草虫こよみ xusa musi coyomi

:::::::::::::::くさ むし そら うみ つち ひかり

草暦絵巻

IMGP0418.jpg
今夕の海(庭より)

各地で初雪などが降ったという、
冬土用入りの今日、
三浦半島の入り口あたりに位置するこの地では
雪もほぼ降らず、日中しとしと雨の、
ようやく冬らしい冷え込みの一日でした。

夕方雨もやみ、荘厳な雲間の夕焼け、
そして、夜になって、強い風に雲も飛ばされ澄み渡る寒空には、
風の向こうのつやめくの星々と、裸木のシルエット、
今夜の庭の風景はまさしく今年の草暦の1月です。

IMGP0117.jpg

そう、今年の草暦の絵は、私の住んでいる周囲の景色となりました。

これまでも毎年、自分の居る風土の自然の様子がすこしずつ描かれていたのですが、
各月その時々、繋がりのないシーンでした。

2016年版は、始めて絵がひとつらなり、
絵巻物のようにつぎつぎと景色が拡がっていきました。

今回の暦、描き始め、一本の木から始めようと思いました。
気が付くと、それは庭の木であり、
それに連なって行く、私が暮らすこの山の風景であり、
生きものたち、植物たちに、自然になっていったのでした。
日々、見ている、刻まれている風景。

IMGP0111a.jpg

そのことに気づいたとき、
暦というのは単に月日の推移や目安のことだけではなく、
自分の棲む風土と自分との関係、
自分をとりまく環境の、季節ごとの動物、植物の営み、
月や太陽や星の運行、
それらが壮大に絡み合ったものなのだということを
あらためて実感させられたように思います。
生かされている、
ということも。

11年目の草暦、
たくさんの命を乗せて迴る、小宇宙。

今夜も月、星はうつくしく、
その光を浴びるひとときを、今年はもっと味わいたいものです。

素敵な真冬の夜をお過ごしください。

xusa

IMGP0107.jpg
2016折り本キット
  1. 2016/01/18(月) 22:26:10|
  2. 草暦