草虫こよみ xusa musi coyomi

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クサギの実、縁の色

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松江でひとり反物を織る(座繰りで糸をつくり、染めて)女性の工房を訪ねました。
ちょうどクサギの実の時期で、今が採りどき、と、いっしょに採取。
クサギの時期はとっても短いし、保存もできない(冷凍であるていどできるが)ので、とりそこねると次は来年しかないのです。
ガクが蝋質なんですね。

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クサギの実をむしりながら、ひとまわりほど年上の美しい人から、その仕事に込める思いをつらつらとうかがう時間。
わたしは、クサギの実を見ながらも、まだ一度も染めたことはなかったのですが、いつか染めてみたいなあと思ってから、20年以上。そんな時を経て、今、こうやって、今年はじめて出会った人とクサギの実をとりわける。縁とは、なんというものか。まさか、クサギを松江の染織家の工房でとりわけるなんて思っていなかったけど、そう定められていたようにも感じる。

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彼女は20代で石垣島にいって、9年間で100反を紡いで染めて、織った。それが今の精緻な仕事の土台になっている。わたしの100反はなんだろう、とめまいがする。もしかしたら、まだ100反がないのかも。。。
しかし、ないのなら、これから紡ぎ織るしかない。目にみえない布かもしれないけれど。

musi

  1. 2015/10/01(木) 20:15:08|
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