背の高い木の後ろからはずかしそうに笑顔を見せた小さな生き物。
気になるけど気にしないよう、知らんぷりしようとしたけど、旅のにおいに、つくるにおいに、私の鼻はぴくぴくしたし、縁というのはやってくるもの、ありがたきもの。
笑みのおわすところ。
に、いつのまにか、すっぽりといた。
木はなおきくんで小動物はじゅんちゃん。
いまではもっと小さなイキモノがきて、そしてそのいきものに導かれて、キビの地へゆく。
どんな暮らしを旅していくのか、三人。
なおきくんのたぐいまれな人を結ぶやさしさと、じゅんちゃんのふかくふかく追い求めて形づくれる力。
きっと笑みが広がるんだろうね。
ありがとう。こころから祈るよ、ますますえみおわすを。

水田順子の木版画。ときどきこの人、紙の外にいってるみたい。なんだか見るたびにちょっと足の位置とか服のめくれ方が違うようなの。musi
- 2011/08/05(金) 21:48:10|
- 旅
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