草虫こよみ xusa musi coyomi

:::::::::::::::くさ むし そら うみ つち ひかり

天然自然に貴賤無し

とはいえ、大自然、小自然、人が多いところ、いないところでは、わたしたちの感じ方はぜんぜんちがう。
とはいえ、共通するところもある。

久しぶりのかぐれでの展覧会のキュレーションで、
しかもこの季節、しかも晴天つづきで、
街の小さな地べたに生きる草木を思いっきり感じました。

まずは自宅から、自転車で代々木公園を走り抜け、枝をのびのびのばす木々を感じ、
原宿あたりの交差点で車と人の雑踏の中に立つ。
そしてケヤキ並木を見上げたとたんに、目にしみる、新緑が。
ひときわしみるんよねー、都会だと。
いやもう、目薬みたいだわあ、と目をしばしばする。
そうしてグイーンと自転車は坂を滑走して交番の当たりまで行くと
白いデコレーションケーキみたいなラルフローレンの脇を、
人をかきわけかきわけ、くねりながら、なんとかスムーズに横断歩道をかわして、
前庭のある「日本初オルタナティブファッションの店」と謳うかぐれに到着。
電信柱のあいだから、ハルジオンをまたいで店裏に自転車をとめる。

この五年で、ビルの二階までゆうゆうとどいたクワやアカメガシワ、岩手はタイマグラからきたトチノキ、
(ガードマンのおじさんにすすめられて向いの空き地から採取した)キイチゴが茂っている。
こんなになるまでお店が続いたんだなあ、と思う。
元店長のあっちゃんも今の店長のひろしくんも、
あの子もあの子もスタッフみんなが草木たちを自由にノビノビさせていたから。
(あ、もちろん部長も。たしかに社長も)
「自由に育まれて」ってあのブログに書いてあったけど、ほんとにそうね。

(土と火の)展覧会のあいだの火曜日には、自由が丘のお菓子のクオカの屋上小庭園のお手入れ。
きょうは、そこであまっているイーストとお砂糖などをつかって「液体発酵肥料」をつくりました。
なんでこれまで気がつかなかったのかと自分がもどかしい。
だってここでは試作であまったパン酵母などが出たりするんだから。
ふすまとかもね。これからはとっておいてくれるって!
(さすがスタッフのみなさん興味しんしんで、ヤクルトみたいな発酵物を眺めていました。)

RIMG0076.jpg あっというまにぶくぶく。。。

世田谷ものづくり学校、かぐれ街野原、自由が丘クオカ屋上。かつては市川のショッピングセンター、コルトンプラザ。
知り合いの庭木など、いくつかのところで、いろんなニーズがあって、植物のお世話をさせてもらってきました。
若気の至り(?)で、非常に偏った急進的ともいえる自然観を私がもって、けんかのようになったこともあったけど、
今なら相手のこともよくわかるように、i hope so、なってきました。
幸いにもそういう経験のおかげで、今、前向きにクライアントからのお庭の要望に応えようと思える。
ほんとうによくもこれまでみんながまんして私にお仕事を頼んでくれたと、、、冷や汗です。
(いまだに至らないし、どうしてもあまのじゃくだけど)

お菓子づくりの好きな方で自由が丘にいかれた際は、製菓材料店の三階のガーデンにどうぞ。
ハイヒールでもお手入れできるプランター栽培でやってます。
いわゆるエディブルフラワーを今年はたくさん育てて、いつもお花があるような、華やかな庭になったらな、と心がけています。
そうしようとしたおかげで、また草木とのつきあいが広まり深まりそう。
そうなの、去年からよくお花屋さんを覗き込むようになったんだ! 
秦野の雑草園を借りるようになってからは、もう何年もお花屋さんで植物を買ってなかったのに。
花とお菓子って似ているんだよ、わたしたちの人生において。
(花より団子っていうけどね)

草木に育てられるのは、きっとお母さんたちが「子供に育てられる」っていうのと同じよね。

RIMG0079.jpg RIMG0078.jpg RIMG0083.jpg musi




  1. 2014/04/15(火) 20:11:31|
  2. 自然環境