草虫こよみ xusa musi coyomi

:::::::::::::::くさ むし そら うみ つち ひかり

天の気



きのうの夕方は30分ほどの間に、すべての天候が東西南北で次々と展開され
騒然と、また粛然と、尋常ではない、そんな天体ショウがありました。

まず雷鳴がゴロゴロと轟き、
北の空には、グレーのうすい真綿を拡げて渦にしたような、
只ならぬ龍雲が絶えず湧き起こって、雨が降り、
西の空は水平線と境界が混ざり、夕焼の朱と紫の驟雨に煙り、ロマン派の絵のよう、
南の空はローマの礼拝堂の宗教画のような、やけにあかるい水色とピンクの平穏な世界、
そして、
東の空には一面の大きな虹!
それから海に太陽が落ち、そのあとには放射状の光の筋の王冠現象。

居合わせた友人たちと固唾を呑んで感嘆の声をあげながら、ショウのような成り行きにしばし魂を落としました。

北には心騒めくすこしおそろしげな龍の東洋の墨絵の世界
西は情熱的な朱の嵐が渦巻く様相
南は西洋的な天国の壁画の空気
東は象徴的なレインボー
すべての方角が違う天候と気配
庭の一点にいて、もう歓声しかありません。

なにかの始まりのような、予兆のような瞬間でした。
3,11があったように、いつ何があってもおかしくないし、
なんでもありなんだな、とあらためて思える、

それでも目の前でわきおこっている
天体の運行はいつだって心を奪われるし、
いつ生が終ってもそれはそれ、と思える、
そういう日々を重ねて行きたいもの、とつくづく思うこのごろです。

時節は「虹隠れて見えず」

xusa

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おとといの虹、musiも見ました。
そう、虹隠れて見えずの頃に、中国よりはあたたかい日本で見える「時雨虹」。まさにそんな虹でした。冬に入る前の別れの虹かなあ。
虹は虫へんでもあるように、生き物で、中国では龍とされているんですよね。
ああ、なんて美しい龍! musi

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  1. 2011/11/22(火) 21:53:18|
  2. 海辺の生活