と心で思い、できるだけ優しい目をして
狸と見つめ合う。
追い払われてるのでもないなあ、という顔で狸もしばらく見ていたけど
あきらめてトコトコ去っていった。
その潔さに思わずグっとこみあげそうになる。
ヒトという種のために追いつめられているものたちの諦めの、
それでも生きていかなければならないその姿。
庭の隅に餌をすこし置いた。
でもノラ猫に食べられちゃうんだろうな。   xusa

  1. 2008/01/14(月) 11:15:23|
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