草虫こよみ xusa musi coyomi

:::::::::::::::くさ むし そら うみ つち ひかり

草の布 紙の布 展覧会


過去の母娘展のDM 1997

葉山芸術祭が始まります。
今年は前半に展覧会、後半に草講座ワークショップをします。
まずは展覧会のご案内。
私の草の布と、亡き母、矢谷美貴子の紙布作品を、ほんの少しだけ展示します。
くわしくはこちら

◎【草の布・紙の布】母娘展 4月26日(日)〜4月29日(水) ◎
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葉山芸術祭参加

【日時】4月26日(日)〜4月29日(水) 12時〜16時
【場所】草舟 on Earth   無料 


私の「草の布」と、少しだけ母の「紙の布」。
「草の布」展示は1993年から2005年までの私の野生の草の織物の作品。
今回少しだけ、亡き母制作の紙布の着物と帯も展示させていただきます。
私の草の織物はこれまでにもすでにご覧いただいているかとも思いますが、母の紙布を十数年ぶりに公開いたします。
母は専業主婦でしたが、私と同じくその技法を独学で、素材に聴くスタイルで、和紙から糸をつくり草木で染め、着物や帯を織る人でした。
50歳を超えてから取り組み始めた紙布の織物作品に於いて、信じ難い丹精な手仕事を成し遂げました。
しかしながら娘の私が言うのも憚られますが、大変に謙虚な人で、世に問わない、ということを課して日々製作だけに打ち込んでいた人でもありました。
私の取材に来られていた工藝の本の方が、母の作品を見て驚嘆し、世に知られていない人でこんな人がいたのか、と、さっそく特集でとりあげてくださったこともありました。
でもその後のさまざまな問合せやオファーには固辞し、ただ紙布つくりに明け暮れる日々、質の高い紙布の着物と帯を、短い間で膨大に織りあげました。
私に到底かなうことではありません。

そんな母を無理やり引っ張り出して、生前二度だけ母娘展をしたことがあります。
今回は没後初めて、膨大な作品のなかから、ほんの少しだけの母の織物と娘の草の布展です。
どうぞ、この母の丹精な手仕事をご高覧いただけましたら幸いです。

*紙布
 和紙を細く切り、縒りをかけて糸に紡ぎ、草木で染めて織った布。夏は涼しく冬は暖かく、木綿よりも丈夫な、日本の智慧の織物です。

*草のお茶や草のお菓子をご用意しています。

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「季刊 銀花」1996
写真:(C)小林庸浩

xusa
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母が亡くなる少し前、musiさんがキュレーターとして、母に取材を申し込んでくださったことがあります。
そのときにも「私などそんな存在ではない、世で活躍している方に申し訳ない」と頑なに固辞していました。いまから思うとほんとに残念、母の紙布つくりは娘の私もなにも聞かないまま・・
駆け抜けるように逝ってしまいました。でも、そういう人でした。
  1. 2015/04/20(月) 22:00:49|
  2. xusaのしごと