草虫こよみ xusa musi coyomi

:::::::::::::::くさ むし そら うみ つち ひかり

スケッチ・オブ・ミャーク

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宮古島で心に残る映画を見てきた。
宮古(ミャーク)のお婆や神女たちが伝承してきた神歌、労働の歌、御獄での神事のドキュメント
「スケッチ・オブ・ミャーク」
秋からの全国公開の前の宮古島での試写会に、滞在中ちょうど巡り合った。
なんだかもう、ただただ泣けて、笑いながらも泣いていた。

これまでのたくさんのことが刻まれたおばあたちの深い深い皺には、見惚れる。
年月が形成し見せてくれる圧倒的な様は巨樹のようでもある。
こんな素敵でカッコイイ顔が現代に存在している。
そしてそれは今後もう出現しないだろう。

辛く大変なこともやりすごし笑っている
常に神とともに在り、接続している
繋がっていることの揺るぎなさ
軸のブレのなさ
軽さ

平和利用といって原発をつくったり、自然や生き物たちにとりかえしのつかない負荷をかけたり
人間はいないほうがマシだ、なんて思うことのあるxusaだけど
こんなお婆たちを見ると人間ってなんてステキで完全なんだろう、とおもう。

上映会場には出演者や、その縁者の方がたくさん。
あちこちで笑い声や歓声が起こり、あたたかな場のなかに包まれて見るしあわせ。
宮古の言葉はほんとうに素敵だが、わからないので映画には字幕が出る。
それを読んでやっと理解する私たちと、地元の方たちの間には笑いに時間差が出るし、
言葉の奥の深い意味合いは残念ながら翻訳不可だろう。
それでも充分に汲み取ることのできるうつくしい映像。

余談ですが・・
ちょうど撮影隊が町でカメラを回している時に、
なんと、今回の滞在で私がいた牧場の馬のサカエくんが、預けていた先から脱走、なつかしい牧場をめざして道路を疾走中のシーンがながれる。
知らずに試写を見た牧場のおじちゃんは腰を抜かして驚いた、というオチまで。
その先の信号を曲がると牧場がある、そこをちゃんと走りぬけるところまで映っていて、それだけでも涙腺がゆるんでしまうxusaでした。


秋から全国公開だそうです。
ぜひご覧になってみてください。

xusa
  1. 2012/06/05(火) 16:31:21|
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