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草虫こよみ xusa musi coyomi

:::::::::::::::くさ むし そら うみ つち ひかり

土の上に 床の下に 

ワケあって、おとといから、よもぎうえはら寝袋生活。

もともと縁側の庭に面したところの大引が朽ちはじめていて、小手先修繕してきたのですが、
硝子戸やアミドの開け閉めに支障がきて、musiにはそれが耐えきれず、しかし自分では直せないので、
下町の工務店さんに来ていただきました。
代々木上原界隈には古い家を修繕してくれて、かつmusiとも相性あう大工さんとまだ出会えていないので、谷中の阿部建築さんにお願いしました。
一年待ちでした。ありがたいです。

当初、大引を直して、濡れ縁を80センチ出して、出入りしやすいようにするだけだったのですが、この縁側の両端の床がへこんでいるので、床のはりかえとあいなりました。
この縁側に面した畳の部屋が寝室なので、書斎で寝袋になったのです。

一日目、書斎の床に寝ていたら、あまりの虫の声と、昼間に戦前からの床下の土を見たせいか、この土地が武蔵野の野原か薮だったころの記憶みたいな風景がありありと感じられて、眠れなくなりました。
けっきょく書斎のロフトにのぼって寝たところ、こんどは天窓が近くて、空がせまってきて。。。
環境がかわったからか、秋だからか、夜が長くなっています。

土の上に生えていた木が、伐られて、土と石の上で、家になる。
放っておけば、土に還る木を、土の上にたてる。
そんなことをする人間。

ゆかした

改修旅行中のmusiより
  1. 2014/09/18(木) 10:52:19|