草虫こよみ xusa musi coyomi

:::::::::::::::くさ むし そら うみ つち ひかり

人生のかたづけ

ちょうど「掃除の楽しみ」の展示前に、里帰りしたら、いきなり「ええところにきた、手伝ってくれ」。父が納屋で古紙回収の男性と本を片付けている。ほとんどが業界誌だが、ずっと大切にしまってきたものなのに、全部捨てるっていうのだから、驚いた。父は納屋の上にある本棚をおいた狭いところでひとりごそごそするのが好きだった(ように見えていた)。
けれどもその日は「わしが死んだら、残った人らが困るだけや」とずいぶんさっぱりしていて、私の方がうろたえる。先日脳梗塞で入院して、そのあいだにいろいろ決めたらしい。
前みたいにてきぱきできない体で、棚から本の束をひっぱりだして私にわたす。整理されているから捨てるのも簡単だ。。。
「350kgくらいあるわね」と回収のおじさんがいった。
なかなかすてきな表紙だなあ、束ねた背表紙にタイトルをマジックで書いてあるのがいいなあ、と眺めている間もなく、どんどん捨てる。せめて写真だけ。

がっかいし
たな

77歳の人のかたづけがはじまった。musi
  1. 2010/12/14(火) 23:41:49|
  2. 徒然