草虫こよみ xusa musi coyomi

:::::::::::::::くさ むし そら うみ つち ひかり

ミツバチの羽音

うらうらと、
ああ、ほんとうに春が来たんだなあ、という、
風もない、
日ざしのぬくもりに身体の芯もほどく
春らんまん、というこの日には
あの、なつかしい羽音・・!

満開のヒュウガミズキに埋もれたちいさなミツバチたちの一群。
ぶんぶんと羽音であたりは包まれて。

そうだった、こういう日和なんだ、ミツバチたちがくるのって。
この一番しあわせな日にいつもやってくる。
去年は見かけなかったからちょっと忘れてた。

農薬ネオニコチノイドの生態系への害は深刻で、西洋ミツバチは世界的に壊滅状態らしい。
ニホンミツバチはなんとか生き延びているけれど。
農薬から逃れてやっとの思いで巣にたどりついたものの、その入り口で苦しみながら痙攣死をしていく蜂たちの映像に衝撃を受けたのはついこのまえだった。
葉山の「ミツバチの羽音と地球の回転」の映画上映実行委員で試写をして、このネオニコチノイドの映画の上映を次にやろうか、と話していたのだ。

そのすぐあとに中国電力の上関原発工事がいきなり深夜に始まり、葉山から皆次々と現地に行き、上映は延期に。
さらに山口から帰ってきたら、今度は震災。

今、誰もがもうすでに感じていると思うけれど、物事はものすごいスピードで展開していく。
大きな符合や合致もつぎつぎと。

そのなかで自然界の営みは、その時がくれば確実に運行していく。
それを司るもの
そしてこの日常を送ることのできる日々に
ただ感謝をし、ぬくぬくの日ざしに浸る。

この世界に生きている時間を感じてあじわって。

津波と放射能に傷ついた、そして身罷(みまか)った、すべての命に愛と光を
  
xusa

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  1. 2011/04/01(金) 23:01:42|
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