草虫こよみ xusa musi coyomi

:::::::::::::::くさ むし そら うみ つち ひかり

津波

先日、tabi takuが石巻にボランティアに行ってきてくれた。夜行バスで行くという彼を見送りにルシャレであったとき、旅慣れた人なのにすごく緊張した面持ちだったのが、親しい人たちの集う和やかな雰囲気の中にスポットがあたるように心にやきついた。
そして彼が帰ってきてから電話やメールで言葉のやりとりなどをして、私はどういうわけか、3月のあのときから切っていない髪を切りに近所の床屋さんに行った。

久しぶりの床屋さんと、お互いにあれからどうしていたかと話したら、床屋さんは石巻に二回ボランティアに行っていた。この人も旅好きなんだけど、あれ以来、旅行のほこさきを変えたのだった。床屋さんは、泥だしをしながら、ひたすらヘアカットとマッサージをしたといった。
私は何ヶ月ぶりかで、人に髪を洗ってもらいながら、この手が被災した方たちの髪にふれたのだなあ、とありがたくその手に頭をゆだね目をつむっていた。

おとといはomotoの展示で会った福島から来た陶芸家の方が「30キロ圏内なんですけど」といいながらその土地に残ったのだといってらした。しばしの沈黙のあと、子供も小さいのですが、残ることに決めたのだ、といわれて、私はこういう人にははじめて会ったけど、こういう人に会いたかったのだとも感じた。
なぜだかわからないけど。 

musi
  1. 2011/11/29(火) 20:23:46|
  2. 自然環境