草虫こよみ xusa musi coyomi

:::::::::::::::くさ むし そら うみ つち ひかり

阿波 祈りと水の旅

まず、この地震という天災と原発という人災に苦しむ数多くの方たち、逝ってしまわれた魂に祈りを捧げます。
毎日祈ります。自分のこととしてわかちあいます。すこしでも引き受けることいたします。


こんな時期に旅をしてきました。

こんな時期に引っ越しを控えている私は荷物の整理に伊豆の家を往復する日々。
地震の4日後、伊豆にいる私のもとに、葉山から友人のJくん一行が四国への旅の途中で寄ってくれました。
彼らは震災とは関係なく来年四国への移住を考えているのですが、今回はどうしても何かに呼ばれて行かざるを得ない、そんな事態。
その旅には私も入ってるというのです。行くことになってるから、と。。
とりあえず、半日伊豆でみんなを奥深い水神社に案内しておいしい湧水を汲んだり、森の霊気にひたったりして、
四国への旅の用意などできていない私は、その夜遅く、彼らを送り出しました。
そうしたらそのすぐ後に、もうひとり葉山からの友人Hくんが。
私を四国に連れて行くように言われてるから、と。。
もう時間も深夜の2時を過ぎているし、とりあえず明日まで待ってもらうことにしてその日は泊まってもらいました。
次の日はまた水神社で水を汲み、その冷気に身を洗い、際立ってクッキリ綺麗な富士山に震撼とし、一日伊豆の光と水を楽しんだあと、私も旅立つ用意をし、深夜、各自ひとり一台の車を運転、私は小猫のヒナと一緒に一路四国へ。

夜中、高速を運転して、途中でまた人を拾って寄り道をし、目的地に着いたのは次の日の日暮れ時。
私たちが目指したのは「神山」

神山の大粟神社(上一宮阿波神社)は古事記のころから続く古い神社。
着いた日は満月で、日暮れから月はすでに天にあり、この日は19年ぶりという地球に最接近の力のある満月。

お社までの参道はこれまで見たこともない、延々と続くコケのスロープ。
ゲレンデのようで、ものすごくおおらか、なにかを外される心地の、ただならぬ気配です。
ここに来ることになっていたんだなあ。


R0012548.jpg遠くてっぺんにお社の屋根が見えます


そこのご祭神は大宜都比売命(おおげつひめのみこと)穀物神。大宜都は大月とも表わす。
この19年ぶりの満月にふさわしく。
さらに葉山で数カ月前、Jくんの部屋に突然現われた男女二人の不思議な存在たちは一人はこの大宜都比売命で、もうひとりはこの神山の神社の宮司さんということが判明。

今回は私はただ首をつかまれて、同行する旅でしたが、起こること、次々とそのようなことばかり。
しだいに何かを自覚せざるを得ず、ただただ毎日祈りの旅となりました。

大麻比古神社では、今回の震災を祈り、神社の後ろの大麻山に登山し、ここでも湧きいでる地下水を汲み、頂上で、今苦しんでいる原発へ愛を送る、東京での祈りに時間を合わせて祈りました。どうぞ安らかにしずまりますように。


R0012551.jpg大麻比古神社 千年の大クス


旅の終わりでなにげなく、名前にひかれて種蒔大師にお参りしに寄ったら、
そこでは境内でなんと、このまえの山口の上関原発建設予定地の浜で少しの時間いっしょだった人と再開、
おまけに前の日にお別れしたゲストハウスのご主人もそこで袈裟を着て震災のための祈りをされていて、大粟神社でお名前だけ聞いていた方ともそこで奇遇。
同行のHくんはまだ数日四国に残るのにどういう予定にしようか、考えているところに、彼が会いたかった人と繋がる徳島のローカルサーファーと境内で知り合い、その方とサーフトリップに行くことに。
すべてがきれいに符合していく最後でした。


そして私はまた葉山にもどりました。

もうすぐ少し葉山より南の、海を臨む高台の、光と風の家に引っ越します。

震災以後、そしてこの旅以後、なにかがもう変わりました。
ほんとうに大事なことだけが浮かび上がってきています。

でもそれを実生活と成り立たせていくことがこれから問われる。現実という側面とどう折りあいをつけていくか。
いまこそ智慧の具現のときでしょう。
この一年、あたらしい環境のなかで深くめぐらせていきます。

しかし・・とても片づかない。
引っ越せるのかなあ~~?

xusa
  1. 2011/03/26(土) 23:15:14|