草虫こよみ xusa musi coyomi

:::::::::::::::くさ むし そら うみ つち ひかり

ちいさな家を偲ぶ

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いよいよ取り壊されたらしい、
ずうっと共に暮らした葉山の家。

育った東京を離れて、森の続き、静かな山裾のその家に引っ越した晩は心細かったのを思い出した。
それから18年。
私の作家活動はその家が後押ししてくれて、
人生の大事な時期を楽しく支えてくれていた。

海や富士もほんのり垣間見える、山桜に囲まれた小さな楽園
窓を開けると必ず走ってくる外猫たち。
いつのまにか住み着いたノラ猫が庭で赤ちゃんを生み、そのうちの一匹が残った。
母娘2匹、庭に天使が居てくれるといつも思っていた、
いとおしい日々。
この子たちが居る間は動けないなと思っていたけれど
何年か前に母猫が亡くなり、そして子猫が亡くなったその年に引っ越し話が出てきた。
13歳と15歳。ずっと野放しの外猫だったことを考えれば天寿。
そして私にタイミングを与えてくれたんだね。

数日前の取り壊しの前日、大家さんのご家族から連絡をいただいた。
もしかしたら一目会いたいんじゃないかと思って、と。
引っ越して一年も経つのに。
お心づかいに心より感謝しつつ、
当日の早朝、そっと訪ね、お別れをしてきた。

その後、あっという間に灰燼となったという。

今の私を育んでくれた、ちいさな家
思い出のありすぎる小宇宙

いっしょに生きてくれて、
ありがとう。

合掌

xusa

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何度も遊びにいったあの場所。
バス停からあの小道をあるいて、アプローチも緑をくぐるようにしていったね。
そして家の中に入ると、まるでツリーハウスにいるようだった。
居心地のよさはxusaそのもののようだった。

さまざまのことよぎるけど、
新しいことがはじまるね。

こころからおめでとう。 musi





  1. 2012/05/22(火) 09:12:54|
  2. 海辺の生活