草虫こよみ xusa musi coyomi

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天然ワカメ漁はじまるー草暦2月



解禁ワカメ漁

今年は天然のワカメの育ちがよいようで、例年よりはやく解禁(漁師さんは「口があく」といいます)だったのですが、
波が荒れてそれが伸び、2日おくれて口があきました。
用事があって出遅れて、浜につくともうどっさりとワカメの山。
四郎さんが船を出して沖の岩から切ってきた天然ものです。
おいしいおいしい海の宝の山。

この浜は相模湾のなかでも岩礁が多く、海草や魚を育むことができるとても豊かな漁場で
40.50年ほどまえまでは夕食まえにぐるっと浜辺をまわるだけで背負い籠いっぱいにトコブシがとれたそうですが、
今では沖に不要な公共工事の異物がはいって海流もかわり、水が入れ替わらずたまるようにもなったりで
ずいぶんと漁獲が減ったそうです。
それ以外でもこんなに川も海も汚しているのだからあたりまえでしょう。
逆に魚たちはよく生きててくれるなあと申しわけなくおもいます。
「海はたいせつなんだ。守っていかなきゃいけねえんだ」って口ぐせのように言う四郎さんの言葉を思います。

海や野山の天然の恵みを日々いただくことができる、
贅沢ということでいえばたぶんそれが一番の贅沢
この、季節ごとの循環の営みは当たり前のように思っているけれど、宇宙の奇跡としかいいようがない
と、しみじみおもう早春の夜更けです。

真名瀬の浜はほんとうに平和な場所です。  xusa

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  1. 2010/02/10(水) 23:21:15|
  2. 海辺の生活