草虫こよみ xusa musi coyomi

:::::::::::::::くさ むし そら うみ つち ひかり

四国 草講座の旅

あー、と言う間に一ヶ月・・
最近時の経つのはほんとに早い、
実際、「子供のころからすると一日8時間短くなってるのだって」と、30代の友人が言っておりました。
子供のころって、、彼らの子供時代は私にはすでに大人の時代。。

とはいえ、ほんとについ20年前と今では時間の流れは、どうも違っているように思います。
一日8時間が消えている、それはなんとなく実感に近い、昔に比べると一日はすぐに終わってしまいます。

と、口実のようになりましたが、1ヶ月前、6月の四万十と阿波のWSの旅、
すこし振り返ってみたいと思います。

3.11以降、同じエリアに住んでいた友人たちの多くが、西へ移っていきました。
四国にも何家族か移住しています。

今回はそんな彼らが彼の地で草のワークショップを企画して呼んでくれました。
すごくうれしく、またしみじみと感慨深いことでした。

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まずは高知の四万十へ。
ここには去年から、ささたくやくんも住み始めました。
当日の会場は四万十のヒカリネコ舎さん。
WSのランチはたくやくんのTABI食堂を開店してもらうことに。
おまけに当日の夜は、夏至キャンドルナイトのなかでのたくやライブも。
なんと贅沢なWSだこと・・!

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四万十の元気な夏野菜を使った、たくやくんの相変わらず美しいロウの野菜ヌードル
四万十のあとには、阿波のじゅんくんのところでの草ワーク、
ここでも、じゅんくんの育てた野菜いっぱいのお野菜ランチ
どちらも私の敬愛する友人たち、料理を本業とするわけではないのに、
特別においしいご飯を作ることの出来る、若き男子たちの絶品ベジメニュー、
素晴らしいお昼ご飯つきの、しあわせな四国縦断のWSツアーとなりました。

双方とも満員、ほんとにたくさんの方に遠くより来ていただきました。
ありがとうございます。
四国各地から集まった皆さんのゆるぎないエネルギー、
パワフルな自然の力とも相まって、そこには豊饒の時が満ちていました。
みなさんのお話を伺うシェアの時間のたのしかったこと。。

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ワークショップももちろん素晴らしかったのですが、
彼の地に移り住んだ彼らの暮らしぶりに、今回あらためて心が揺さぶられました。
そのことを少し。

逢おうと思えば10分ほどで逢えた町内の仲間たちが、
いまや、各地に点在し、自給の暮らしに入っていっています。

今回の四国滞在中、そんな若いファミリーの友人たちの家、数軒に泊めてもらいました。

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どのおうちも水は山からの湧き水や井戸水。
水道を引いてはいません。
ガスも引かず、ご飯もお風呂も薪で炊いてくれます。
おみやげに持っていった、みんなのおなじみのお店のチャイセットをいれてあげるよ、と気軽につくろうとすると、
じゃあ、ちょっと沸かすね、と薪をくべようとしてくれるのです。
そっか、ガスでカチッとひねるのではなかったね、じゃ、いいよいいよ、また夜ごはんの時にでもしよう。
そんな暮らしです。
もちろん蛇口からお湯なんて出ません。
シャワーなんか存在すら忘れてしまいます。

いまの私の家も、けもの道のような山道の中腹にあり、何処へ行くのも歩きで登山か下山、
車を停めてあるところまでも山登りで数分、
雨の日には山道は川となり、沢登りの様相、この地域にしては、たいへん不便で、
夜帰ってくる時など、真っ暗闇の急な山道をもののけと共に歩く、’きもだめし’のような立地、
なかなかない場所ですが、それでも15分歩けば、スーパーマーケットもあり、おいしいコーヒー屋さんもあります。

でも彼らの住む処は、奥まった、果ての感のある僻地といっていいところ。
歩いて15分でやっと隣家、
コンビニもなく、近くの町までは車で30分走ります。
このへんと違い、信号もなくひたすら走る30分の距離は相当です。

みな、おうちは古い日本家屋
家の前には畑と田んぼと川。
昔話の世界です。
土地の持ち主たちはそこを見捨てて、新しい家や場所に移って行った、
長い間打ち捨てられていた、そんな家を借りて、あたらしい息を吹き込み、
一から暮らしを創っていっています。

ちょうど田植えのシーズンで、どこに行ってもみな田植えの真っ最中。

畑に種を撒き、田で稲を育てる。
自然農で無農薬、無肥料、
昔の家を引き継ぎ、庭先にはヤギやニワトリがいる。

3年前までは、葉山のおしゃれなお店で、ときに顔を合せていた友人たちが
一気に何十年か前の日本の暮らしへ。
なんだか感無量です。

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でもそこには、ワクワクの創造の日々がつまっています。
火を熾すこと、山の水のパイプの点検、田起こし、動物の世話、
日常、ただ生きるだけに日々がある。
そのひとつひとつが大変であっても、丁寧にやることは、なによりもクリエイティブなこと、
一番の楽しいことでもあるでしょう。

祖父、曽祖父たちの時代の基本の暮らしかたの上に、
今の時代の新しい試みが加わり、長年放置されていた古屋も、うれしそうに活き活きとしています。

自然やまわりの生き物との調和と共生の上にのみ、人は暮らしてゆけるということ、
その原点に還った、彼らの淡々とした暮らしぶりに、少々胸が熱くなり、
私もまた思いを新たにした、今回の旅でした。

みんなに逢えてよかったよ。 

xusa

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  1. 2014/07/19(土) 10:56:32|
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