草虫こよみ xusa musi coyomi

:::::::::::::::くさ むし そら うみ つち ひかり

マーマースクール 七草玄米粥の会

去年、六本木のフラットハウスでやらせていただいた「季節の魔法、七草玄米粥」を、
今年は世田谷ものづくり学校IIDでやらせていただくことになりました。
ここでは草摘みもできるし、人数も2/3くらいにして、じっくりとやりましょう、ということに。

都会ではなかなか草摘みができないのですが、
10年近くおつきあいしているIIDは、野草がたくさん残っている、都会では希有な場所。

七草にまつわる故事は、世の東西を問わず、人がいかに植物から力をいただいてきたか(薬効などそういう対処的なことだけでなく)を教えてくれます。
2015年という変化の年を、この東京での草摘みではじめられることに、なんだか身がひきしまる思いで、同時にわくわくもしています。

魔女入門一日講座 季節の魔法,玄米七草粥→

そしてこの七草の翌週は、てのひらワークスさんの「足元からの生態学」をはじめます。

去年の夏の終わりに草舟で白鞣しのサンダルをつくって、とってもよかったので、多くの人と共有したくて世田谷でも、小林智行さんにやっていただくことになりました。

植物も動物もこの世で生きる同じイノチなんですね。
でも境目があって、それをとびこえたり、はずしたりして生きている。

新しい年、この宇宙のささいで、いちどきりの、瞬間を、いまいまに、生きていきます。

musi
  1. 2015/01/06(火) 11:03:11|
  2. 季節のしごと

柿渋づくり

しぶ0

毎年、自家用(わたしはおもに雑草園のデッキ塗り)に落ちた青柿をしぼって、発酵させない柿渋をつくっています。ちょこちょこっとやるには、落ちたものをみつけたら、しぼって、その汁をデッキの板に塗る、という、なんとも何気ない季節のふるまいなのですが、今年は久しぶりに同胞数名で渋づくり。

というのも、以前お世話になった京都は山城の柿渋屋さんからおもしろいお話をきいたから。
そのとみやまさんの現社長さんが、パンフレットかwebか何かにmusiの書いた文をつかうということで問い合わせをいただいて、そのときに雑草園にある小さな、熟しても甘くならない豆柿のことをお話したら、
「それはとても貴重な渋とり用の豆柿です。わたしは今それを守る活動をしています、大切にしてください!!」と熱く語られたのです。わたしがお世話になった先代から代替わりして、今はその姪ごさんが現社長。

くだんの小粒柿、どんだけ干しても、あまくならないんだって! わたしは干したら、何個かはあまくなったけど、どうして??って、不思議に思っていました。やり方がまずいのかなあと。
そういう柿だったのです。

しかし、小さいので、集めるのが一苦労。
しかもしばらく採ってなかったので、木がのびて、手持ちの高枝伐りもとどかず、木登りもちょっとできそうになく。。。右往左往していたら、となりのみさちゃん登場。昭和16年生まれの男子。
「腰がいてえからよう、登れねえよ」とかいいつつ、長い竹竿をつくってくれたのです。
その華麗なる動きといったら!
「性のいい竹をえらべ」といわれ、もたもたしてたら、腰がいたいとかいいつつ、さっさとマダケの丘まで登ってきて、鉈でさくさく枝をおとして、あっというまに「えーーこんな長い竿を!」という竿をつくり、それをあやつって高所の柿をとったのです。
かっこよすぎ!
「地面にたてれば高いとこのもとれるべよ」
竿をもつんでなくて、地面をささえにしてあやつるのです。
子供のころからやっているんだって。
遠目もすごくきくみさじじい。

きっとこういうことの上手なじいさんがたくさんいるはずなんだけど、みさちゃんみたいに披露できないんだなあ。
しぶ1

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青柿というだけあって、青く発光しています。
中くらいの半渋柿もまじってます。

musi
  1. 2014/08/26(火) 18:03:31|
  2. 季節のしごと

家事のリストラ

どんな女性解放運動家よりも女性を解放したのは松下幸之助だ、っていう話がある。
洗濯機や掃除機の普及が、女性を家事労働から解放したというのだね。ミシンもそうかな?? 冷蔵庫もかな。
ともあれ、そうともいえるし、そうでないともいえるなあ、と洗濯機無し暮らしをして実感している。
家事をラクにしたところもあるけれど、そのあいた時間で何をするのかが問題だし、
けっきょく当時は高かった洗濯機を買うために外で働かなきゃいけなかったり。
洗濯も必要以上にするようになったし。。。

わたしの場合は、洗濯機がないと、工夫するようになりました。
すごーく考えて洗濯計画をたてるし、服や布選びも変わってきている。
冷蔵庫もそうです。
この数日、musiは「冷蔵庫で保存しなくちゃいけないものは、保存食ではなーい」と叫んで、
今まで人から「石田さんは保存食をよくつくるね」とかいわれていたことが全部そらごとのような気になっています。保存食の悟りの境地?
味噌や梅干は正真正銘の保存食で、冷蔵庫につまっているものは「賞味期限延長食」なんですね。

焚き火ができなくなって、真剣に庭の植物のことを考えなくちゃ、と思ったり、
どうやら家事の再構築がはじまったみたい。
おばあさんになって、自分の手で身のまわりのことをすっきりできる人になるための、
はじまりにしたい、と蒸し暑い日に、決意しています。

時代とともに変わる家事の技術、年齢によっても変わるだろうし、
だから、それぞれがその暮らしに応じて工夫したらいいんだよね。
オートマティックに一般的な手法をとりいれるよりも、考えて工夫して探していくのはおもしろい。

画像はインドでの叩き洗いの様子。
脱水は、筒棒に布を巻いておしつけて水を切ります。
うちではこれはできないけど。。。

叩き洗い

musi
  1. 2014/07/11(金) 21:26:51|
  2. 季節のしごと

えみおわす春市 よもぎうえはら hakoギャラリー

なんだか年中行事となってきた春市。何回目なんでしょうか。
震災の年は、5月に延期になりましたが、
今年も3月の春分のあたりにみなさんと会えるんですね。
この空気感。
代々木上原の街が、よもぎうえはらになる6日間!
ぜひ遊びにいらしてください。

えみおわすの服は新作も多いみたいです。

musiは野良娘たちとラーメンをつくりますよ、なづけて野良ーめん!!
じゅんちゃんがつくってくれた切り絵です。

野ラーメン

竹の灰汁をかんすい(アルカリ)のかわりにつかうので、マイルドですが、
ラーメン精神はございます。
どうしてラーメンなのかは、おあいしたときにでもお話しますが、
じつはねえ、musiはこれまでの人生で、ラーメンには興味がなかったのです。
(だから、ちまたにあるラーメン道については無知なので、できるのかも。こわいものしらず?)

どうしてラーメンって、湯切りをするのか、ってみなさんご存知でしたか?
たぶん、秘密はやっぱり苦い水、かんすい=アルカリにありますね。わたしたちは灰汁をかんすいとして使います。

おもしろいのはねえ、
灰汁をいれてこねた麺は、茹で水がほとんどにごらないの。
麺がくっつかないようにふりかけた粉ですこしにごるけど、小麦が溶け出さないのです。

秦野雑草園あたりの春の野草とラーメンの出会い。
いたずら心満載です。

musi
  1. 2014/03/12(水) 10:14:31|
  2. 季節のしごと

ビロードの肌、ルビーの輝き

遅れていた梅の干し仕事、夏休み前に終えました。
場所や用具の関係で、まずは白梅を干して、赤紫蘇の梅へ。

梅バアの梅干しのワークショップでは、「干せなければ干さなくてもいいですよ」といっていますが、
せっかく晴れたらやっぱり干したいですね。
そのほうが保存性は高まるし、持ち運びもしやすくなります。
お部屋の中でも干してみてくださいね。
ただ、干せないからと、梅仕事をあきらめないで、ということなのです。
カリカリ梅はわたしも干してないし。

完熟梅をたっぷりの赤紫蘇でつけて、干し上がりのタイミングがあえば、
ビロードの肌触りで、果肉はルビーの輝き。これぞ梅星、きらきら。
塩が析出せずに、やわらかく干せたら、ということですね。

うめぼし1

「完熟梅赤紫蘇たっぷり」の高級梅干しは毎年少しだけつくります。
完熟梅はたくさんはとれないし(拾えないてこと)、うちの赤紫蘇も限られているからなんですけど。
上手にできたものはよくよく見ると、まだウブ毛があるのです。

うめぼしアップ

そういえば、梅を干せる暮らしがしたい、というのが会社勤めをやめた理由だったなあ。
月暦七夕の願いが、ひとつはたしかに、かなっていたのだと、
ないものねだりをしがちな自分に、お伝えしました。

現実は、一歩一歩。

今日も端っこからやっていこう。

まるで一足飛びに別世界にいくように、夏休みの昨日はずいぶん遊んだから!
(なんとお盆の首都圏、渋滞無しに三浦海岸まで連れていってくれた友達がいたのです。彼らも、きっと毎日毎とき、ひとつひとつやっている。ちょっとした奇跡に感謝)

musi
  1. 2013/08/15(木) 13:05:28|
  2. 季節のしごと

北国とのぶつぶつ交換

北のめぐみ

実りの季節、北に住む友人たちからはリンゴやその加工品、そしてしょっつるも。

こちらは南国というわけではないけど、岩手や青森ではめずらしいスダチやしょうが、こんにゃくなどを送ります。

しょっつるはナンプラーの仲間なので南国でもつくれるのでしょうが、三陸でとれた魚からのしょっつるは、つくる人のせいか、とても透明感があって、おいしい。(ちなみに彼女は桶屋のおかみさんでもある)

紅玉でつくったアップルジェリーも、やっぱり北の国の清浄さがあるのか、その人のせいなのか、宝石みたいです。(ちなみに彼女は科学系の翻訳家)。

宅急便のおかげで、個人的にこういう「交易」ができる。
交通の発達。車、石油。
自然界の恵みと人の知恵の融合。

musi
  1. 2012/11/26(月) 15:19:16|
  2. 季節のしごと

スーパーredな梅野郎!

なかなか干せない年もあり、干せすぎる年もあり。

この夏はよく干せますね。
わたしは、今年は赤い梅干を、上等に漬けようと決意して(!)、とりくみました。
梅の量に対して紫蘇をたっぷりにしたので、スーパーレッドな梅干のできあがりは少ないです。
この梅をつけていた梅酢は、スーパーフローラルな香りになったので、一部は赤紫蘇の香りをつけずに保管しました。

真っ赤うめ

すごく赤い。母や祖母の梅干みたいになってうれしい。

ゴーストっぽい白梅も干し上がりました。何年後かにこの梅たちにまた助けられるんだろうな。

あとはIIDでの落ち梅を来週から干し始めます。これはオレンジっぽい仕上がりになりそう。
三種類の梅干ができてきます。

梅2しゅ

梅バアのりmusiより
  1. 2012/07/28(土) 16:07:05|
  2. 季節のしごと

天窓

梅雨明けがされたらしい、との告知前後のあの蒸し暑さ。みなさんどうされてましたか?
すごかったですね。

2晩は秦野にいってたのでmusiは助かりましたが、よもぎ上原にもどって、うっかりシーツをかえるのを忘れて、エリシルクのまま寝たら。。。エリのぬめり感になぶり殺されそうな一夜でした。。。
寝返りするなら起き上がって、シーツを麻にかえればよかったのですが、もうろうとしてただただ寝返りをくりかえしてました。
あんなに蒸し暑いと、ほんと、水の中に入っていたほうがいいですね。

翌日は天窓に墨染めの布をあてました。去年までは柿渋紙だったのですが、さすがに3年ほど使ったのかな、ぱりぱりにやぶれてきたので。

てんまど

シーツも苧麻にかえました。ひやっこーい。

でもここのところの曇りと低温で、シーツは冷たいくらい。そして暗いので天窓の布をとりました。。。

梅も干し途中です。

musi
  1. 2012/07/22(日) 22:49:30|
  2. 季節のしごと

庭仕事のたのしみvol.46 旧暦「若菜の節供」

先日告知した紙すきの前日、
2月4日土曜日に若菜の節供の会を世田谷ものづくり学校でします。

塚田さんの節供にまつわる不思議面白なお話と、裏庭散策。
そして煎り玄米のお粥に自家製こんにゃくをいれて、秦野からのセリと世田谷の野草を摘んでいただきます。
煎り玄米粥は、土鍋で玄米を煎ってかんたんに炊けて、消化もいいので、おすすめです。煎るところから一緒にしましょう。大山菜の漬物も発酵コンディションがいいのでもっていけそう。 musi

okayu
  1. 2012/01/15(日) 17:14:42|
  2. 季節のしごと

赤い梅

早池峰山の麓、岩手たいまぐらでは梅を夏につけたら、翌年の入梅前に干すそうです。北国なので梅が出回る時期が遅く、夏も短いからだと思うけど、たしかにその土地その土地、その季節にあったやりかたでやればいいのですね。
musiも、うちの畑で実生からの赤いシソが育ってくるのが土用を過ぎてからなので、自家製シソだけでやろうとしたら、どうしても干す時期が遅れる。それで、青梅でつくる白梅は土用にほして、黄熟梅での赤梅は土用のあと、晴れた日に干すことになる。
このほうがゆったりできるしね。

で、ようやくできてきたきた、赤い子たち。母も祖母もこれでもかーっていうほどシソを入れてたので、私もできるだけ入れるのですが、今年は赤ジソが少なくて淡い色。けど、中味はつやつや宝石みたいでした。

あかうめ1

紫蘇を漬けながら思い出すのは、母の紫蘇への執着?
musiが高校生のころ、赤紫蘇を買いそびれてしまった母が「T君のところにはないかしら」と仲良くしていた男の子のことをいう。いつもはあんまり仲良くしているといやがっていたのに。。。
畑を貸していたお家だったようで、すぐにドロップハンドルの自転車の後ろにたくさんの紫蘇をくくりつけて家にきてくれました。とてもかっこつけてた子だったので、その姿が意外で、かわいそうなくらいだったけど、母は大喜びでした。

そういえば、ちょうどmusiの世代はその子供が高校生くらいもいるんだよね。自分の子供の恋愛ってどんな気持ちだろう。

う、できたての梅干しはやっぱり、酸っぱいね。musi


あかうめ2

  1. 2011/08/17(水) 23:07:11|
  2. 季節のしごと
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