草虫こよみ xusa musi coyomi

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十年日記づくり その1

2012年にむけてmusiは日記づいてます。服部みれいさんの手帖(絶賛3刷目だそうです)のお手伝いもしたし、十年前につけはじめた日記が終わり、次なる十年日記を手作りすることにしたのです。
これは製本家の西尾彩さん(citruspress)に出会ったから。去年から、10年使うのだから、自分でつくってみたい、と願い、彩さんをそそのかして(?)彼女にも十年日記をはじめていただいて、まんまと来年は自分のものをつくることになったわけです。この年末を逃して安易に買ってしまうと次は10年後になってしまうので、何がなんでもやりたいと、時間をつくり、特別にcitruspressの教室の単発生徒にしていただきました。
私は家にあった原稿用紙に手書きの線をひいて(365日を十年分)、見返しには藍の生葉で染めた手漉き楮紙を準備していきました。表紙は次回お見せしますね。
少しでもやってみるといろんなことがわかります。あくまでもさわりだけど、やっぱり西尾彩さんの技術はすばらしい。想像していたよりもすばらしい。確実な卓越した技術、一朝一夕ではできないこと。

本が、今よりももっともっと大切だった時に製本の技術がすすんだのだと、感慨深く。



せん
自宅で線を引き引き。この原稿用紙は古いもので、活版印刷です、みどりがきれいなの。

糸とじ
糸とじ。リネンの糸を使います。楽しい作業です。十年毎日開くので丈夫にリンクステッチしました。

みかえし
藍の葉のお汁に漬けて染めた紙。田村正師匠と漉いた楮紙。

背固め
背の丸みだし。彩さんのてさばきで、背がきのこ形になるの。この丸みの大きいのはフランス系らしいのですが、彩さんはイギリスで製本を学ばれました。イギリスはもうちょっと丸みが少ないんだって。背に丸みができたのは18世紀ごろからだそうです。なんででしょうねえ。

というわけで、こんなことをして次の十年に思いをはせています。つづく。musi

2012草暦はこちらを見てね。




  1. 2011/11/15(火) 16:44:17|
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