草虫こよみ xusa musi coyomi

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正当に怖がる

寺田寅彦の「糸車」を読み返そうと古い文庫本をめくっていたら、同じ巻に「天災と国防」「災難雑考」「小爆発二件」があった。前に読んではいたはずなのに、はじめて読むような強い入り方。ちなみに寅彦さんは物理学者で地震の研究をされていた。

地震による現象と災害はわけて考えなくてはいけない。現象は人間の力ではどうしようもないが、災害は軽減できると書いた上で、災害がおこったときに、責任者に対するとがめたてとそれに対する弁解ないしは引責ばかりがとやかくいわれたり、ひどいときにはなるべく責任者を出さないように、実際の事故の原因をおしかくすことがある。日本では切腹で事態が終わってしまうのは、「嘘」ではないかと、寅彦さんは書いている。

また、「ものを怖がらなさ過ぎたり、怖がり過ぎたりするのはやさしいが、正当に怖がることは中々むつかしいこと」と。
musi
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岩手のたいまぐらの安倍智穂さんが避難所に通って、報告を書いてくれています。
  1. 2011/06/18(土) 11:53:05|
  2. 自然環境