草虫こよみ xusa musi coyomi

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今年のお味噌

味噌のためのお部屋ができて、今年もお味噌を仕込むことができました。
南部桶正作の、四斗、三斗、二斗の桶が、並びます。
すべての桶の竹たがは、津波がおしよせた岩手県の宮古付近に育ったマダケ。
それぞれ、今年の2015年、2014年、2013年。
そして2012年の麦麹大豆味噌は別の琺瑯ポットに、
2011年の2月に仕込んだ米糀小豆味噌はプラスチックの2リットル入りのタッパに収まりました。
これは丸四年味噌になったのです。
この米糀小豆味噌は、TABIのささたくやくんと現おこさまボーイズの島田麻衣さんとの、三人で仕込んで、そのときは大きな地震が起こるなんて、まったく知らずおりました。
残り少なくなった震災前仕込みの小豆味噌はもうすぐなくなって、これからは震災後の味噌ばかりになっていくのです。
過去のときをつつんだひとつのものは、とくに食べものだから、消えていく。わたしたちのからだをつくって、通過して。

四年の時の堆積で極上の味噌になったけど、わたしたちに積もっていったもの、醸したものってなんだろう。
個人的には足りなさばかりで、震災にあった方たちには申し訳ないような日々を送っている。。。
もっともっと生きられるのに、くよくよしたり、ぶらぶらしたり。

今年は、ひよこ豆を大麦麹で仕込みました。
この味噌が熟成する日々にも悲しみ喜びいろいろあって、すべてをつつんで醸していく。
毎年、お味噌が仕込める幸い。

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撮影:石田千里

musi
  1. 2015/03/12(木) 22:22:08|
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