草虫こよみ xusa musi coyomi

:::::::::::::::くさ むし そら うみ つち ひかり

手のなかのいのちに

一瞬、ドン、と鋭いけど、なんだか小さな音だけがして、なんだろう、と窓の外を見ると、
庭にいたうちの猫が、窓の下に向かって、おっかなびっくり忍び寄っているのが見え、理解した。
いのちがぶつかった音だったんだ。
やわらかい音。
すぐに外に出て、猫より素早く抱き上げる。

動かなくなっているちいさな小鳥
あんまりお天気よくて、窓には青空や木々や海まで映っている。
その向こうを目指して、全身でその先の世界に飛んでいったんだね。
これではわからないよねえ。
ほんとにほんとにごめんよ。。

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こんなに近くで、初めてしげしげと小鳥を見てみる。

細かいところまで、小さな羽まで完璧な天のたまもの。

素晴らしすぎて目を離せない。

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この手のなかの神の造形

今絶えてしまった命

生き返ってくれたらと翌日まで暖めていたけれど、もう還ってこなかった。
次の日のキラキラの朝、満開の水仙の庭に埋めました。

自由に空を飛んでいた小鳥の記憶は、いまごろ庭の土に伝えられただろうか

来年の水仙となって、またこの庭においで
いとおしい小鳥

xusa
  1. 2013/02/18(月) 18:01:22|
  2. 海辺の生活